初心者でも育てやすいものが多い球根植物。とてもきれいな花を咲かせる他、比較的丈夫なので人気があります。鉢植え・庭植えなど楽しみ方も色々。
今回は夏から秋に開花する春植えの球根植物をご紹介します。
育てやすく可愛い植物おすすめ7選
夏の訪れとともにきれいな花を咲かせる春植え球根。その鮮やかな色のお花は、正に夏のイメージにぴったりです。そんな可愛い植物をぜひ植えてみましょう。
1.「カンナ」とっても丈夫で育てやすい
夏の暑い日差しをものともせず、ぐんぐんと元気に育つ強い植物です。赤や黄色のきれいな色の花を咲かせ、暑ければ暑いほどより元気に。
夏の花壇にはぴったりな色鮮やかな大きいお花を咲かせますので、パッと明るくかわいい印象になりますね。
カンナの基本的な育て方
4月下旬~5月に植え付けましょう。日当たりがよく水はけがいい土に植え付けてください。
病害虫にも強く 庭植えの場合は水やりもほとんどしなくても大丈夫です。手間が少ないので 初心者の方にもとてもおすすめですよ。
2.「ダリア」大きなお花が魅力
ボタンのように大きなお花はとっても可愛いらしく、切り花としても人気があります。
一重咲きから変化咲きまで種類が豊富にあり、古くから親しまれてきた植物です。その優雅できれいなお花は花壇の主役にぴったりですね。
ダリアの基本的な育て方
日当たりがよく風通しの良い場所に植え付けるようにしましょう。暑さに弱いので、日本では気温が下がった秋口に開花することが多いです。
庭植えの場合はほぼ水やりの必要はありませんが、鉢植えの場合は水切れに注意して土が乾いたらたっぷりあげるようにしてください。
3.「グラジオラス」毎年きれいな花を楽しもう
夏の花壇を華やかにしてくれる「グラジオラス」は、色鮮やかでとてもきれいな花を咲かせます。多年草なので毎年楽しめるところも魅力的ですね。
グラジオラスの根は湿布薬の材料にも使われているんですよ。驚きですよね。
寄せ植えでは主役にも脇役にも適していますので、正に万能植物といえます。
日差しにも強く育てやすいことから初心者のかたにもおすすめですよ。
グラジオラスの基本的な育て方
植え付け時期は3月下旬~6月上旬で、日当たりのいい場所を好む植物です。日照時間が短いと開花の妨げになったりするので、植え付ける場所や鉢の置場所には注意しましょう。
少なくとも植え付けてから花が咲くまでの間は、土が乾いたらお水をあげてくださいね。
鉢植えの場合は土が乾いたら、鉢底から流れ出るくらいたっぷりとお水をあげましょう。
4.「サンダーソニア」お花がベルのような可愛さ
「祈り・愛嬌」といった花言葉があるサンダーソニア。その花言葉通り、オレンジや黄色のとても可愛い花を咲かせます。
まるでベルのような形のお花がおしゃれなことからとても人気がある植物です。
昔は高価な植物でしたが、今は比較的手に入りやすくなっていますので、ぜひ育ててみてくださいね。
サンダーソニアの基本的な育て方
植え付けから約40日で開花するという驚きの生育ペースのサンダーソニア。早く開花が見たい人にはぴったりの植物ですね。
庭植えも鉢植えも、日当たりのいい場所で植え付け開花後は半日陰で育てましょう。水やりは庭植えはほとんどあげる必要はありませんが、鉢植えは土が乾いたらたっぷりあげてください。
ナメクジやアブラムシが、発生しやすいのでよく観察するようにしてくださいね。
5.「リアトリス」手間いらずで元気に育つ
色鮮やかな紫色の花を咲かせるリアトリスは、耐寒性・耐暑性ともにあり、とても丈夫な植物。手間もかからないので、初心者のかたにもおすすめです。
日当たりがよく、水はけのいい土を使うようにしましょう。沢山のきれいなお花が鑑賞できますよ。
リアトリスの基本的な育て方
日当たりが良く風通しの良い場所で育てましょう。日照時間が短いと徒長の原因になりますので注意してください。
地植えの場合は、極度の乾燥や雨が降らないなどの理由がない限りは、水やりをする必要はほぼありませんが、鉢植えは土が乾いたらたっぷりお水をあげてくださいね。
6.「カラー」上品でとてもきれい
「華麗なる美」「乙女のしとやかさ」などの花言葉を持つカラーは、シンプルで上品なその見た目から切り花としてもとても人気があるお花です。
一見花びらのようにみえるのは、仏炎苞(ぶつえんほう)といい、中にある棒状の花を守っています。
カラーの基本的な育て方
4月~5月が植え付けの時期です。日当たりがよく風通しの良い場所に植え付けてください。
耐寒性・耐暑性ともにあり丈夫な植物ですが、高温多湿の状態が続くと軟腐病(なんぷびょう)にかかることがあります。病気の予防のためにも水はけのいい土を使用するようにしましょう。
7.「アマリリス」美しい花が魅力的
スラッとのびる茎の先にきれいな花を咲かせるアマリリスは、その佇まいの美しさから人気の高い球根植物です。
華やかな色合いのほかにも渋い茶色の花を咲かせるものなど種類も豊富にあります。
アマリリスの基本的な育て方
4月~9月が植え付け時期。日当たりがよく風通しのいい場所で育てます。
高温乾燥期にはハダニが発生しやすくなるので、葉裏なども注意して観察してください。見つけ次第駆除します。
寄せ植えでもっと可愛く!おすすめ3選
単体でもかわいい球根植物。
しかし、それだけでは周りが少し寂しい印象を受けるかもしれません。
そんなときは寄せ植えにチャレンジしてみましょう。
寄せ植えをすることで、もっともっとおしゃれになりますよ。
メインのお花ほど主張はしないけれど、華やかな彩りを与えてくれる植物を紹介します。
1.「ユーフォルビア」小さくて白いお花が魅力
ユーフォルビアには種類がたくさんあります。(写真はダイアモンド・フロスト。)
ダイアモンド・フロストは、夏にたくさんの可愛らしい白い小花を咲かせる植物で、草丈は30センチほどですのでメインのお花を引き立てつつ全体的な華やかさもアップさせてくれるので、おすすめですよ。
2.「アメリカンブルー」青いお花が夏にぴったり
5月~10月に小さくて可愛らしい青色のお花をたくさん咲かせるアメリカンブルーは 花壇やグランドカバーとしても利用できることから人気があります。
青色のお花はとても涼しげな雰囲気を感じさせ、夏の爽やかさを演出できますね。
基本的には一年草として扱われていますが、冬越しをさせる場合は室内にいれましょう。
3.「トレニア」色合いがとてもきれいなお花
花色がスミレに似ているため、別名「ナツスミレ」などといわれているトレニアは、開花時期がとても長いため長期に渡ってその可愛らしいお花を鑑賞することができます。
這うように成長するので、寂しく感じた花壇なども一気に華やかになり、病害虫の心配もあまりすることがないほど丈夫な植物なので、はじめての方にもおすすめです。
鑑賞だけじゃない!おすすめの楽しみ方2選
きれいなお花を咲かせてくれる植物たちですが、楽しみかたは色々とあります。
せっかくきれいに咲いたお花ですし、そんなお花をもっと長期間楽しみたいと思いませんか?
そんな時におすすめの楽しみ方を紹介します。
1.「ハーバリウム」インテリアにもなり大人気
ハーバリウムは、オイルにつけて瓶で密閉することにより長期間お花を楽しむことができたり、インテリアとしてもおしゃれなことから、ご自宅用だけでなくプレゼントとしてもとっても人気があります。
生花を使う場合には一度ドライフラワーなどにする必要がありますが、そのやり方としては次の方法があります。
縛って吊るす!「ハンキング法」
茎をまとめて縛り逆さまに吊るして乾燥させる方法です。一番簡単でコストもかかりませんが、自然に任せる方法なので少々時間がかかことが唯一の難点。
ただ、吊るして干しておくだけでもおしゃれに見えるのでインテリアとしても楽しめます。
もっと簡単に出来る「シリカゲル」
シリカゲルとは、お菓子などについている乾燥剤の中に入っている粒状のものを言います。
ドライフラワー用のものが販売されていて、短期間で作れるほか初心者でも簡単にきれいなドライフラワーが作れます。
2.「押し花」本物のお花がアートに
しおりやスマホケース・アクセサリーなど、色々なものに利用できる押し花。
お店でも数多く販売されていますが、自分の好きなお花を使って自作で作ってみませんか。
押し花入門のキットも販売されていますので、初めての方は利用してみてください。自分だけのオリジナルの作品を作ってみましょう。
色鮮やかな花を咲かせる球根植物を楽しもう
いかがでしたでしょうか。球根植物はとても丈夫で育てやすいものが多く、そのため初心者のかたにも無理なく育てることができます。
夏のイメージにぴったりな色鮮やかなお花をたくさん咲かせてみませんか?この機会にぜひチャレンジしてみてくださいね。