香り豊かで風味のよいはまぐりは、和食はもちろんパスタやワイン蒸しなどの洋風料理とも相性の良い食材です。はまぐりが美味しい旬の時期は2月~4月の春の時期!
ひな祭りや春の門出のおもてなしにも欠かせない食材ですね。そこで今回は、はまぐりを使った春に食べたいおすすめのレシピをご紹介します。
春を感じる和の味わいはまぐりレシピ6選
古来より食用として馴染みのあるはまぐりは、一見どれも同じような貝の形をしているように見えますが、2つの離れた貝殻がぴったり重なり合うのは元の1対だけと言われています。
そのため夫婦和合の象徴として、ひな祭りや結婚式などおめでたい席に食べる食材としてお祝いの膳などに使われてきました。
はまぐりの凝縮したうま味はやさしく上品な味わいで、汁物に使うのはもちろん、酒蒸しにしてうま味がしみ出た煮汁とほかの具材を合わせれば、ランクアップの上品な料理に仕上がります。
ここからは、春の門出やお祝いごとにおすすめの和の味わいレシピをご紹介します。
上品な味わいのはまぐりお吸い物
春の季節行事、ひな祭りにも欠かせないシンプルなはまぐりのお吸い物です。
はまぐりからでるうま味を活かすため、かつお節ではなく昆布を使用して上品なだしに仕上げます。ちょうど良い塩加減に味を調えれば、味わい深いお吸い物の完成です。
塩辛くならないように塩を加える際には少しずつ味見をしながら入れましょう。
ハマグリのお吸い物 by rumi レシピサイト|レシピサイト「Nadia|ナディア」
春を感じるうま味抜群のはまぐり若竹煮
はまぐりのだしをたっぷり吸いこんだ若竹煮は、食卓に春を運んでくれます。
はまぐりと水、酒を鍋に入れて火にかけてできた茹で汁を使い、たけのことをコトコト煮て作ります。最後に一口大に切ったワカメを加えてさっと火を通したらできあがりです。
茹でたはまぐりと一緒に盛り付けて、香りのよい木の芽を添えると料亭の1品のようです。
◆ハマグリと若竹煮◆ 手軽に旬の味 by 宮本 明美 (らいむ)|レシピサイト「Nadia|ナディア」
ほろ苦い菜の花にだしがしみこんだはまぐり小鉢
ほろ苦い菜の花の鮮やかな黄緑色と、淡いはまぐりの身が春らしい1品です。
鍋にはまぐりと水、酒を入れて口が開くまで加熱します。硬めに塩ゆでしておいた菜の花は食べやすい大きさに切って、仕上げるに鍋に加えたら完成です。
はまぐりのだしを吸い込んだ菜の花は、口に入れるとジュワッとうま味がにじみ出ますよ。
菜の花とはまぐりのお浸し by 貞本紘子|レシピサイト「Nadia|ナディア」
はまぐりの味わいをギュッと凝縮!茶碗蒸しレシピ
はまぐりの濃厚なうま味が凝縮された茶碗蒸しです。
はまぐりの茹で汁に卵液を加え、茶こしで濾しながら器に注ぎ入れて蒸します。蒸し上がった茶碗蒸しに、むき身のはまぐりと白だしで調味してとろみをつけたあんをとろりとかけたらできあがりです。
おろしショウガを添えれば上品な香りで、おもてなしにもぴったりです。
濃厚!はまぐり茶わん蒸し by 橋本登志子|レシピサイト「Nadia|ナディア」
体温まるスープ春雨
菜の花とはまぐりのスープ春雨は、まだ肌寒い季節に嬉しい汁物です。
加工済みのはまぐりを使用すれば、砂抜きなどの手間が省けて、手軽に作ることができます。はまぐりを小鍋で茹で、薄口しょう油で味を調えてから春雨を加えて煮ていきます。
柔らかくなったら菜の花を入れ、色よく仕上げましょう。
5分でできる!菜の花とはまぐりのスープ春雨 by 食の広報 YUICHI|レシピサイト「Nadia|ナディア」
香りと豊かな風味が贅沢なはまぐりうどん
はまぐりのだしをかけつゆに使った贅沢なうどんです。冷凍うどんも上品なかけつゆを使えば、立派なよそいきメニューに!
淡く澄んだはまぐりの茹で汁の色味を損なわないように薄口しょう油と酒で調味し、三つ葉で彩りをプラスします。
香り豊かでうま味が口いっぱいに広がります。