茹でたり熱湯をかけてから使う野菜4選
葉物野菜は、さっと軽く茹でてから冷水につけると色がきれいになり、食感も良く仕上げることができると言われています。
1.ほうれん草は茹でたあと冷水につける
ほうれん草には、シュウ酸と呼ばれるあくの成分を含んでいるので、1分程茹でたあと冷水につけることをおすすめします。茹ですぎると色素が落ちてしまったり、栄養素が出てしまうので、軽く茹でるぐらいにしましょう。
2.せりは洗ってからさっと塩水でさっとゆでる
七草がゆに入れることでも知られているせり。よく洗ってから、塩を加えたお湯で10秒ほど軽く茹でた後、冷水につけましょう。
3.わらびやぜんまいは重曹入りの熱湯をかける
わらびはよく洗い、軸の部分を切り落としてから、バットに並べます。そこに熱湯と重曹を入れて冷めるまでそのままにしておきます。
わらび300gに対し、重曹は小さじ1、熱湯は2リットルが目安です。冷めたら冷水にとり、冷蔵保存しておきましょう。
わらびのあく抜き by 管理栄養士旬菜料理家 伯母直美|レシピサイト「Nadia|ナディア」
4.ふきは重曹入りの水で軽く茹でてから冷水へつける
煮物にすると美味しいふきは、1リットルの水に重曹小さじ1杯を入れて沸騰させてから、ふきを入れて3分程茹でます。
フキの太さのによっては3分で柔らかくならない物もあるので、太い物は茹で時間をもう少し長めにしてみましょう。茹でた後、冷水につるけと色がきれいに仕上がります。
レモン汁をかけて変色を防ぐ野菜2選
レモン汁を振りかけることで、野菜の変色を防ぐことができます。野菜の色を生かしたサラダやカルパッチョなどを作る時に、レモン汁を振りかけてみると良いでしょう。
1.マッシュルームを生で食べる時はふき取ってからカット
マッシュルームの新鮮なものは、生のままサラダにして楽しむことができます。よくふき取り、カットしてからレモン汁をかけておくのが良いでしょう。
マッシュルームは酸化しやすいので、レモン汁を振りかけておくと変色を防ぐことができます。鮮度の落ちたものは生で食べないようにしましょう。
2.アボカドは皮をむいてカット後に
アボカドは森のバターと呼ばれ、サラダやカルパッチョにしていただくと美味しいと人気があります。アボカドはポリフェノールを含んでおり、空気に触れると変色してしまいます。
それを防ぐためには、カットした後レモン汁を振りかけておくのがおすすめです。レモン汁がない場合、酢で代用しても問題ありません。
米のとぎ汁や米ぬかで煮てから使う野菜2選
米のとぎ汁や米ぬかを使用してあく抜きをする方法もあります。えぐみを取り除くことができ、野菜の美味しさが増すと言われています。
1.大根は米のとぎ汁で
大根はサラダ・おでんなどの煮物に入れて楽しめる人気の野菜です。煮物に入れる際には、洗って皮をむきカットした大根を、米のとぎ汁で15分程ゆでると苦味を取り除くことができ、柔らかく仕上げられます。
2.たけのこは米ぬか入りの水で茹でる
たけのこは、皮を2~3枚はがして縦に切れ目を入れてから鍋に入れます。水、米ぬか大さじ2をお茶のパックに入れた物、鷹の爪を入れて煮込みます。
圧力の場合は20分程、普通の鍋の場合40分ほど煮ましょう。煮た後、皮をむき水洗いして完成です。
圧力鍋で時短!筍のアク抜き・水煮・保存方法 by栄養士ほりぐちやすこ|レシピサイト「Nadia |ナディア」
野菜のあく抜きのやり方をマスターして料理を楽しもう!
今回、野菜のあく抜きのやり方についてご紹介しました。えぐみなど取り除くため適切な方法で行うことが大切です。あくには食べても問題ない物もあり、さつまいもやゴボウに含まれるタンニンはポリフェノールの1種で、抗酸化作用があることが注目されています。
あく抜きは、変色を防ぎ野菜をより美味しく食べることができるので、ぜひ取り入れてみて下さいね。