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お正月の準備と言えば、おせち料理作りもそのひとつ。ホテルや料亭のお重のおせちを予約をする「取り寄せ派」、出来上がりの単品のおせちを買ってきて自分で詰める「買ってくる派」などさまざまいらっしゃいますが、今年は手作りおせちに挑戦してみませんか?
また、おせち料理には一つ一つ意味と願いが込められていることはご存知ですか。ここでは、おせちの定番レシピとそれぞれの意味をご紹介していきます。
コレだけは外せない!「祝い肴」3選
おせち料理は各地方の習わしやそれぞれの家庭の味など多様性がありますが、「祝い肴三種」と呼ばれるおせちは必ず揃えていただきたい料理です。
「黒く日焼けするほどマメに働けますように」と無病息災を願う「黒豆」、「二親(父母)から多くの子どもが産まれますように」と子孫繁栄を願う「数の子」、その昔カタクチイワシを米の肥料に使って豊作になったことから五穀豊穣を願う「田作り」が「祝い肴三種」のおせちです。
還元鉄と重曹でプロの味♡黒豆艶煮
3日かけてじっくり作る本格派の黒豆です。戻す時に使う還元鉄はより黒く、重曹はふっくら、熱湯は破けにくい皮を作る役目をします。
砂糖は5回に分けて入れるのが、皮が皴にならずによりふっくらと仕上がるコツです。根気よく頑張れば、見た目がキレイで美味しい黒豆に!
黒豆艶煮 鈴木 良二 シェフ 銀座割烹 里仙 | プロから学ぶ簡単家庭料理 シェフごはん
塩抜き加減がポイント!数の子醤油漬け
プチプチ食感がたまらない数の子の醤油漬けは、塩抜きと味付けがポイントです。塩抜きが不十分だと塩辛く、抜き過ぎると苦味が出てしまうので注意して下さい。食べる時にかつお節をかけると風味がアップ。
数の子【おせち】 by 鈴木美鈴|レシピサイト「Nadia|ナディア」
カルシウムたっぷりの田作り
「ごまめ」とも呼ばれる田作りは、乾燥させたカタクチイワシの幼魚を使うので栄養たっぷり。カルシウムもしっかり摂れます。
香ばしく仕上げるために、乾炒りの工程は省かずひと手間かけてくださいね。
白ごまの代わりにクルミを使っても美味しくいただけます。特にお子さんには食べやすくなりますよ。
我が家のおせち・田作り by 楠みどり|レシピサイト「Nadia|ナディア」
ぜひマスターしたい!人気おせち4選
「祝い肴三種」以外にも定番と言われるおせちがあります。どのおせちにもそれぞれ縁起物の意味がありますので、ぜひお重に入れたいものです。
アレンジもできますが、まずは基本的なレシピとそのおせちの意味をご紹介します。
キレイに巻きたい!ふんわり伊達巻
甘くてフワフワ食感の伊達巻には、形が巻物(昔の書物)に似ていることから「知識が増えますように」という意味が込められています。
日持ちをさせるために砂糖を多めに入れ、菌の発生を抑えるために焼き目をしっかりつけて火を通して下さい。
キレイに仕上げるコツは、卵の巻き終わりの端と鬼すだれの巻き始めの端を合わせること。
鬼すだれが無い方は、クッキングシートで巻いて6~7本の割りばしを縦に当てて輪ゴムで数か所留めて下さい。かなり近い形に仕上がりますよ。
伊達巻 鈴木 良二 シェフ 銀座割烹 里仙 | プロから学ぶ簡単家庭料理 シェフごはん
昆布巻きの中身はお好みでアレンジ
「よろこぶ」の語呂合わせでお祝いの席には欠かせない昆布巻きも、おせちのお重にぜひとも入れたい一品です。昆布の戻し汁を煮汁に足して使うと、より昆布の旨みが味わえるのでおすすめ。
お好みの具材を巻いても美味しいですよ。定番のニシンの他に、鮭やタラコなどは彩りが華やかになります。
じっくり昆布巻きのやわらか煮 by 築山紀子|レシピサイト「Nadia|ナディア」
栗きんとんは甘露煮を上手に使おう
優しい甘さでお子さんも大好きな栗きんとんは漢字では「栗金団」と表し、「金の団子」「金の布団」という意味で、商売繁盛や金運をもたらす縁起物とされています。
サツマイモに合わせる甘露煮のシロップは、多めに使うとクリーミーでツヤツヤの餡になります。またサツマイモを茹でる時にクチナシの実を入れると、鮮やかな黄色に仕上がるのでおすすめです。
簡単!栗きんとん by Taruya Tomoko|レシピサイト「Nadia|ナディア」
お重が華やかに♪かまぼこの飾り切り
おせちのかまぼこは紅白に並べるのが定番ですが、チョットひと手間かけて飾り切りをしてみませんか。お重が華やかになりますよ。工作気分でお子さんと一緒に切るのもいいですね!
かまぼこの切り方いろいろ 中村 哲也 シェフ 鳥彩 新橋店 | プロから学ぶ簡単家庭料理 シェフごはん
豪華な一品おせち3選
大ぶりの魚介類を使った豪華なおせちはお重を華やかにしてくれる一品です。具材は、他のおせちと同じように縁起物を使います。
魚の切り身は、味噌や麹に漬け込むと日持ちするのでおすすめです。
見た目の豪華さ一番!海老のうま煮
おせちの主役とも言えるのが海老のうま煮です。海老が入っているだけで豪華さがアップします。縁起物なので必ず「有頭海老」を選んで下さい。
また他の料理では海老が曲がらないように工夫をしますが、おせちの海老は「腰が曲がるまで長生きを」という意味合いがあるので、曲がるように仕上げてもOKです。ただし加熱しすぎると固くなるのでご注意を。
種類は車エビやブラックタイガーなどがおすすめです。グレードアップして伊勢海老に挑戦してもいいですね!豪華になりますよ。