夏に向けて日差しが強くなってくると、気になるのが紫外線。日焼け対策を兼ねた朝のベースメイクは、つい時間がかかってしまうことも…。
そんな方向けに、日焼け止めと化粧下地が一緒になっている優秀アイテムが、各メーカーから出ています。
今回は、1本あると便利なUVカット下地やおすすめアイテムと、日焼け止めの効果的な塗り方についてご紹介します。
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日焼け対策のポイントとSPF・PAの意味
日焼け対策のポイントとSPF・PAの意味
- UVケアは日焼け止めのみでもOK!ただし注意が必要な点も
- 絶対に焼けたくない方は日焼け止め・UV機能付き化粧下地のダブル使いがオススメ
- SPFはシミ・そばかすの原因となる紫外線UV-B波の防御効果
- PAはシワ・老化の原因となる紫外線UV-A波の防御効果
メイクをする中で「日焼け止めは化粧下地の代わりにならないの?」「両方塗らなきゃダメ?」と様々な疑問を抱えている方がいらっしゃいます。
日焼け止めに記載されている、SPFとPAの意味はご存知でしょうか?とにかく数値が高いものを選んでおけば間違いないと思いがちですが、注意も必要です。
購入を考えている方は、ぜひ着目してみて下さい。
⑴UVケアは日焼け止めのみでもOK!ただし注意が必要な点も
結論から言いますと、日焼け止めか化粧下地のどちらかだけを塗っても大丈夫です。
選び方のポイントは、下記2つです。
- 日焼け止め:「化粧下地として代用できます」といった旨がパッケージや公式サイトに書かれているものを選ぶ
- 化粧下地:UVカット機能があるものを選ぶ
ただ、化粧下地には日焼け止めにはないメリットもたくさんあります。毛穴カバーや肌色補正、メイクのノリをアップしてくれる効果などを求める方は、UV機能が入った化粧下地を選ぶことをオススメします。
⑵絶対に焼けたくない方は日焼け止め・UV機能付き化粧下地のダブル使いがオススメ!
基本的には、日焼け止めかUVカット機能のある化粧下地のどちらか1つで済ますことができます。
しかし、「絶対に焼けたくない」「化粧下地だけだと不安」という方は、両方使うと安心です。1つだけを塗るよりも、カバー力がアップしますよ。
化粧下地のUVカット機能+日焼け止めの組み合わせは、日焼け対策をしつつメイクの崩れを防いでくれます。
SPFはシミ・そばかすの原因となる紫外線UV-B波の防御効果
SPFはSun Protection Factor (サン・プロテクション・ファクター)の略です。紫外線のうち、シミ・そばかすの原因となるUV-B波を防ぐ効果の値をあらわしています。
UV-B波は、肌表面を赤く炎症させ、メラニン色素をつくらせ色素沈着を引き起こすと言われています。
SPFの数値は1〜50+まであり、「紫外線を浴びてから肌が日焼けするのを遅らせる時間」を指します。
しかし、単純にSPF30だから30時間延長できるという訳ではないので注意が必要です。
日焼けの延長時間の計算方法とは?
SPFの計算には、「SPFの数字×日焼けし始めるまでの時間=延長時間」という方法が使用されています。
日焼けし始めるまでの時間は、肌質などで個人差はありますが10~20分程度かかります。
→SPF30×10分=300分(5時間)
つまり、日焼け止めを塗っていない状態より約5時間、日焼けの延長ができるという目安になります。
またSPF50+という商品がありますが、この表示はSPF50より効果が高いというという意味です。
SPF値の数値と選び方
SPFは、数値が大きいほど防御効果が高くなりますが、その分肌への負担も大きくなります。下記の表のように、目的に合わせて数値を選ぶようにしましょう。
外出シーン | 適切なSPF値 |
---|---|
近所へのお買い物・軽い散歩 | 15〜30 |
長時間でない屋外でのレジャー・スポーツ | 30〜40 |
炎天下の屋外行動/海や山でのレジャー・スポーツ | 50〜50+ |
PAはシワ・老化の原因となる紫外線UV-A波の防御効果
UVカットというとSPFを気にしがちですが、実はPAも同じぐらい重要です。
PAはProtection Grade of UVA(プロテクション・グレイドオブUVA)の略で、紫外線のうち、シワ・たるみなど老化の原因となるUV-A波を防ぐ効果の値をあらわしています。
UV-A波は、肌の奥深くの真皮層まで到達しDNAや肌細胞を傷つけ、シワ・たるみなど肌の老化を引き起こす可能性があります。
雲や窓ガラスもすり抜けるため、室内や曇りの日でも日焼け止めが必要なのです。
PAの数値の意味と選び方
PAの表示はPA+からPA++++の4段階あり、+の数が増えるほど防御効果が高くなります。
しかし、防御力が上がるほど、肌への負担も大きくなります。下記の表のように、目的に合わせて数値を選ぶようにしましょう。
外出シーン | 適切なPA値 |
---|---|
室内 | +〜++ |
近所へのお買い物・軽い散歩 | ++〜+++ |
長時間でない屋外でのレジャー・スポーツ | +++〜++++ |
炎天下の屋外行動/海や山でのレジャー・スポーツ | ++++ |
- 日焼け止めを化粧下地代わりに使う場合、化粧下地としても使用可能と記載のあるものを選ぶ
- 化粧下地1本でUV対策を済ませたいなら、UVカット機能をもつ化粧下地を選ぶ
- SPFはシミ・そばかすの原因となる紫外線UV-B波を防ぐ
- PAはシワ・老化の原因となる紫外線UV-A波を防ぐ
- SPF/PAの数値は高いほど効果も上がるが、その分肌への負担も大きくなる
- 正しいUVケアは、目的に合ったSPF/PAの数値を選ぶことがポイント
UVカット効果をあげる!日焼け止めを塗る際の3つのポイント
UVカット効果をあげる!日焼け止めを塗る際の3つのポイント
- 日焼け止めを塗る効果的なタイミングは朝のスキンケア後
- 重ね塗り&こまめな塗り直しでUVカット効果アップ
- メイクの際は日焼け止め→化粧下地の順番がオススメ
日焼け止めは、適当に塗ってしまうと1部だけ焼けてしまったなんてことも…。
そのようなことにならないように、効果的に日焼けを防止する方法・日焼け止めの正しい塗り方を、チェックしておきましょう。
⑴日焼け止めを塗る効果的なタイミングは朝のスキンケア後
日焼け止めは、朝スキンケアをしたあとに塗るのがベストタイミングです。
外出直前にササッと塗りがちですが、それではしっかり乾く前に出かけることになり、よれて落ちやすくなってしまいます。
また、UV-A波は室内にも侵入するため、外出まで時間があっても朝のうちから塗っておきましょう。
⑵重ね塗り&こまめな塗り直しでUVカット効果アップ
日焼け止めは、外出前に1度塗れば大丈夫と思いがちですが、そんなことはありません。効果をより最大限に引き出すためには、重ね塗りとこまめな塗り直しが重要です。
日焼け止めを重ね塗りする意味とは?
重ね塗りの目的は、塗りムラをなくすこと。
日焼け止めは、1度塗るだけだとムラができやすいため、重ね塗りでカバーしてあげるとより効果が高くなります。
- 同じ日焼け止めや下地を二度塗り
- 日焼け止め+UVカット機能付下地
- 日焼け止めかUVカット機能付下地+UVカット機能付ファンデーション
日焼け止めにこまめな塗り直しが必要な理由とは?
日焼け止めは、顔を触ったり、汗をかくことで簡単に落ちてしまいます。どんなに数値の高い日焼け止めでも、2〜3時間ごとに塗り直すことが大切です。
そうは言っても、メイクの上から塗り直しは大変ですよね。そんなときは、パウダータイプやスプレータイプの日焼け止めがオススメですよ。
⑶メイクの際は日焼け止め→化粧下地の順番がオススメ
両方塗る場合のメイクの順番は、日焼け止め→化粧下地の順番がオススメ!
化粧下地は、肌の色を明るく見せてくれたり、くすみや毛穴をカバーする力があります。下地のあとに日焼け止めを塗ると、せっかくの効果が薄れてしまうのです。
また、化粧下地は、ファンデーションとセットで使用する方が多いです。下地には、肌表面を均一に整えて化粧ノリを良くする目的もあるため、ファンデーションの直前に使うのがベストです。
- 日焼け止めは、朝スキンケアが終わったあと塗るのがオススメ
- 紫外線UV-A波は窓ガラスもすり抜けるので、外出前から日焼け止めを塗ること
- 塗りムラを防ぐため、一度塗りではなく重ね塗りをする
- 日焼け止めは落ちやすいので、2〜3時間ごとに塗り直すことが大切
- ダブル使いする場合は、日焼け止め→UV機能付き化粧下地の順番で化粧ノリもアップ