火を灯しても、飾っても素敵なキャンドル。なかでもドライフラワーなどの植物を閉じ込めたボタニカルキャンドルは人気があります。
販売されている物はなかなか高価ですが、100均で揃う材料で簡単に作ることができます。素敵に仕上げるコツをご紹介します。
ボタニカルキャンドルとは
ボタニカルとは「植物的な」という英語で、ドライフラワーやドライフルーツ、プリザーブドフラワー、押し花などの植物を蝋の中に閉じ込めて作るキャンドルです。
販売されている物は普通のキャンドル以上に高価なものが多いので、ハンドメイドするとお得なだけでなく、好みのキャンドルを作ることができます。
ご自身で使うのはもちろん、プレゼントにもおすすめのキャンドルです。
ボタニカルキャンドルのある暮らし
忙しい毎日。ちょっと一息ついて、キャンドルを灯す時間を持てたら素敵ですよね。
キャンドルの炎のゆらぎを見ていると、とてもリラックスした気分になります。
香りのついたアロマキャンドルは部屋全体に香りが広がり、より心地よい空間が演出できます。
ボタニカルキャンドルなら視覚的な癒し効果も加わります。
そんなキャンドルを好みの香りやデザインで作ってみませんか。ボタニカルキャンドルの基本的な作り方をご紹介します。
ボタニカルキャンドル作りの材料
- ろうそく
- 紙コップ(小)
- 紙コップ(大)
- 割り箸 2膳
- 鍋
- 耐熱容器
- ドライフラワー、ドライフルーツ、プリザーブドフラワー、押し花など
- 香り付けに アロマオイル
ドライフラワーなどの植物以外の材料は、100均で揃えることができます。
庭で育てたハーブや、プレゼントにいただいたお花などをドライフラワーにして、キャンドルに閉じ込めるのも素敵です。
手作りなので、ラベンダーのドライフラワーを閉じ込めたキャンドルに、ラベンダーのアロマオイルで香り付けをするといったアレンジもできます。
ボタニカルキャンドルの作り方【中心を作る】
ボタニカルキャンドルはいろいろな作り方がありますが、今回は2層に分けて作る作り方をご紹介します。
まず小さめのキャンドルを作り、ひとまわり大きい型の中に小さいキャンドルを入れ、間にドライフラワーを詰めて蝋を流しこむ、という手順です。
さっそく作ってみましょう。
1.ろうそくを溶かす
ろうそくが大きい場合は折って、耐熱容器に入れます。
この時、ろうそくの芯を折らないように気を付けてください。1、2本長く残すことができれば大丈夫です。
お湯をわかして湯煎する
鍋にお湯を沸かします。ろうそくを入れた耐熱容器を湯煎にかけます。
蝋は鍋に入れて直接火にかけると高温になり発火の恐れがあるため、必ず湯煎で溶かしてください。
芯を取り出す
ろうそくが溶けたら芯を取り出して、キッチンペーパーなどで芯をしごき、まっすぐ伸ばして冷まします。
2.色を付ける
色を付ける場合は、この蝋がとけた段階でクレヨンを削って蝋に混ぜて溶かします。少量でかなり色がかわります。
蝋が溶けている時は色が濃く出ますが、固まると薄く白っぽくなります。様子を見ながら色を付けてください。
3.香りをつける
香りをつける場合は、蝋を少し冷ましてから、香り付けをします。蝋が熱すぎるとアロマオイルの香りが飛んでしまうので、気を付けてください。
数種類のアロマオイルを使う場合は、合わせて10滴程度入れます。よく混ぜたら、冷ましていた蝋をすこし温めます。
4.蝋を注ぎ固める
残していたろうそくの芯を小さい紙コップに立てて、割り箸で挟み紙コップの中央に固定します。
蝋を注ぐ
紙コップにゆっくりと蝋を注ぎ、冷まし固めます。残った蝋は耐熱容器に残しておきます。
次の作業をしている間に固まってしまいますが、湯煎にかけるので大丈夫です。