登山を安全に楽しむための備えと知っておきたい11の防災対策

     

適度な運動にもなり、美しい景色も見られて誰にでも始めやすい登山。自然の空気をたくさん吸い込んで、気分もリフレッシュ!

そんな楽しい登山ですが、大自然の中なので危険とも隣り合わせです。この記事では登山を十分に楽しむために気をつけたいこと、その対策についてご紹介します。

目次

山の天気は急変しやすい!登山中の大雨被害を防ぐ3つの対策

山の天気は変わりやすいと言いますが、天気予報が晴れでも突然の大雨に見舞われることがあります。大雨は、様々な被害を引き起こす要因になるので注意が必要です。

1.天気予報が芳しくない場合は登山中止の判断も!

当日の天気予報をチェックして、天気が良くないことがわかった場合は中止する判断も考えておきましょう。

もしも無理に出発して被害に遭ってしまっては取り返しがつきません。

また、出発前にどれだけ天気が良くても必ず予報はチェックしましょう。

Yahoo!天気・災害で雨雲レーダーもチェック

Yahoo!JAPANが提供する気象情報の中には便利な「雨雲レーダー」という情報があります。この雨雲レーダーは、ピンポイントでその地点の降水量や雨雲の動きが見ることができる優れもの。

登り始める前や、登り始めてからも電池の残量も見ながら途中で随時チェックしましょう。

詳細はYahoo!天気・災害公式サイトへ

2.低体温症にならないために防寒と防水グッズを

雲で日が陰ると一気に気温も下がり、雨で体も濡れると心配されるのが低体温症です。雨や汗によって服が濡れてしまうと、水分の気化熱で体温が奪われてしまいます。

身体が濡れないような防水のマウンテンパーカーや靴などの装備が必須です。

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3.小さな川や山の斜面などからは離れて

普段は穏やかな小川でも、突然の大雨では急に増水して流されてしまったり、河岸が削られて行ったりと危険な状態になることも。

なるべく危険な川や山の斜面からは離れた場所で動けるような天候になるまで待機しましょう。

道が分からない!「遭難」しないための3つの備え

到着する予定のチェックポイントになかなか着かないことがあるかもしれませんが、登山で目指すべきゴールは頂上でなく、安全に下山することです。

登山中は突然の濃霧などで何も見えなくなるなど、冬でなくても遭難の危険性は0ではありません。

遭難しないために、または遭難してもすぐに救助を求められるための備えをご紹介します。

1.迷ったと思ったら冷静に!現在地を把握できるグッズを

現在地が分からなくなってしまった場合は、焦ってしまいがち。そんな時こそ、冷静になって地図やコンパス、GPSなどを使って正確な位置を把握することが大切です。

暗くなってからは足元が見えず危険なため、簡易テントで雨風や寒さを避け、明るくなるのを待ちましょう。

2.自力下山ができない!電波がある場合は「110番」へ連絡

居場所が分からなくなってしまい、自力下山は難しいと判断。スマホの電波があり電池もまだ残っている場合は「110番」へ連絡をしてください。

iPhone(iOS11以降)なら緊急SOS機能も使おう

もしお持ちの携帯がiPhoneなら、緊急SOSで電話をかけると、自動的に現地の緊急通報用電話番号にかかる機能があります。

  • iPhone 8以降:サイドボタンといずれかの音量調節ボタンを、「緊急 SOS」スライダが表示されるまで押し続けます。
  • iPhone 7以前:サイドボタン (または上部のボタン) をすばやく5回押すことで「緊急SOS」スライダが表示されます。

それぞれ画面が表示されたらスライダをスライドさせることで、自動で現地の機関に緊急電話がかけられます。

緊急時に使えるように、今この場で表示できるか確認しておきましょう。

詳細はApple公式サイトへ

3.救助まで時間がかかる時のための持ち物を揃えよう

遭難し救助を待つことになったら、なるべく体力を消耗しないようにじっとして救助を待ちます。救助を待つ際に、最低限準備しておきたい非常用グッズがあります。

料理をしなくても食べられる栄養のある非常食

栄養不足になってしまうと体に力が入らず、体温も下がり助かる可能性が低下します。持ち運びはコンパクトで軽く、エネルギーになる非常用の食べ物と水は持って行くようにしましょう。

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日帰り登山だったとしても防寒できる装備を

日帰り登山で、日が暮れる前に下山する予定だったとしても万が一でその日山から降りてこれない可能性も。

山の夜や朝方は非常に冷え込むため、日帰りだからと油断せず、防寒できる装備もしておきましょう。

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「火山」に登る際に気をつけたい2つのこと

今は噴火していなくても、御嶽山のように静かだった火山が突然噴火するという事例もあります。噴火する可能性のある山に登る場合の知識として知っておきたい情報をご紹介します。

1.気象庁の火山登山者向けページで最新情報をチェック

気象庁が提供する「火山登山者向けの情報提供ページ」では、噴火警報発令中の火山の情報や定期的な火山活動資料などを見ることができます。

活火山に登る際は事前にチェックしておきたいサイトです。

詳細は気象庁公式サイトへ

2.周囲に惑わされない!噴火を目撃したらまず逃げて

御嶽山の噴火では、逃げ遅れや噴石などに当たることより死に至る危険性が非常に高くなります。

火口近くでは噴火直後時速100kmを超える大きな岩石が飛んでくることがあり、災害時は半数の人がカメラを持ったまま亡くなったという報道も。

噴火を感じたら、即座に頑丈な建物や岩の影に隠れて噴石や熱風から身を守りましょう。

「野生動物」も時には危険!気をつけたい3つの動物

野生動物は人に親しい生き物たちばかりではありません。自然の中に暮らす動物たちにとっては、登山客は敵になる場合もありますから、必死で自分の身を守るために襲ってくる場合もあります。

登山の際に気をつけたい生き物たちについてご紹介します。

1.「クマ」出没注意!見かけたらそっと逃げて

もしもクマが遠くに見えた場合は、気づかれないようにそっと離れてください。クマがこちらに気づいていても遠くにいる場合は、音を立てずそっと離れて。

ゆっくりと近づいてきている場合は石や倒木などに上がり、大きく腕を振りながら穏やかに声をかけ人間であることを知らせましょう。

詳細は知床財団公式サイトへ

目撃情報がある場合はクマよけ鈴やクマよけスプレーが必須

クマの目撃情報が出ていても登山を決行するという場合は、クマよけスプレーや大きな音の鳴るクマよけの鈴などを持って行くようにしましょう。

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2.キツネやタヌキはウイルスを媒介していることも

野生動物は普段は見られないため見つけるとテンションが上がることも。見た目が可愛いキツネやタヌキなどの小動物に出会うと嬉しくなってしまいますよね。

ただし野生動物たちは人に感染するウイルスを持っていることがあります。餌をあげたり、触れたりすることはやめましょう。

詳細は北海道立衛生研究所公式サイトへ

※上記サイト内で「キツネとエキノコックス」と検索してください。

3.「スズメバチ」は服装や香りの対策を

大きな羽音とともに、大きな身体と鋭い目つきのスズメバチ。

スズメバチは木の上だけでなく土の中に巣を作るケースもあり、登山やハイキングの際にうっかりスズメバチの巣に近づいて襲われるというケースが多数発生しています。

2018年はスズメバチの数や巣の数が全国的にも多いと言われているので、秋の紅葉シーズンは十分注意しましょう。

服は黒を避け香水や化粧品や整髪料にも注意

ハチの天敵であるクマが黒い身体のため、ハチは黒く動くものを襲う習性があります。

また、香水や化粧品などにはハチの警報フェロモンと同じ成分が入っていることがあるので、付けない方がベターです。

きちんと備えれば登山は一生できる大人の趣味

ここまでで登山での防災について書きましたが、登山は老若男女がそれぞれのペースで想い想いの楽しみ方ができる素敵な趣味。

しっかりと備えをすれば、災害の危険性は最小限に抑えることができます。ぜひこの記事を参考に災害やアクシデントに備えて、登山のある暮らしを楽しんでみてくださいね。

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