寒い冬やお正月によく飲まれている甘酒は、飲むと体がポカポカしてとても温まりますよね。
実は江戸時代から夏バテ防止に飲まれるほど、栄養が豊富なことはご存知でしたか?
今回は甘酒の種類やアルコール度数、おすすめの甘酒などをご紹介します。
甘酒の原材料は2つ!栄養や作り方、度数も異なる
甘酒の原材料には、「酒粕」と「米麹」の2種類がありそれぞれで作り方、栄養が全く違います。
今回はそれぞれの甘酒の違いについてご紹介します。
酒粕甘酒の作り方と栄養
米麹を発酵させて作った「もろみ」をしぼると日本酒ができますが、その残りかすとして出たものが酒粕です。
スーパーなどで販売されている多くが酒粕を原料とした甘酒で、砂糖などを加えられて製造販売されています。
作り方も簡単で、お湯に酒粕と砂糖を加え、一煮立ちすればできあがり。
栄養成分では、美肌効果アップのビタミン、ミネラル、タンパク質、食物繊維が豊富です。
酒粕を原料とする化粧品が販売されているほどなので、美容効果がとても期待できます。
米麹甘酒の作り方と栄養
米麹は炊いたお米に麹菌を繁殖させたものです。
麹菌の発酵でお米のデンプンがブドウ糖やオリゴ糖に変わり、砂糖を使わずに自然な甘さでます。
作り方は、炊飯器でおかゆを作り、そこに米麹を入れ、60℃〜63℃の温度管理をしながら、8〜10時間程度発酵させて完成です。
手間がかかるので甘酒メーカーや、ヨーグルトメーカーを使って作るのも◎
砂糖を不使用なのでカロリーも少なく、ビタミンB群も豊富、腸内環境を整えてくれるブドウ糖とオリゴ糖が豊富なのでダイエット効果が期待できます。
夏バテ予防や風邪予防として飲まれ「飲む点滴」と称されるほど、栄養価の高い甘酒です。
それぞれのアルコール度数について
甘酒という名だけに、酒粕と米麹それぞれのアルコール度数なども気になりますよね。
特に車の運転をよくする人はチェックしておいてくださいね!
酒粕甘酒はアルコール1%未満
酒粕を原料にしている甘酒は、アルコール度数1%未満です。
酒粕自体には100gあたり、約6〜8%ほどの度数がありますが、製造過程での加熱でアルコールが飛ばされ1%ほど残った状態になります。
市販されているものは、酒類の分類ではなく清涼飲料水の分類として販売されていて、誰でも購入することが可能です。
自家製で作る酒粕甘酒の場合は度数が分からないので、アルコール度数計で計測して確認する方法があります。
度数1%未満でも飲酒には注意が必要
酒粕甘酒を飲む場合、1%未満とはいえアルコールゼロではないので、小さい子供や妊婦、授乳中のママは注意が必要です。
特にアルコールに免疫のない乳児や小さい子供、極端にお酒の弱い人はリスクがないとは言い切れないので控えた方いいでしょう。
車の運転も、極端にアルコールが分解されにくい体質だった場合、酒気帯び運転になる可能性もゼロではないので控えた方安心です。
麹甘酒はアルコールなしだから誰でも飲める
米麹で作る甘酒はアルコールが全く入っておらず、子供から大人まで安心です。
妊婦さん、授乳中、お酒の弱い人、車の運転をする人でも全く問題なく飲むことがきます。
お正月やパーティーなどでみんなで集まって飲む場合は、米麹を甘酒を作って振る舞えば安心です。
夏バテにも効果あり♪麹甘酒レシピ3選
米麹甘酒は、江戸時代には夏の栄養ドリンクと言われていたほど夏バテ防止、熱中症予防にも効果があります。
毎日手軽に取り入れたいなら自宅で作るのがおすすめです。
アルコールゼロなので子供でも安心、夏におすすめのレシピやおやつをご紹介します。
やさしい甘さが美味しい自家製麹甘酒
お米と米麹があれば、炊飯器で簡単に自家製の麹甘酒を作ることが可能です。
豆乳や、柑橘系のジュースで割って飲むとさらに美味しくなります。
夏バテ予防に効果があるので、夏に積極的に取り入れたいレシピ。
自家製甘酒。by 栁川かおり|レシピサイト「Nadia」|ナディア
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