お正月や春の門出、結婚式や記念日などおめでたい席に欠かせない食材といえば鯛ですね。鯛はさまざまな種類がありますが、多くは産卵期前の春先に旬を迎えます。
そこで今回は、これからの季節におすすめの鯛を使ったごちそうレシピをご紹介します。
ふっくら白身とお米の相性抜群な鯛レシピ8選
お祝いの席の魚として使われる鯛は、「めでたい」という語呂のほかに、赤い体の色で縁起が良いこと、ほかの魚に比べて寿命が長いことなどが理由となって、江戸時代から「めでたい魚」として重宝されてきました。
鯛は白身魚で淡泊な味わいですが、上品なうま味があり、特に産卵を前にした春先は脂がのって美味しいと言われています。
ふっくらとした白身とうま味はお米との相性も抜群。ここからは、お米と一緒に炊いた風味のよいごちそうレシピをご紹介します。
切り身でつくるふっくら鯛めし
鯛の切り身を使った手軽な鯛めしです。ストウブやル・クルーゼなど厚手の鍋で作ると、ご飯も鯛もふっくらと仕上がりますし、見た目もオシャレなのでそのまま食卓に出せておすすめです。
米は洗ってから昆布と一緒に浸水させ、鯛の切り身はグリルで焼き色がつく程度に加熱しておきます。あとはフタをして炊き上げれば完成です。
骨からうま味のあるだしが出るので、切り身でも骨付きのものを選びましょう。
鯛めし by 松井さゆり|レシピサイト「Nadia|ナディア」
ごまタレを絡めてご飯にのせるダシ鯛茶漬け
タレを絡めた刺身用の鯛をご飯にのせて、だしをかけて食べる出汁茶漬けです。
食事のしめにもぴったりで贅沢な味わいが楽しめます。練りゴマとしょう油などで調味したタレに薄切りにした鯛を加えてよく混ぜ合わせしばらくなじませて準備しておきます。
ご飯の上にタレごと鯛をのせ、みりんと塩を加えて薄く味付けしたアツアツのだしをまわしかけて頂きます。
わさびと青ネギ、ミョウガなどの薬味を添えるとまた違った味が口に広がります。
鯛の胡麻出汁茶漬け。 by 栁川かおり|レシピサイト「Nadia|ナディア」
鍋ごと出したいたけのこ入り炊き込み鯛ご飯
うま味抜群のだしが出る鯛の頭と、春に旬を迎えるたけのこを組みわせた炊き込みご飯です。
下処理した鯛は、先に10分ほどグリルで焼いて焦げ目をしっかりつけておきましょう。
鍋に米と白だし、水を入れて茹でたけのこと鯛をのせて炊き上げたら、うま味とたけのこの旬の味わいが口いっぱいに広がる炊き込みご飯のできあがりです。
鍋ごと出せば豪華な見た目に歓声が上がりそうですね。
筍と鯛の炊き込みご飯。 by 栁川かおり|レシピサイト「Nadia|ナディア」
春を感じる具だくさんな鯛飯
鯛を一尾まるごと使って、フライパンで炊き上げる鯛飯です。
直径の大きなフライパンは鯛をそのまま一尾入れることができるので便利です。鯛のほかに、たけのこや桜の花びらの塩漬けを使用し、仕上げに木の芽をトッピングして仕上げます。
春をギュッと詰め込んだ鯛飯は季節を感じられる1品ですね。
超簡単♪フライパンで15分で出来る、桜 鯛飯 by きゃらきゃら|レシピサイト「Nadia|ナディア」
うま味を凝縮した鯛のアラを使った和風リゾット
アラを使ったうま味凝縮の和風リゾットです。
鯛の頭とアラはサッと茹でてウロコや血合いなどをきれいに洗い流しておきます。下処理ができた鯛をグツグツ30分ほど茹でてうま味を引き出したスープを用意しましょう。
あとはフライパンに米を入れて透き通るまで炒めたら、濾した鯛のスープを入れて煮込み、仕上げにチーズと白味噌で味を調えればできあがりです。香り豊かで味わい深い1皿です。
鯛と筍の和風チーズリゾット by manngo(河野ひとみ)|レシピサイト「Nadia|ナディア」
炊飯器でできるお手軽鯛めしレシピ
立派な鯛が手に入ったらぜひ作りたいレシピです。炊飯器を使って作る鯛めしは手軽で良いですね。
鯛はうろこをとって2枚におろし、霜降りにして用意しておきます。鯛の半身と米、昆布を炊飯釜に入れてスタートボタンを押せば準備完了です。
炊き上がったら鯛の小骨を先に取り除いてから混ぜ込むと食べやすくなります。
残りの半身はほかの鯛料理に使えば、鯛づくしの贅沢な献立に。