豪雨の防災をして被害を防ぐ!家で今できる備えと正しい知識

     
豪雨の防災をして被害を防ぐ!家で今できる備えと正しい知識

初夏から秋にかけては日本付近で台風が多く発生したり、前線の影響によって天気が不安定になります。近年はゲリラ豪雨と呼ばれる局地的に発生するものや、突風・竜巻の発生も増えていて被害も度々ニュースなどで取り上げられるようになりました。

いつどこで発生し、どんな被害が起こるか分からない集中豪雨や局地的豪雨による風水害から身を守るために、お家でできる防災をご紹介します。

重大な災害にもつながる集中豪雨や局地的豪雨

集中豪雨は、梅雨前線の停滞や台風の接近などが原因で狭い範囲に数時間にわたって大量の雨が降る現象をいいます。また、局地的豪雨はゲリラ豪雨とも呼ばれ、狭い範囲で数十分の短期間の間に急に強く雨が降る現象を指します。

急な強い雨のために河川や用水路などが氾濫し、道路の冠水や建物の浸水と言った洪水被害が発生したり、土砂災害を引き起こしたりと重大な災害につながることもあります。

近年増加し続けている大雨による被害

出典:気象庁ホームページ (http://www.data.jma.go.jp/cpdinfo/extreme/extreme_p.html)

日本では1976年から2017年にかけて1時間に降水量が50mmを超える非常に激しい大雨の回数が増加しています。集中豪雨や局地的豪雨は梅雨期の終わりごろや日本付近に前線が停滞しているときに起こりやすい現象とされています。

また、台風が日本に接近したり上陸した時にも集中豪雨を伴って大きな被害をもたらす恐れもあります。天候の変化やゲリラ豪雨の発生は予想がしにくいものが多いですが、集中豪雨などの前兆として「空が真っ暗になる」「雷鳴や稲妻が起きる」「発達した積乱雲」といった現象がみられると言われています。

天気予報で「大気の状態が不安定」「天気の急変に気を付けて」といった表現がある場合には注意が必要です。

全国に66万区域もある土砂災害危険箇所

日本には険しい山が多く、崖崩れや土石流、地すべりなどの土砂災害が発生しやすいと言われています。国土交通省によると土砂災害が発生する恐れがある危険区域は全国で66万区域もあるとされていて、「ここは大丈夫」「このくらいなら大丈夫」といった油断は大変危険です。

ハザードマップでは土砂災害をはじめ洪水や津波のリスクを地図で確認することができます。自分が住む地域にどのような危険があるかを事前に確認し対策をとることが必要です。併せて避難場所や避難経路を確認し家族で情報を共有することも大切です。

ハザードマップポータルサイト/国土交通省ホームページ

大雨からわが家を守る!豪雨への備えを始めよう

いつどのように発生するか分からない豪雨による被害から身を守るためには、住まいの安全確保も重要です。ここからは自宅で行う災害への備えをご紹介します。

窓や雨戸をしっかりチェック

豪雨や突風などの被害の中でも窓ガラスの破損は特に注意が必要です。強風によって飛来物がガラスにぶつかって破損する恐れがあります。

窓ガラスの破損はガラスの破片が室内に飛び散ってけがをしてしまうだけでなく、雨風が家の中に吹き込んできて室内のものが散乱したり、風の勢いで屋根や天井などが飛ばされてしまう危険も考えられます。

雨戸や網戸の緩み・ガタつきをしっかり確認

定期的に窓ガラスにひび割れなどがないかや、雨戸や網戸などに緩みやガタつきがないかなどの点検をして、問題がある場合には早めに修理しておきましょう。

修理している時間がない場合にはガタつく部分にガムテープを貼ったり、板や段ボールなどで補強ができます。窓の隙間があって雨水が入ってしまう場合には新聞紙やタオルを挟んでおきましょう。

飛ばされそうなものを片付ける

窓の外やベランダなどにある外付けのブラインドやすだれ、グリーンカーテンは風で飛ばされてしまう恐れがあるので、外しておきましょう。

植木鉢や生活道具などの飛ばされやすいものは室内や物置に入れて片付けます。これは自宅の被害を防止するだけでなく、近隣の住宅や外で作業をしている方などの危険にもつながりますので、必ず行ってください。

更に安全性を高める「飛散防止フィルム」

アイリスオーヤマ 飛散防止フィルム 幅96×奥行180cm HBF-9618N

出典:amazon.co.jp

より安全性を高めるために室内から窓ガラスに「飛散防止フィルム」を貼るのがおすすめ。万が一飛来物が飛んできてしまってもガラスが飛び散らず安心です。

フィルムには空き巣などの侵入を防ぐ防犯対策用のものや紫外線を防ぐUVカット機能を備えているものなど様々なタイプがあります。貼り方も簡単で手軽に対策ができます。

屋根や外壁をチェックして雨漏り対策を

次に雨漏りの原因にもなる屋根や外壁のチェックも大切です。瓦や漆喰、板金などが傷んでいると強風で瓦が飛んだり、屋根が飛ばされたり、屋根材の隙間から雨漏りが発生しやすくなります。

外壁のひび割れは、横殴りの雨などによって雨水が浸みこんでしまい、見えない部分の壁材や柱の腐食などが起こり家の劣化や最悪の場合倒壊してしまうことも考えられます。

これらは直前に自分で確認したり補強したりするのは難しいので、専門会社に任せて、定期的な点検やメンテナンスをしておくようにしましょう。

飲料水と生活用水の確保

豪雨の影響で水道管が破損したり、マンションやアパートなどでは貯水タンクが使えなくなって断水する恐れがあります。豪雨の時には断水が起きる前に防災用のウォータータンクに飲料水用のお水を確保したり、浴槽に水を張って生活用水の確保をしておきましょう。

特にトイレを流すにはバケツ2杯分の水が必要と言われています。生活用水の確保は非常に重要です。

非常用品を揃えておく

豪雨による被害は停電や断水、ガスの停止などライフラインが使えなくなることもあります。場合によっては復旧までに数日かかることもあるので、この間を乗り切るための備えが必要になります。

懐中電灯や携帯ラジオ、火を使わずに食べられる非常用食品、携帯ボンベ式コンロなどを非常時に備えて準備しておきましょう。

土のう・水のうで浸水を防ぐ

布袋に土砂を詰めた「土のう」は屋内への浸水を防ぐために玄関などの前に積み上げて利用します。大雨の恐れがある前に準備する必要がありますが、すぐに使いたい場合には土のうの代りのものを作って備えることもできます。

ゴミ袋に半分程度の水を入れれば「水のう」を作ることができます。他にも土を入れたプランターや水を入れたポリタンクをレジャーシートで巻き込んで連結させることでも止水を行うことができます。

トイレ・お風呂場・洗濯機の排水口などから水が噴き出る場合もあるので、こういった場所に土のうや水のうを置いて逆流を防ぐこともポイントです。

避難への備えと心構えも忘れずに

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土砂災害や洪水被害では自宅にいることが危険になります。その恐れがある場合にはすぐに避難を開始してください。すぐに持ち出しができるように防災グッズはリュックサックなどに入れて、いつでも取り出せる場所に保管しておきましょう。

また道路の冠水がひどくなったり、突風や竜巻など外に出る方が危ない場合は、自宅や近隣の丈夫な建物で、崩れる可能性がある山から最も離れた2階以上の部屋など安全な場所を探して避難してください。

油断してはいけない豪雨による被害

今回は豪雨による災害に備えるお家での防災をご紹介しました。先日大きな被害をもたらした西日本豪雨では警報や注意報を見ても「うちは大丈夫だろう」という油断や備えの不足によって更なる被害をもたらしたと言われています。

事前に出来る備えで減災につながったり、もしもの時の安心にもつながります。是非、今こそ豪雨に備えて自宅の防災を見直してみましょう。

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