クリスマスに飾るリースは見たり聞いたりしたことがある方も多いですが、最近注目されている“スワッグ”はご存じでしょうか。
好きな植物を束ねるだけで簡単に作れるスワッグをお部屋に飾って素敵なインテリアにしてみましょう。
今回はスワッグの基本的な作り方やおしゃれな作品アイデアなどをご紹介します。
ドイツ語で“壁飾り”を意味するスワッグ
スワッグとはドイツ語で「壁飾り」という意味で、好きな生花やドライフラワー、造花などをブーケ状にして逆さまにして飾ったものを言います。
最近ではおしゃれなカフェやおうちに素敵なインテリアとして飾られているのが注目を浴びて、手軽にできる緑のインテリアとして人気を集めているんです。
古くから歴史があるスワッグ
スワッグの歴史は古く、ツタンカーメン王のミイラの柩に飾られているなど紀元前からあったと言われています。
ヨーロッパでは昔から魔よけや幸運を呼ぶアイテムとしてリースと並び、室内や玄関に飾る習慣があるそうです。
一般家庭でも飾りやすい
お部屋に観葉植物や生花を飾ると、水や肥料などきちんとお手入れをしてあげないと、枯らしてしまったり根腐れさせてしまったりと手間がかかるため、お仕事が忙しいなどで断念してしまっている方もいるかもしれません。
スワッグは作るのも簡単で、お世話の必要もなく長く植物を楽しめるため、どんなご家庭でも花や緑がある生活を楽しめます。
シンプルで簡単なスワッグの作り方
ここからは基本的なスワッグの作り方をご紹介します。スワッグの作り方はシンプルで、見たまま束ねるだけともいえるほど簡単。
きれいに作るポイントなどをご紹介しますので、参考にしてみてくださいね。
好きな材料を使って手軽に作れる
使用する材料は次の通りです。
●好きな植物(生花・ドライフラワー・造花など)
●麻ひも・リボンなど
●花用のハサミ
●クラフト用のハサミ
植物の種類や量も自由なので、少ない素材でできるのもスワッグの特徴。
クリスマス飾りなどにアレンジするには植物以外にリボンのカラーを選んだり、松ぼっくりやツリーのオーナメントを使うなどアレンジもしやすいですよ。
100均でも材料が揃うほど気軽に作ることができるのもポイント。
100均の造花もクオリティが高くなっているので、好きなものを合わせてお手頃な価格でおしゃれなものを作れるのも嬉しいですね。
バランスを見て束ねるだけでとても簡単
出典:You Tube/【手軽に始める】スワッグの作り方 – 004 -(X’mas 特別編①)〜 初級クリスマススワッグ 〜
スワッグは植物をランダムに重ね合わせるようにして束ね、麻ひもで結び、その上から好みのリボンで飾るだけ。
きれいに作るポイントは背の高いものを一番下にして、手前にくるものは短いものにするように重ねていくことです。
さらに同じグリーンでも色味や葉の形を変えて合わせるとメリハリも出ますよ。リボンの部分に壁に掛けたフックを引っ掛ければ簡単に飾ることができます。
生花スワッグ作りにおすすめの植物
造花で作るスワッグは時間が経っても色も変わらず鮮やかな色味が楽しめます。
ドライフラワーでも同様に作った時の色味を長く楽しめますが、生花を使った場合には色が変化してイメージが変わってくることもあります。
スワッグ作りに向いている生花はドライフラワーにしやすいもので、ドライになってもキレイが続くものを選びましょう。
お花では、バラや紫陽花、ミモザ、ラベンダー、カスミソウなどの花は水分が少なめなのでドライフラワーにしやすく、色味も長く楽しめます。
緑の植物ではユーカリ、ローリエ、ローズマリーなどのハーブ類、杉やヒバなどの針葉樹も好まれていますよ。
他にもコットンやアーティチョーク、松ぼっくりなどもおしゃれなワンポイントに使えます。
1年中飾れるおしゃれなスワッグアレンジ12選
ここからはお部屋に飾りたくなるおしゃれなスワッグの作品アイデアをご紹介します。
見たままに作りやすいので、参考にしてオリジナルのアレンジを楽しんでみてくださいね。
1.春の訪れを感じるミモザ
春の訪れを感じるようになるころに咲くミモザはドライフラワーにもしやすいのでスワッグ作りにぴったり。
丸くてかわいらしい葉っぱと鮮やかな黄色いお花が映えてお部屋を明るく飾ります。
少しずつドライになる様やほんのりと香るお花の香りも楽しめますよ。
2.紫陽花の淡い色を楽しむ
ドライフラワーの紫陽花とアマランサスをメインにしたスワッグです。
蔓の自然な動きやドライフラワーならではの淡い色味もナチュラルな雰囲気を演出しています。
3.色鮮やかで華やかなリボンスワッグ
上下にシンメトリーに束ねるリボンスワッグです。カラフルなお花をたくさん使った春らしく華やかなアレンジに♪
造花やアーティシャルフラワーなどを利用すると華やかな色味を長く楽しむことができます。
ドライフラワーには向かない生花などは造花やプリザーブドフラワーを利用すると良いでしょう。