外出先に持って行くお弁当は、温め直すことができない場合も多いことから冷めても美味しいおかず選びが大切です。
また、夕食を作る時間がしっかり取れない時や、家族の食事時間がバラバラになってしまうような時にもおすすめ。
冷めても美味しいおかずをあらかじめ作っておくことで、さっと出して食べることができるので安心です。
そこで、今回はお弁当にも作り置きにも使える、冷めても美味しいおかずレシピをご紹介します。
冷めても美味しいおかず作りのポイント
温かい食事はそれだけでおいしく感じることができますが、食べる時間や場所の都合により、作りたてを食べることができない場面もありますよね。
そんなときに冷めても美味しいおかず作りのポイントを知っておくことで、できたてアツアツのおいしさを補うことができます。
脂身の少ないお肉を使う
脂身の多いベーコンや豚バラ肉は旨味があって、できたての温かい状態ではジューシーでおいしいのですが、冷めると白い脂が固まって見た目だけでなく舌触りも悪くなりがちです。
冷めてから食べることを想定したおかずを作る場合には、できれば脂肪分の少ないささみやヒレ肉などを使うことをおすすめします。
またひき肉で作るそぼろも冷めると油っぽく感じたりすることがあるので、サッと下茹でして余分な脂を落としてから調理すると冷めても美味しいおかずに仕上がります。
冷ますことで味が入る!
ダイコンやサトイモなど根菜類の煮ころがしや、小松菜や白菜の煮びたしなどの煮物類は、冷めるときに味がしみこむと言われています。
作りたてのアツアツは、味が分かりづらくてつい調味料を足しすぎてしまいます。
冷めた時に塩辛く感じたりすることもあるので、冷めても美味しいおかずにするには味付けを濃くしすぎないように気をつけましょう。
保存容器はしっかり乾燥&消毒を
せっかく作った冷めても美味しいおかずを、食べ切る前に腐らせてしまうのは残念なことです。
作り置きを長期間楽しむために、保存容器の乾燥と消毒をしましょう。
水分は腐敗の元になります。
容器は乾燥させるか、しっかり水滴を拭き取って下さい。さらにアルコールやエタノールなどで消毒しておくとより安心です。
完全に冷めてから冷蔵庫に入れよう
保存容器に入れた作り置きは、完全に冷めた状態にしてから蓋をしましょう。
熱いまま蓋をすると裏に水滴がつき、腐敗の原因につながります。
また冷蔵庫に入れる時も同様です。熱い容器を入れると冷蔵庫の温度が一気に上がり、中の食材が傷みやすくなってしまいます。
冷めても美味しいおかずを作るには、温度管理にも注意しましょう!
冷めても美味しい食卓にある定番のおかず6選
定番でホッとできる味付けのものは、常備菜として食卓にいつもあるとうれしいですね。多めに作り置きしておきましょう。お弁当のおかずにもピッタリ♡
我が家の味にしたい鶏の唐揚げ
スーパーのお惣菜コーナーでも人気の鶏のからあげは冷めても美味しいおかずの定番。
お弁当に入っているとうれしいですね。
定番レシピをマスターしたら、お好みでアレンジしていきましょう。ぜひ「我が家の味」を見つけて下さい!
昔懐かしい鶏のからあげ【作りおき】 by 鈴木美鈴|レシピサイト「Nadia|ナディア」
根菜たっぷり筑前煮
干ししいたけ、レンコン、ニンジンなどの野菜にこんにゃくを加えた筑前煮は、肉類が入っていないため、冷ましても脂が固まることがありません。
冷めても美味しいおかずとして毎日の食卓にあると嬉しい1品です。
味がしみやすく、食べやすい大きさを揃えた野菜をしっかりいためてから調味料を加えて煮ます。
時間が経つほどに味が馴染んで美味しくなりますね。
野菜の筑前煮by高橋 義弘 シェフ 瓢亭 本店|プロから学ぶ簡単家庭料理 シェフごはん
白だし使いで上品な出汁巻き卵
お弁当のナンバー1人気のおかずといえば卵焼きですよね。冷めても美味しいおかずとしてどんな料理とも相性が良いので食卓にあると安心です。
こちらのレシピは、白だしを使った優しい味わいの出汁巻き卵で、甘さ控えめでふんわりとした食感に仕上がっています。
優しい味わい☆定番の関西風玉子焼き!【白だし】 by 西井千里(ち~sun)|レシピサイト「Nadia|ナディア」
冷まして味付け!カボチャの煮物
ほっこり和食の1品として人気のカボチャの煮物は、冷めても美味しいおかずとして仕出し弁当などにもよく上品に添えられていますね。
こちらの旨煮は、カボチャの味わいを生かした少し薄味ですが、冷める際に味が入って食べるころにおいしく仕上がっています。
自慢したくなる!カボチャの旨煮 by 加瀬 まなみ|レシピサイト「Nadia|ナディア」
あると嬉しい!甘辛い牛肉の佃煮
しょうがをきかせた牛肉とゴボウの佃煮は、箸休めの1品として食卓にあるとご飯がすすみますね。
ゴボウはささがきにしておくことで短時間でも火が入りやすく味が濃くなりすぎずに作ることができます。
また、牛肉は赤身を使うと脂が固まらず、しっとりと冷めても美味しいおかずになります。
ホッとする味 簡単煮びたし
おいしい出汁が染みた薄揚げと小松菜の煮びたしは、アクがないので他の料理とも相性がよく、冷たく冷やした小鉢の1品としてあるとホッとしますね。
サッと煮るだけで後は冷まして味を入れて仕上げます。
小松菜の煮びたし by 野島ゆきえ|レシピサイト「Nadia|ナディア」
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