飾り切りといえば昔から「うさぎさんリンゴ」「タコさんウインナー」が定番でしたが、最近の飾り切りはすごく進化しています。「どんな風に切っているの?」と思うほど、見た目もインパクトがある飾り切りが増えています。どれも難しい技がいる訳ではありません。ちょっとしたアイデアと小道具を使った可愛い飾り切りをご紹介します。
子どもが喜ぶ!動物&キャラクターの飾り切り
最近の飾り切りの中で、このジャンルが特に進化しているといえるでしょう。様々な動物たちが登場しています。その中でも可愛くて比較的作りやすそうな飾り切りをピックアップしました。
ピヨピヨ聞こえてきそうなゆで卵のヒヨコ
卵を茹でる時は黄身が真ん中になるように、時々お箸で卵をコロコロ転がして下さい。また黄身はデリケートなので固めに茹で、白身を切り込む時は黄身が傷つかないように慎重に。
巷で話題のソーセー人
定番「タコさん」の応用編ともいえる「ソーセー人」は、タコのように足は8本ではなく2本に♪口と目はワザ次第で、泣いたり笑ったり表情が変わります。サングラスのソーセー人も可愛いですね。
小鳥は野菜スティックを使って
目の部分を黒ごま、くちばし部分はニンジンを使っています。頭にトサカとつけるとニワトリに、羽根を水平にして尾の部分を燕尾型に切ればツバメに。自分なりのアレンジを楽しんでみてください。
ポイントはパスタの牙♪ソーセージのカバ
動物の飾り切りは、肉体的に特徴を持っているものの方が作りやすいです。カバには大きな牙という最大の特徴があるため、非常に分かりやすく誰にでもすぐ分かってもらえます。とても可愛いので作り方を教えて!と言われるかも♪
かまぼこだけで♡可愛いうさぎさん
このうさぎさんのピンク色の目は、耳を切った残りをストローで穴を開けて作っています。リアルな赤い目にする場合は、食べる時を考慮して梅肉を使うのがおすすめです。
ハムでおとぼけ表情のイカ
イカは他の飾り切りに比べて平面的なので、お弁当に入れる時はごはん(のり弁だとより映えます)やサラダの上に乗せるようにして下さい。サラミの薄切りで作ると、柄入りの派手めのイカになります。
刺すだけ♪切らずに作れる可愛いニワトリ
ピックと黒ごまだけのお手軽飾り切りですが、すごく可愛く仕上がります。醤油で色付け程度にサッと煮たウズラを使えば、茶色のニワトリに。白と茶色の2色にしても可愛いですね。
ピックだけでニワトリに変身!ウズラの卵 by Taruya Tomoko|レシピサイト「Nadia|ナディア」
お弁当箱を華やかに♡お花や可愛いマークの飾り切り
動物やキャラクター以外でも、可愛いお花や柄の飾り切りのアイデアはたくさんあります。いろいろ組み合わせてお弁当を可愛く華やかに仕上げましょう。違う食材を組み合わせたり小道具を使ったり、バリエーションが豊富です。
ピンを使って♡ハート型
こちらは薄切りにしたかまぼこに、小道具に楊枝を使います。お花と組み合わせると可愛さ倍増です。女子受けバツグン♪
チクワとかまぼこでお弁当にお花を咲かせて
ピンク色のかまぼこの他に、ハムやチーズを巻いて入れてもいいですね。カラフルなお花畑になります。お花見の季節にぴったり♪
薄焼き卵とソーセージで♡食べても美味しい組み合わせ
こちらのお花のアレンジは卵の花びらではなく、芯の方です。キュウリや焼いたタラコなどはとてもカラフルになります。またウズラのゆで卵を1/3ほど切ったものを芯にすれば、リアルに近いお花に♪
ウインナーと薄焼き玉子のお花 by 小林 睦美(きゃらきゃら)|レシピサイト「Nadia|ナディア」
お花と一緒にギザギザきゅうり
キュウリを斜め切りにするだけでは面白味がありません。ギザギザにすると、遊び心があって楽しいお弁当に。花の飾り切りと組み合わせるとより華やかになります。お弁当箱の隙間埋めにもおすすめです。
秋の味覚コロコロどんぐりウインナー
ウインナーはミニサイズがおすすめです。可愛いピンでもいいですが、あえてシンプルな楊枝使って素朴な形を楽しみましょう。クマさん顔のおにぎりの横に並べると可愛いですよ。
チーズとウインナーの和風市松模様
チーズとウインナーを桂むきにしたニンジンで巻いていますが、海苔で巻いてもおすすめです。おもてなしのオーードブルとしても使えます♪
期間限定♪季節感たっぷりの可愛い飾り切り
お弁当以外におうちでのごちそうなどにも使える、季節ものの飾り切りです。親戚やお友達が集まる機会が多い季節行事。どれも可愛くてパーティーやおもてなしで盛り上がること間違いなし!お皿の華やかな盛り付けの強い味方です。
おせちに入れても♪チクワ門松
チクワを巻いている赤いヒモは細く裂いたカニかまですが、こんな風に利用するのも素敵です。覚えておきたいアイデアですね!
子どもの日向けチクワの鯉のぼり
真鯉を長く緋鯉を短くして親子鯉のぼりにするのもおすすめです。楊枝の長さだと真鯉と緋鯉が一体ずつですが、串を使えば子どもの数をたくさん増やせます。
ハロウィン向けカラフルなおばけパプリカ
カラフルなパプリカに思い思いの表情に切り込むだけで簡単にハロウィンのお化けの完成です。サンドイッチやポテトサラダのトッピングなどに使うと彩りがアップします。
お手軽いちごサンタさん
目はチョコペンシルで入れます。最近登場している白いイチゴを並べて、サンタさんの大きな袋に見立てても可愛いですね。ケーキのデコレーションにも使えます。
サンタさんには必要♪ソーセージのトナカイさん
ポイントはトナカイの「ツノ」です。茹でるよりも強火でサッと炒めた方がツノの開き具合が違います。焦げ目も少しついたぐらいが迫力が出ます。
覚えておきたいコツと便利なアイテム
キャラクターの飾り切りに欠かせない顔や体のつなぎの役目をしてくれる食材や小道具。これらの活躍で、包丁技術がなくても可愛い飾り切りを作ることが出来ます。さらに飾り切りのバリエーションが広がったとも言えますね。ワザも併せてご紹介します。
顔パーツ食材は大きさによって使い分けて
顔づくりでよく使われるのが黒ごまです。黒ごまより大きいパーツの場合は海苔、カニや虫などの目にはグリーンピースや枝豆などがを使われます。海苔は食材の水分を吸って貼り付きますが、心配な方はマヨネーズを接着剤としてお使い下さい。
見えないところで重要なお仕事のつなぎ食材
つなぎ食材はニンジンなどの野菜の他に、お弁当などでは乾燥パスタがベスト。作っているときは固いので固定しやすく、食べる時には食材の水分を吸って柔らくなるのでそのまま食べられるというメリットがあります♪
楊枝やピンは可愛くカラフルなものを選ぶ
フラッグ付きやカラフルなバラエティーに富んでいる爪楊枝も飾り切りの応用に欠かせません。「見せるつなぎ」として使います。直接手に持って食べらるという一石二鳥のアイテムです。小さいお子様が食べる時には十分注意してあげて下さい。
これは便利♡使える飾り切りグッズ
飾り切りには果物用のペティナイフがベストです。細かい作業には非常に向いています。中にはカッターナイフや彫刻刀を使う方も。串や楊枝などとも併せて使うと効率がアップします。
また「飾り切りグッズ」というのも市販されています。興味のある方はお試しになってはいかがでしょうか。
あると便利!飾り切りナイフセット
これは重宝すること間違いなしのナイフ!便利な道具を手にしたら、なんだか創作意欲が湧きますね。
開けるのが楽しみになるお弁当作りを
お弁当のポイントは蓋を開ける瞬間の楽しみ。味はもちろん大事ですが、その前に視覚的なアピールが必要です。今回ご紹介した飾り切りはどれも可愛くてインパクトがあるものです。ぜひともマスターして「あっ!」と言わせましょう!