忙しい生活のなかでも欠かすことができない日々の食事作りは、少しでも時短でストレスなく済ませることができると嬉しいですね。
そんなときに重宝できるのが冷凍保存です。そこで今回は、自分の目で選んだ新鮮な野菜を上手に冷凍保存するコツと活用アイデアをご紹介します。
野菜を冷凍保存するメリット
冷凍保存といえば、以前は水分が抜けてしまったり、霜がついて使いものにならなくなったりといったこともありましたが、技術の進化に伴い、冷蔵庫の性能は年々良くなり、一昔前に比べれば、目覚ましい進歩を遂げています。
最近では購入した食材を冷凍したり、冷凍保存を前提におかず作りをしたりと、冷凍庫を活用することは当たり前になりましたね。
冷凍保存のメリットについては次の通りです。
余すことなく使い切るから節約できる
新鮮な野菜は、特売日やセールの日にまとめ買いしておくと食費を安く抑えることができます。
とはいえ常温や冷蔵保存では鮮度を良い状態で長く保つのは難しく、せっかく大量に買ってもうまく使い切ることができずに処分してしまう方も多いのではないでしょうか。
そんなとき、冷蔵より長く保存できる冷凍保存をすることとで、安く手に入れた野菜を無駄にすることなく食材を最後まで使い切ることができます。
まとめ買いしたら新鮮なうちに冷凍保存!そうすることで食費を無駄にすることなく上手に節約できるのです。
下処理してあるので日々の料理作りが時短に
野菜を冷凍保存するメリットは、なんといってもすぐに使える便利さです。
保存する際に洗って切るなどの下処理は必要ですが、時間があるときにまとめて行うことで、平日の帰宅後や忙しい中急いで準備する晩ご飯作りの際に、すぐに使うことができて大変便利です。
例えば、スープひとつにしても袋に入ったままのエノキや小松菜を洗って切って…といった準備を忙しいなかで行うのはストレスに感じますが、冷凍庫から取り出して鍋に投入するだけならあっという間で、とても快適スムーズに食事作りを進めることができます。
新鮮野菜を上手に冷凍保存
ここからは、新鮮な野菜を上手に自宅で冷凍保存する方法と活用レシピをご紹介します。
今回はたくさんの野菜のなかから、とりわけ冷凍保存がおすすめの野菜をピックアップしてみました。
野菜をまとめ買いをする際、日々のライフサイクルを考えて、冷凍保存しやすい食材を選ぶのも1つです。ぜひ参考にしてみてくださいね。
ほぐして保存でうま味アップ!きのこ類
えのきだけやエリンギ、シメジ、マッシュルームなどのきのこ類は冷凍保存することでうま味が増すと言われています。
えのきだけやシメジは、根元の石づきを切り落としてほぐしてからジップロックなどの保存袋に入れて冷凍保存します。
エリンギやマッシュルームは用途を考えてスライスしてから冷凍保存すると、使う際に便利です。
きのこ類は水気を含むと傷みやすく風味も落ちてしまいますので、洗わずに汚れなどが気になる場合は拭き落とすようにしましょう。冷凍保存で3週間ほど保存できます。
きのこミックスで味わい深いバター炒め
いろいろなきのこをミックスして冷凍保存しておいたものを炒めたメニューです。
さまざまな種類のきのこから出るうま味や風味が組み合わさって、香りも良く食感の違いも楽しむことができておすすめです。
凍ったままのきのこをフライパンに入れてしっかり炒め、コーンを加えてバターと塩コショウで味付けすれば立派な1品が完成です。
冷凍きのことコーンのバター炒め by 冷凍王子❄︎西川剛史|レシピサイト「Nadia|ナディア」
冷凍してもシャキっと食感のれんこん
れんこんは下処理した状態でも、きんぴらなど味付けした状態でも、食感や風味が変わらず美味しく食べることができます。
調理前の状態で保存する場合は、皮をむいて輪切りにし、アクがでるので酢水にしばらくつけてから水気をよく拭きとって冷凍保存します。
ひと手間加えて、酢水であく抜きをしてからサッと茹でてから冷凍するとより歯ごたえも良くなります。
加熱しすぎないようにごく短時間、湯通しする程度にしましょう。炒め煮などに使用する際には、解凍せずにそのまま使用できます。
甘辛れんこんの照り焼き
下処理した冷凍のれんこんはいろいろな料理に使うことができますが、こちらは調理してから冷凍保存するのにおすすめなレシピです。
酢水につけてアク抜きしたスライスのれんこんを砂糖としょう油の甘辛い味付けで照り焼きにして作ります。
シャキシャキした歯ごたえが残るように、炒めすぎに注意して味を絡め、しっかり冷ましてから冷凍します。