津波の防災は今すぐに始めよう!身を守るための心得と日頃の備え

     
津波の防災は今すぐに始めよう!身を守るための心得と日頃の備え

日本は地震大国。地震の恐ろしさを感じることも多く、防災意識をもって備えている人も増えています。2011年の東日本大震災では地震によって発生した津波にで非常に多くの方の命が失われ、地震だけでなく津波の恐ろしさも再認識されています。

今回は津波から身を守るための防災ポイントをご紹介します。

津波を知って防災につなげよう

まずは津波とはどういうもので、どうして起きてしまうのかをご紹介します。津波を理解することでより避難すべき状況などが理解できます。揺れを感じた時だけ注意すればいいものではありません。

ここで一度どういうものかを確認して防災につなげましょう。

海底地震に伴って起きる津波

津波の「津」とは船着き場や渡し場を示す港を意味していて、津(港)に押し寄せる非常に大きな波を津波と言います。海底で地震が起きた時に海水が上下運動することで引き起こされます。

発生した海面の上下運動が特に大きなものは沿岸に達すると大きく破壊力をもつ津波となって陸地に押し寄せてきます。

遠方の地震でもやってくる津波

出典:国土交通省ホームページ (http://www.mlit.go.jp/river/kaigan/main/kaigandukuri/tsunamibousai/01/index01.htm#tsunami13)

海底地震によって発生した津波は海の深さが深いほど速くなり、水深4000mでは時速700kmとジェット機並みの速度で進みます。波が水深の浅いところに到達すると速度は遅くなりますが、急激に高さを増してきます。

東日本大震災では高さ40mまで津波が駆け上った地点があるほどでした。

これは日本付近で発生した地震によるものだけでなく、大きな地震になれば地球の裏側からでも津波がやってきます。1960年のチリ地震津波では18,000kmの距離を1日かけて到達した津波が日本の沿岸に大きな被害をもたらしました。

同様に東日本大震災による津波も世界各地に到達しています。揺れを感じた時だけ津波に警戒するのではなく、気象庁から発表される注意報や警報をしっかり確認し、対策をとる必要があります。

日本沿岸における津波災害/国土交通省ホームページ

津波は繰り返しやってくる

発生した津波は1度とは限らず繰り返しやってくるものと考えておきましょう。第1波が一番高いとは限らず、第2波・第3波の方が高くなる場合もあります。1度津波が到達したときに安全であった場所もすぐに危険な場所になることも考え避難をしましょう。

そして直前に潮が引かずに次の津波がやってくることもあります。津波が来るか確認するために海を見に行くことはやめましょう。

津波から身を守るための行動

出典:You Tube/「大きな地震がおこったら・・・。津波〜っ!? 高いところへ!」(by ふなっしー、くまモン、ちっちゃいおっさん、しんじょう君、きいちゃん)【90秒

次に発生した津波から身を守るための行動をご紹介します。大きな地震はいつどこで発生するか分かりません。もしもの時にどのようにすればよいか日ごろから考えておきましょう。

気象庁が発表する津波情報と取るべき行動

気象庁は地震発生後に津波が発生する恐れがある場合に対象となる津波予報区に「大津波警報」「津波警報」「津波注意報」を発表します。

地震発生後約3分を目標として発表され、この時に併せて津波到達予想時刻や津波の高さが発表されます。テレビやラジオで放送されたり、ウェブサイトでも確認できます。

大津波警報・津波警報・津波注意報/気象庁ホームページ

大津波警報:津波の高さ3m以上。木造の家は倒壊し、人は津波に巻き込まれます。海や川の近くにいる人はただちに安全な場所に避難しましょう。

津波警報:津波の高さ1m以上3m以下。低地では浸水被害が起きたり、人も津波に巻き込まれる恐れがあります。大津波警報同様にただちに避難を始めてください。

津波注意報:津波の高さ0.2m以上1m以下。小型船舶が転倒したり、海の中にいる人は流れに巻き込まれて大変危険です。海の中にいる人はすぐに上がって離れましょう。

詳しくはこちら/気象庁ホームページへ

いのちを守ることに全力を尽くして

強い揺れや、弱くても長い揺れを感じたらすぐに身を守るための行動をとることが大切です。うちは大丈夫、まだ大丈夫だろうなどという余裕はありません。津波はすごいスピードで迫ってきます。各自がすぐに逃げて自らの命を守ることに全力を尽くしてください。

揺れを感じなくても、「大津波警報」や「津波警報」を見聞きしたら同様に避難をすぐに開始しましょう。

遠い場所より高い場所へ

避難をするときには海岸から遠いところへ避難するより、より高い場所へ避難するようにしてください。海抜が低い場所では遠くても津波が襲ってくる恐れもあります。

海岸付近には避難誘導標識板などがあるので確認し、防潮堤の避難口や避難階段を用いて避難ビルや高台などの避難地へ移動してください。大きな地震の時には山際や急斜面では山崩れやがけ崩れが起こることもありますので、注意してください。

海岸だけでなく川からも離れる

津波は河川を逆流して内陸に被害を及ぼす場合があります。海岸近くではなくても河川の増水により津波に巻き込まれてしまう恐れがあります。避難をするときには川などの近くを通らずに移動する道を確認しておきましょう。

車での避難には注意が必要

津波のスピードはとても速いので走っても間に合わない場合があります。しかし、車での避難は地域によっては有効ですが、市街地などでは渋滞を招き、車ごと津波に巻き込まれる危険性もあります。

警報が解除されるまでは戻らない

津波警報や注意報が発令されたら、解除されるまでは絶対に海岸や河口付近に近づいてはいけません。たとえ50cmの津波でも被害が出る恐れがあります。津波の高さで判断せずに、とにかく避難して警報・注意報が解除されるまで待ちましょう。

今からできる津波への備え

地震や津波はいつ発生するか分からないため、日ごろからの備えが大切です。後でと後回しにせず、常に防災意識を持つため、すでに備えをしているという人ももう一度確認してみましょう。

津波発生時の浸水地域や避難場所へのルート確認

街撮おやじ@未来2103さん(@mirai2103_)がシェアした投稿

ハザードマップはその地域の住民が素早く非難するための情報が載った地図で、浸水予想範囲や避難場所、避難経路などを確認することができます。自治体で配布していたり、インターネットやスマホアプリでも確認することができます。

家族で確認し、万が一の場合の避難場所を共有しましょう。いつどこで被災するか分かりません。自宅で家族が揃っている状態で避難ができるとは限らないため、それぞれがどこに避難するかを理解しておくことが大切です。

また、避難場所や避難ルートは津波の時、地震の時、土砂災害の時などで違います。日ごろから見えるところに貼りだすなどしてすぐに確認できるようにしましょう。

ハザードマップポータルサイト/国土交通省ホームページ

アプリ「わが家の防災ナビ」/一般財団法人日本気象協会

非常持ち出し品の準備

避難場所での生活に最低限必要なものを準備したり、負傷した時の応急手当ができる準備をしておきましょう。現金・非常食・懐中電灯・ラジオ・救急箱など。地震やその他の災害時にも有効です。

いつでも持ち出せる場所に備えておき、定期的に内容の確認をしましょう。

津波には気のゆるみが危険!

今回は津波から身を守るための防災ポイントをご紹介しました。「まだ大丈夫」「ここまでは来ないだろう」という油断が津波には一番危険です。

地震の揺れを感じなくても津波の被害は恐ろしいものだということを再度認識して、すぐに正しい避難行動がとれるかどうかが命を守るために大切なことです。日ごろから家族で防災について話し合う時間を作って備えましょう。

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