地震から身を守るために!今すぐ家の中の安全対策を始めよう

地震から身を守るために!今すぐ家の中の安全対策を始めよう

地震大国の日本。世界中の地震の約2割は日本の周辺で起きていると言われるほどです。防災意識は高まっているものの、どこか他人事のように感じたり、少し大きめの地震が来てもすぐおさまるだろうと避難行動をとらずに過ごす方も多いのではないでしょうか。

改めて地震に対する防災について考え、もしもの時の行動につなげましょう。今回は家の中の地震対策をご紹介します。

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家の中の安全な場所を探す

学校やオフィスなどでの防災訓練に参加したことがある方は多いですが、自宅での避難について訓練をしたり、家族と話をしたりすることは少ないのではないでしょうか。とっさにどこが安全かを判断するのは難しいです。もしものために備えて地震が起きた時に安全な場所を把握しておくようにしましょう。

地震の時に安全な場所とは以下のような場所と言われています。

  1. 転倒物や落下物の少ない場所
  2. 窓が少ない場所
  3. 閉じ込められない場所

この3点について解説します。

1.転倒物や落下物の少ない場所

大きな家具や家電、照明器具などは地震が発生した際に転倒してきたり落下してくるリスクがあります。1995年に発生した阪神・淡路大震災では住宅内部での被害が多く、負傷者の約半数は「家具の転倒・落下」が原因だったと言われています。地震が発生したらまずはこういった場所から離れる行動をとりましょう。

2.窓の少ない場所

地震が発生すると窓ガラスが割れて飛び散る可能性があります。前述の阪神・淡路大震災では約3割がガラスの飛散によって負傷しました。これまでの震災でもガラスの飛散は問題として取り上げられています。

3.閉じ込められない場所

トイレや浴室などは家の中でも狭い空間なので柱も多く丈夫に作られていて安全な場所と言われていました。しかし揺れによって傾いてしまった場合ドアが開かなくなり、閉じ込められる危険性があります。

またユニットバスや小窓がないトイレなどは出口が確保できなくなる可能性も。揺れを感じたらドアを開けて出口の確保をしましょう。

見落としがちな家の中の危険

地震の対策を考えようとしたとき、どこからどう見直せばよいのでしょうか。ここからは各部屋にある危険を見ていきましょう。

無防備になっていることが多い「寝室」

まずは寝室です。阪神淡路大震災は早朝に発生したため、多くの方が寝室で亡くなられました。就寝中は無防備になっているため、深夜や早朝に大地震が起こってしまった場合避難が遅れがちです。そのため寝室を安全な場所にすることが重要です。

寝室にタンスや本棚など重くて背の高い大きな家具を置いていませんか?他にも吊り下げ式の照明や、枕元に花瓶や電化製品、本なども頭の上に落ちてくると危険です。

窓側に頭を向けて寝ているという方はガラスの飛散で大きなケガをする可能性もあります。

限られた空間で物が多い「キッチン」

冷蔵庫や食器棚など大きな家具が多く転倒の危険があるキッチン。冷蔵庫の上に物を置いたり、棚の上や高い場所に土鍋やホットプレートを置くなどしていませんか?

キッチンは大きな家具の転倒だけでなく、お皿や調理器具などの落下も大変危険です。

調理台の上にキッチンバサミや包丁などの刃物や、ガラス製の調味料入れなど割れやすいものを置いたままにしたり、吊り下げた状態にしていると落ちて来たり飛んだりしてケガにつながります。火を使う場所なので、火災につながることも考えられます。

避難するときに通る場所「廊下・玄関」

廊下や玄関は避難するときに通る場所。花瓶や水槽、鏡などは割れる危険があります。他にもゴルフバッグや後から設置した大きな棚などが逃げ道をふさいでしまうこともあります。

吊り下げ棚の中に割れやすいものや重いものを入れていると落ちてきて道をふさぎ、ケガをすることも考えられます。

家の中で安全な場所を確保する対策を

阪神淡路大震災では内部被害におけるケガの原因の8割が家具の転倒・落下とガラスの飛散によるものでした。つまり家具をしっかりと固定してガラスの飛散防止対策を行えば、震災の時のケガを回避する可能性が高まるということです。早速どのような防災対策が出来るのか確認していきましょう。

寝室や出入り口付近の家具配置の見直し

寝ているところに家具が倒れてくると大変危険です。家具の前面がベットの方向を向いている場合にはしっかりと転倒防止をするか、器具で固定できない場合には向きや位置を変えましょう。

また、廊下や部屋の出入り口付近には家電や家具を置いておくと避難の妨げになることも。倒れてしまった時にドアをふさいでしまうような配置になっていないかを確認してみましょう。

背の高い家具の転倒防止対策

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  • ストッパー式器具:家具の下に敷いて少し斜めに傾斜をつけることで家具の転倒を防止。ねじや釘も不要で家具や壁に傷もつかない。
  • マット式器具:粘着ゴムを家具や家電の底に張り付けるとピタッと接着して家具の転倒を防止。目立たず繰り返し使えるので家具の移動時にも便利。
  • ポール式器具:ツッパリ棒のような器具で家具と天井を固定して転倒を防止。工具不要でしっかりと固定できる。
  • ベルト式器具:ナイロン素材のベルトで家具と壁を固定する器具。取り付けには家具・壁にネジ留めが必要。
  • L型金具:L字の金具を家具と壁に固定して使用する器具。しっかりと固定できるがネジ留めが必要。

タンスや食器棚、本棚等の背の高い家具の転倒防止対策をしましょう。市販の家具転倒防止器具としては以下の5つのタイプがあります。

器具の効果としては「L字金具」が最も高く、次いで「ベルト式器具」「ポール式器具」「マット式・ストッパー式器具」の順です。行政などでは強度が高い「L字金具」を推奨していますが、賃貸や石膏ボードなど壁の材質によっては穴をあけて取り付けることができない場合も多いです。そういう場合にはポール式器具とストッパー・マット式器具を組み合わせて使用することでL字金具と同じくらいの強度になります。

ガラスの飛散防止対策を

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窓ガラスの飛散防止には市販の「窓ガラス飛散防止フィルム」が有効的です。地震だけではなく、豪雨や暴風による飛来物の対策にもおすすめです。すべての窓にシートを張るのが大変な場合は、寝室やリビングなど長時間過ごすことの多い場所を優先して設置しましょう。他にも、カーテンを閉めたりブラインドを閉めたりすることでも飛散防止につながります。

引き出しや扉の飛び出しを防止

タンスや戸棚をしっかり固定していても揺れによって引き出しや扉が開いてしまって、中身が飛び出してしまうこともあります。市販の飛び出し防止器具を使用して対策をしましょう。特に食器棚は要注意。中には揺れを感じた時に扉があかなくなる戸棚もあります。そういった家具を選ぶのもおすすめです。

扉のない棚にも落下防止の工夫を

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出典:amazon.co.jp

本棚など引き出しや扉がない棚では棚の中身が飛び出さないようにツッパリ棒を設置したり、ストッパーになる器具を取り付けたりするのがおすすめです。落下抑制シールはシールの摩擦で本や書類が落下しにくいようになります。器具を使用できない場合には本棚の家には軽いものを置き、下に重いものを置くなど棚の重心が下になるように工夫することでも落下防止につながります。

定期点検で防災意識を高めよう

今回は地震に備える家の中の安全対策をご紹介しました。少しの工夫で防災やケガの予防にもつながります。

いつ起きるか分からない災害に対して、今から早速対応を考えていきましょう。また、一度対策をしたから大丈夫と安心はせず、固定器具が緩んでいないか、高いところに重いものや硬いものを置いていないかなど定期的に点検をすることも大切です。

定期的に点検することで防災意識を常に持ち続けることにもつながります。是非参考にして家の中を見直してみてくださいね。

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