地震や噴火、豪雨など自然災害はいつどこで発生するか予測が難しいものです。だからこそ事前の備えが大切です。
今回は外出時に地震災害にあってしまった時のための対策をご紹介します。
勤務中や外出時に大地震が発生しても落ち着いて行動できるように、最低限の備えや場所に応じた対処法をイメージしておきましょう。
自宅で被災するとは限らない!
地震はいつどこで発生するか分かりません。
災害に備えて自宅にしっかりと防災グッズを準備しているという方が増えてはいますが、それだけで安心してはいけません。
平均して1日の3割は外出していると言います。
仕事中や通勤・通学中、休日のお出かけ中など自宅以外の場所にいるときに地震が起きてしまったときの備えはできていますか?
日ごろから持ち歩く0次の備え
自宅やオフィスなどに防災グッズを備えている方は多いですが、外出時に防災グッズがないとどうなるでしょうか。
毎日持ち歩くバッグの中に入れておく防災グッズを「0次の備え」と呼びます。
防犯ブザーやホイッスル、飲料や食料、スマホの充電器、絆創膏や常備薬、レインコート、筆記用具、10円玉等の小銭などがあげられます。
普段から持ち歩いているものが多い場合は、全てをそろえなくてもちょい足しでもしもの時に備えることができますよ。
是非今からでも準備してみましょう。
外出時に災害にあったら?!行動シミュレーション
外出時に地震が発生した場合、どこにいるかに応じてするべき行動が変わってきます。
地震が起きた時にどのようにしたら良いのかを日ごろからイメージしておくことが大切です。
屋外では頭上に注意!
繁華街や住宅地など屋外で地震が発生した時は、ガラスや瓦、看板など頭上からの落下物に注意しなくてはなりません。
頭をカバンなどで保護することが重要です。
また、ビルの倒壊やブロック塀が崩れてくることも考えられます。建物や壁からも離れて公園などの広くて安全な場所へ避難しましょう。
広いところへ逃げる余裕がない場合には耐震性の高い比較的新しい鉄筋コンクリートのビルなどに逃げ込んでください。
東京都では地震に対する安全性を示す「東京都耐震マーク表示制度」を創設しています。
建物のエントランスに表示があるかどうかを確認して避難してください。
東京都耐震マーク表示制度の詳細はこちら/東京都耐震ポータルサイト
海や山の近くでは2次災害に注意
海や川の河口部近くで地震を感じた時には津波や増水などの危険があります。
速やかにそこから離れて高台に避難しましょう。津波警報や避難勧告・避難指示が解除されるまでは絶対に戻ってはいけません。
山の近くや崖周辺では土砂崩れに注意が必要です。
最も予測しにくいので警報や注意報が発令されていなくても異変を感じたらすぐに避難してください。
駅や空港では冷静に係の指示に従う
駅の構内や空港内で地震の揺れを感じた際には、まず駅員や空港職員の指示に従い避難します。
ガラスや天井の電光掲示板など落下物に備えてカバン等で頭を保護することも大切です。
また、駅ではホームから線路には絶対下りないように気を付けてください。
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