サメと聞くとどんな印象を受けるでしょうか?肉食性で気性が荒く、人間を見つけるとすぐに襲ってきて食べてしまう。
しかし、この世に存在する数百種類のサメのうち、ほとんどのサメがおとなしくて臆病な性格をしています。
ゆっくり近づかないと、あっという間に遠くへ逃げていってしまうでしょう。
また、サメの体は見事な流線型を描いており美しい見た目をしています。
サメはダイバーにとって恐怖の対象ではなく憧れの存在なのです。国内のサメに会えるポイントを5つ見ていきましょう。
ダイビング中にサメに会うことがある
サメは海の中に住んでいますから、当然海でダイビングをしているとサメを見かけることがあります。
しかし怖がることはありません。彼らはこちらから触ろうとしたり、生活の邪魔をしたりしない限り攻撃してくることはありません。
日本で見ることのできるサメについてご紹介します。
ダイビングで出会えるサメはどんなサメ?
サメは肉食性の魚類で食物連鎖の頂点に君臨する存在です。
日本の海で見られるサメは主にネコザメ・ナヌカザメ・ドチザメ・カスザメ・ネムリブカが挙げられ、特定の季節になると伊豆・神子元島でハンマーヘッドシャークの群れに尾ビレの長いニタリ、小笠原諸島ではシロワニに会えることで知られています。
めったに見ることはできませんが、黒潮に乗って巨大なジンベエザメがやってくることもあります。
おとなしい性格なのでサメに襲われることはほぼ無い?
映画【ジョーズ】に出てくるサメは多くの人を襲い、見ている人たちに大きな恐怖を与えましたね。
その他にもオーストラリアではサーファーやダイバーがサメに襲われてケガをしたというニュースも聞きます。
その影響か、ダイビング中にサメに襲われることはないのか?サメに会いに行って大丈夫なのか?という疑間が出てきます。
しかし安心してください。ダイビングで出会うことのできるサメのほとんどは、性格がおとなしく人間を見た瞬間に襲ってくるということはありませんし、ネコザメの子供はサイズがとても小さくかわいらしいです。
けれどもサメだって生き物ですから、ちょっかいを出されたり嫌なことをされたら当然怒ります。
ガイドさんの指示をよく聞いてサメを傷つけないように観察しましょう。
高確率でサメに会えるダイビングポイント5+1 選
それではどこへ潜りに行けばサメ達に会うことができるのでしょうか?どこの海でも浅場にサメが住んでいることはよくあります。
しかしよく目を凝らさないと見つからないような擬態をしているサメや岩陰に隠れているサメもいるので、目撃情報を手掛かりに慎重に探してみましょう。
上を見上げればハンマーヘッドシャークの群れ!【伊豆 神子元島】
流れがとても速く、上級者向けのポイントです。潜行に中性浮力など自分のダイビングスキルはもうバッチリだと思えるくらいになってから挑戦しましょう。
しかし、ここのポイントでは夏のシーズンになると高確率で大量のハンマーヘッドシャークの群れを見ることができます。
群れに出会えたときの感動は一生忘れられないでしょう。
【伊豆 富戸】でネコザメが岩下からひょっこりこんにちは
初心者から上級者まで幅広いレベルの人が楽しむことができるポイントです。
水深10Mの砂地にネコザメの子供が住んでおり、そのかわいさから訪れるダイバーが後を絶ちません。
また、水深18Mの砂地には姿がエイによく似たサカタザメを見かけることがあります。
サカタザメは巧妙に砂の中に隠れているため、見つけるのは少し難しいかもしれませんね。