素敵なブーケやアレンジメント、お庭で咲いたお花。飾って楽しむだけでなく、ドライフラワーにしてもう一度楽しむことができたら素敵ですよね。
ドライフラワーにしていく過程も素敵なインテリアになりますし、完成したドライフラワーをキャンドルやバスソルトなどにアレンジして、楽しむこともできます。
簡単にできるドライフラワーの作り方と、完成したドライフラワーのアレンジ方法をご紹介します。
簡単にできる!ドライフラワー3つの作り方
ドライフラワーは落ち着いた優しい色合いになり、生花とはまた違った魅力があります。トーンが落ち着く分、ナチュラルな印象になり、インテリアにも合わせやすく長く楽しむことができます。
吊るしておくだけでドライフラワーに
一番簡単なドライフラワーの作り方は、花を下にして吊るして乾燥させるという方法です。直射日光の当たらない、風通しのよい場所に吊るしましょう。1、2週間ほどでドライフラワーが完成します。
1本ずつ並べて「ガーランド」にしてドライフラワーに
1本ずつ吊るすと、早く乾燥させることができ、完成までの日数も短縮することができます。そこで、ガーランドのように、1本ずつ並べて吊るして飾ってはいかがでしょうか。かわいいインテリアになりますね。
色鮮やか!「シリカゲル」で時短できる作り方
ドライフラワー用シリカゲル(乾燥剤)を使えば、色の鮮やかさや花の形を残してドライフラワーにすることができます。
吊るして作る方法では、茎や葉を一緒にドライフラワーにすることができますが、シリカゲルを使用する作り方は、花の部分だけをカットしてドライフラワーにします。茎も残したい場合は、茎まで収まる縦長の容器とシリカゲルが必要となります。
「シリカゲル」と100円ショップで揃う道具で作れる!
・ドライにする生花
・ドライフラワー用シリカゲル
・密閉容器
・ハサミ
・ピンセット
「ドライフラワー用シリカゲル」はホームセンターなどで購入することができます。それ以外の道具は、100円ショップで揃えることができるので、気軽に挑戦できますね。
花部分を「シリカゲル」に入れて待つだけ
1.茎を0.5~1cmほど残して、花をカットします。
2.密閉容器にシリカゲルを敷き詰めます。
3.シリカゲルの上に花を並べていきます。
4.花の上から、優しく静かにシリカゲルをかけ、花が見えなくなるまで敷き詰めます。この時花びらの間にも、ピンセットなどを使い優しくシリカゲルを入れていきます。
5.密閉容器の蓋をしっかりと閉めて、密閉します。
6.密閉容器は冷暗所に保管します。2日~1週間待ちます。
7.1週間ほどたったら、シリカゲルを優しく取り、花をゆっくりと取り出します。とても崩れやすいので、丁寧に取り出しましょう。花の隙間に入っているシリカゲルを優しくふるい落とします。
8.シリカゲルを完全に取り除いたら、完成です。
「ドライフラワー用シリカゲル」は食品についてくるシリカゲルと比べ、粒が小さく作られていて、花をつぶさず花びらの隙間まで入り込むようになっています。湿気を吸ったシリカゲルは、乾燥させれば再利用することができます。
ドライフラワーにおすすめの花
ドライフラワーには、早く乾燥してくれるので、水分量の少ない花がおすすめです。水分が少しずつ抜けていくより、短時間で乾燥した方が、色鮮やかなドライフラワーが完成します。
また花びらの枚数が多い花は、乾燥した後も花の形が崩れにくく、ボリュームが保ちやすいため、美しく仕上がります。逆にドライフラワーに向かない花は、「チューリップ」や「水仙」といった水分量の多い花、「コスモス」や「桜」といった花びらが薄い花です。
色や種類が豊富な「バラ」
バラは花びらが幾重にも重なっているので、ドライフラワーにしたあともつぶれにくく、ボリュームのある仕上がりになります。色や種類も豊富で、吊るして乾燥させる作り方でも色を残しやすく、ドライフラワーにおすすめです。
香りも楽しめる「ラベンダー」
ラベンダーは花が小さいため、早く乾燥させることができます。
また吊るしてドライフラワーにしている過程でも香りを楽しむことができ、見た目も香りも楽しむことができます。ドライフラワーにしたあとも、ポプリやサシェにして香りを楽しんだり、ハーブティにして楽しんだりすることもできます。
ボリュームも色も残せる「ミモザ」
ミモザも花が小さく、早く乾燥させることができます。ひとつの枝にたくさんの花がついているため、ボリュームを保つことができます。
ふんわりした形が残るので、生花の段階でリースを作成し、そのままドライフラワーのリースとして楽しむこともできます。色も残しやすいため、ドライフラワーにおすすめの花です。
初心者におすすめ「千日草」
千日草は水分量が少ないため、乾燥させやすく、ドライフラワー作り初心者におすすめの花です。茎を切って乾燥させると、より早くドライフラワーにすることができます。
カットする場合は、茎を数センチ残し、ワイヤーを巻いて吊るして乾燥させます。
インテリアにおすすめ「あじさい」
あじさいはドライフラワーとして、とても人気のある花です。ドーム状に花(花びらに見えるものはガクですが)がついているため、ボリューム感のある仕上がりになります。
あじさいをドライフラワーにする場合は、夏になる直前に収穫しましょう。乾燥が早く美しくドライフラワーにすることができます。梅雨時期に収穫してしまうと、水分量が多いため乾燥に時間がかかり、難しくなります。
吊るして乾燥させることもできますし、水を入れていない花瓶に挿して、飾りながらドライフラワーにすることもできます。
「ドライフラワー」のおしゃれな活用アイデア
完成したドライフラワー、もちろん吊るしたままインテリアにしたり、カゴや花瓶に挿したりするだけでも素敵ですが、他にもおしゃれなアレンジ方法がたくさんあります。そんなアイデアをご紹介します。
美しさを「レジン」に閉じ込めてアクセサリーに
「UVレジン」に閉じ込めれば、花の美しさをそのまま閉じ込めたアクセサリーとして、身に着けることができます。世界に一つのオリジナルアクセサリーが完成します。クラフトが好きな方は、挑戦してみてください。
インテリアとしてもおしゃれな「ボタニカルキャンドル」
キャンドルを溶かして、ドライフラワーを並べ、そっと流し込めば「ボタニカルキャンドル」の出来上がりです。キャンドルを灯して楽しむのはもちろん、ただ置いておくだけでおしゃれなインテリアになります。
香りも楽しめる「バスソルト」
ガラス瓶を用意し、「天然塩」に「アロマオイル」を数滴たらしてよく混ぜ、ラベンダーやバラなどで作ったドライフラワーを混ぜれば、バスソルトの完成です。飾っておくだけでも素敵なインテリアになります。
ドライフラワーを集めて「リース」に
たくさんドライフラワーが完成したら、リースを作るのも素敵です。リースの土台は100円ショップで購入することができます。リースの土台に、グルーガンや木工用ボンドでドライフラワーを貼り付けていけば、完成します。
あじさいやミモザのドライフラワーで作るとボリュームを出すことができます。ユーカリなどのグリーンもドライにしやすいので、リースに加えても素敵ですね。
作る過程も楽しめる「ドライフラワー」
いかかでしたでしょうか。吊るして作る方法なら、ドライにしていく過程もインテリアとして楽しめるドライフラワー。出来上がったドライフラワーの楽しみ方もいろいろご提案してみました。ぜひお好みの方法で、ドライフラワー作りを楽しんでみてくださいね。