シミ・そばかすの生成を抑えてくれる美白化粧品。最近ではシミを薄くするものからプチプラなのに美白有効成分が贅沢に配合されているものまで登場しています。
ひとくちに美白化粧品といっても、肌質は人それぞれなので、どれが自分に合うか分かりにくいですよね。
本記事では、30代の美白化粧品の選び方を解説し、おすすめの商品を厳選して紹介しています。
自分に合った美白化粧品を手に入れて、内側から輝く美肌になりましょう。
- 1. 30代のお肌の特徴
- 2. 30代の美白化粧品の選び方
- 3. 30代の美白スキンケア方法
- 4. 30代におすすめの美白化粧品10選
- 4.1. 1.P&Gプレステージ「SK-Ⅱ ジェノプティクススポット エッセンス」
- 4.2. 2.ポーラ「ホワイトショット SXS」
- 4.3. 3.資生堂「HAKU メラノフォーカスV」
- 4.4. 4.アルビオン「ホワイトアップ ローション II」
- 4.5. 5.第一三共ヘルスケア「トランシーノ®薬用 ホワイトニングリペアクリームEX」
- 4.6. 6.資生堂「エリクシール ホワイト デーケアレボリューション T+」
- 4.7. 7.ファンケル「ホワイトニング 乳液 II しっとり」
- 4.8. 8.資生堂「アクアレーベル スペシャルジェルクリームA (ホワイト)」
- 4.9. 9.ロート製薬「肌ラボ 白潤プレミアム 薬用浸透美白乳液」
- 4.10. 10.ちふれ「美白美容液 W」
- 5. シミのないマイナス5歳肌を目指して
30代のお肌の特徴
30代のお肌は水分量が減少してシミ・くすみ・小じわができ始めます。
それぞれ特徴は、紫外線とも密接な関係があるので、まずは30代の肌を理解しておきましょう。
30代のお肌の特徴
- 水分量が減少
- シミやくすみが目立ち始める
- 小じわができ始める
水分量が減少
30代のお肌の最大の特徴は、水分量が減少していくことです。
皮脂量も20代の頃と比べて少なくなっていきますが、30代前半のうちはそれほどではありません。そのため、「目元は乾燥しているのにTゾーンは脂っぽい」という混合肌の状態に近づきます。
肌の水分量が減少していく中で、紫外線にあたりすぎてしまうと、ターンオーバーが乱れ、バリア機能も低下し、肌内部の水分が蒸発しやすくなります。
他にも加齢・間違ったスキンケア・生活習慣の乱れによって、肌表面の角層細胞の隙間をうめる細胞間脂質が減少し、お肌に隙間が空いて水分が蒸発します。
肌の水分量の減少はさまざまなトラブルの原因にもなりますので、水分量をキープしてさらに上げていく肌ケアを心がけましょう。
シミやくすみが目立ち始める
30代はシミやくすみなども目立ち始める年代です。
20代の頃と比べると、ターンオーバーの周期が長くなるのでメラニンも排出されにくくなり、シミやくすみとして現れやすくなります。
シミ・くすみはホルモン分泌の減少も影響しています。
紫外線を浴びても直ちにはシミ・そばかすとして現れません。しばらくは皮膚の内側でダメージが蓄積され、長い年月をかけてシミ・そばかすとして表面に現れてきます。
30代の肌に現れているシミ・そばかすは10代の頃に浴びた紫外線の影響です。
30代でも、太ももの内側やお尻などをほとんど紫外線を浴びない部分は白くつるんとしてキレイなものです。でも顔はシミができたり毛穴が開いたりしてきます。
紫外線による肌の老化である「光老化」を起こさないためにも、日ごろの紫外線対策が、20代に増して重要になってきます。
小じわができ始める
30代になると小じわができ始めます。小ジワには2種類あります。
1つ目は目元や口元にできる細かい小じわです。これは潤い不足が原因なので保湿をしましょう。
2つ目は目尻・眉間・額・ほうれい線の深いしわです。これは加齢によるコラーゲンの不足が原因です。コラーゲンの不足は前述の水分量にも影響します。
コラーゲンは人体を構成するたんぱく質ですが、紫外線を受けることで、皮膚の中のコラーゲンを分解してしまいます。
顔の皮膚は日々紫外線を浴びているため、30代では皮膚の中のコラーゲンは常にダメージを受けている状態となりますので、スキンケアでコラーゲンを補う必要もあります。
コラーゲンはビタミンC誘導体やレチノール、ナイアシン入りの化粧品で補うことができます。レチノールは効果が高いです刺激も強いので、敏感肌の人はご注意ください。
ビタミンC誘導体入りの化粧品がしみ方は、ナイアシンの方がおすすめです。
30代の美白化粧品の選び方
30代ならではの肌の特徴となるシミ・小じわ防ぐために、紫外線によるダメージから肌を守るケアが必要です。
美白化粧品の効果を最大限に生かすためにも、美白有効成分だけでなく、保湿成分が配合されているものを選ぶようにするとよいでしょう。
30代の美白化粧品を選ぶ際のポイントを解説していきます。
30代の美白化粧品の選び方
- 美白有効成分が配合されているもの
- 保湿成分が豊富なもの
- ライフスタイルに合っているもの
美白有効成分が配合されているもの
- アルブチン
- トラネキサム酸
- 4MSK
- ビタミンC誘導体
- カモミラET
30代の美白化粧品選びのポイントは美白有効成分が配合されているものを選ぶことです。
美白有効成分とは、厚生労働省が「メラニンの生成を抑え、シミやソバカスを防ぐ」と認めた成分のことです。
日本では20種類ほどが認可されていて、上記の成分などが代表的なものになります。
化粧品に「医薬部外品」と記載されていたら、厚生労働省から成分の効果と効能が認められた化粧品ということになります。
保湿成分が豊富なもの
- セラミド
- コラーゲン
- ヒアルロン酸
- レシチン
- スクワロン
30代の肌の特徴で説明した通り、減少しつつある水分量を上げるためにも、保湿も大切なケアとなります。
セラミド・コラーゲン・ヒアルロン酸は3大保湿成分ともよばれ特に保湿力が高いものとして知られています。
なかでも、特にセラミドが保湿力の高い成分です。セラミドは大きく分けて4つに分類されます。
最も保湿するものは「ヒト型セラミド」と「天然セラミド」です。「ヒト型セラミド」は高価なため、高価格帯の化粧品にしか配合されていません。
ヒアルロン酸は肌に潤いを与えふっくらさせる成分です。肌がふっくらと弾力をもつので、その分シワが目立ちにくくなります。
コラーゲンは肌表面を保湿する成分です。肌表面に潤いの膜を作って水分をキープしてくれます。最近では角質層にまで届く分子量の小さいコラーゲンも開発されました。
低分子のコラーゲンは角質層内まで届きやすいので肌内部からふっくらさせます。
ライフスタイルに合っているもの
30代になると既婚・独身・子どもの有無などで、お金と時間の使い方が人によってかなり違いが出てくる年代でもあります。
美白化粧品にかけられる予算や時間など、自分のライフスタイルに合っているものを選ぶようにしましょう。
働いていてお金はあるけど時間を節約したい方なら、高価格帯だけど美白成分入り日焼け止めを使うのもひとつの方法です。
乳幼児子育て中で時間も美容予算も抑えたい方は、広告費を抑えた低価格の美白成分入り化粧品を活用するのもおすすめです。
美白ケアは一発勝負でなく、続けることのほうが大切です。自分が続けやすい価格帯・手軽なケア方法・好みのテクスチャのものを使いましょう。
30代の美白スキンケア方法
透明感を高めるスキンケアの流れ
丁寧にかつ手早くクレンジングをします。クレンジング時間は30秒以内にしましょう。
クレンジングは洗浄力が高いので肌の大切な潤いまで落としてしまうからです。
次に洗顔です。Tゾーンのテカリが気になるからといって洗浄力の高いものでゴシゴシと洗わないように気をつけましょう。泡でやさしく汚れを浮かび上がらせて落とすイメージです。
化粧水は肌にしっかり浸透するようにつけるようにします。手の平で温めてからつけるとより浸透しやすくなります。
美容液は美白成分の入っているものがおすすめです。時間のない方はパックの方が手間もかかりません。
パックはつけている間に他の作業ができるので、首のケアや手の平のケアなどもできます。
乳液で潤いを与え、美容成分が蒸発しないようにクリームで蓋をしたら出来上がりです。
乾燥と刺激に注意
- クレンジング時間は短く
- やさしく洗う
- パッティングは弱い力で
- 乾燥しているカ所はクリームを重ねづけ
お肌のベストな水分と油分のバランスは水分8:油分2です。肌の水分量の理想的な割合は40~50%です。50%以上はオイリー肌といわれます。
30代の肌は乾燥と刺激に注意が必要です。
肌が乾燥したままだと炎症を起こしやすくなり、シミにつながる場合があるからです。紫外線の弱くなる秋冬は乾燥によるシミに気をつけましょう。
さらに、刺激によりシミができる場合もあります。「炎症後色素沈着」というニキビや火傷などの炎症した跡の色素沈着です。ニキビなどの炎症ができてしまった場合には、早く治し紫外線を避けるなどのケアが必要です。
30代におすすめの美白化粧品10選
30代におすすめの美白化粧品を厳選しました。
美白有効成分が贅沢に配合された高価格帯のものから肌のくすみを晴らす実力派の低価格帯のものまで紹介しています。
美白ケアは継続が大切なポイントです。価格だけでなく、それぞれのアイテムと特徴も含めて検討し、日々のスキンケアに取り入れましょう。
1.P&Gプレステージ「SK-Ⅱ ジェノプティクススポット エッセンス」
肌全体のくすみを取るとともに今あるシミを薄くする美白美容液です。
スポイトで使うタイプなので適量を把握しやすいのがポイント。1回の使用量がスポイト1回分です。最後まで衛生的に使えるのもうれしいところ。
保湿力はそれほどありませんので乾燥肌よりどちらかというとオイリー肌のほうが合う美容液です。
とろみのあるテクスチャで肌にピタッと密着する肌なじみのよさは秀逸です。
値段が高いので購入に躊躇する方も多いもの。30mlと50mlの2サイズ展開なので、まずは小さいほうから試してみてはいかかでしょうか。無香料です。
項目 | |
---|---|
主な有効成分 | スポットレシストコンプレックス |
内容量 | 30ml |
値段 | 11,550円(税込) |
医薬部外品 | 〇 |
2.ポーラ「ホワイトショット SXS」
できてしまったシミを薄くするタイプの美白美容液です。即効性が高いと口コミで評判。できたばかりのシミに使うと、数日で薄くなった人もいるようです。
テクスチャはコクがあるクリームです。「やや重め」と感じる方もいますが、塗った後にベタつかないと定評があります。
20gで13,200円と値段は高いですが、朝晩1日2回使って3ヶ月ほど使用可能です。1日の使用コストは約147円なので、それほどコスパも悪くありません。
無香料・無着色・アレルギーテスト済みです。
項目 | |
---|---|
主な有効成分 | ルシノール®、ビタミンC誘導体 |
内容量 | 20g |
値段 | 13,200円(税込) |
医薬部外品 | 〇 |
3.資生堂「HAKU メラノフォーカスV」
資生堂の100年以上にわたる研究の成果を詰め込んだ美白美容液です。
コクのあるテクスチャで、クリームと乳液の間くらいのやわらかさです。
非常に伸びがよく肌にスッと浸透するような使用感。かなり潤うので乾燥肌の方にもおすすめです。
肌のくすみを晴らしワントーン明るい素肌に近づけます。新しいシミの生成も防いでくれるので、なるべく早めに使い始めましょう。
項目 | |
---|---|
主な有効成分 | 4MSK、m-トラネキサム酸 |
内容量 | 45g |
値段 | 11,000円(税込み) |
医薬部外品 | 〇 |
4.アルビオン「ホワイトアップ ローション II」
乳液の後につけるタイプの化粧水です。乳液で肌を柔らかくしてからコットンに化粧水をとりパッティングして使います。
肌の内側にまで化粧水の潤い成分が浸透していくような使用感です。
化粧水をつけた後は、肌がツヤツヤになってみずみずしい透明感あふれる素肌になります。
「ホワイトアップ ローション I」より潤うタイプで乾燥肌の人におすすめです。
刺激が弱いので、肌が荒れやすい方や敏感肌の方からも好評価を得ています。
「ホワイトアップ ローション II」という化粧水は、資生堂のアクアレーベルからも出ているのでお間違えのないようご注意ください。
項目 | |
---|---|
主な有効成分 | L-アスコルビン酸-グルコシド (ビタミンC誘導体の一種) |
内容量 | 110ml |
値段 | 3,000円(税込み) |
医薬部外品 | 〇 |
5.第一三共ヘルスケア「トランシーノ®薬用 ホワイトニングリペアクリームEX」
淡いピンクのぷるぷるしたジェル状のクリームで軽いテクスチャです。
キャッチコピーは「まるで塗る美容マスク」です。キャッチコピー通り、クリームが肌にぴたっと密着し美白効果に期待できます。
配合されているトラネキサム酸は肝斑に効果があると認められている美白成分です。
「肝斑が消えた」「シミの輪郭以外は薄くなった」という高評価の口コミが非常に多いです。
2020年2月にリニューアルし、肌荒れを防ぐ成分の「グリチルリチン酸2K」と保湿成分の「エクトイン」が追加されました。
項目 | |
---|---|
主な有効成分 | トラネキサム酸 |
内容量 | 35g |
値段 | オープンプライス |
医薬部外品 | 〇 |
6.資生堂「エリクシール ホワイト デーケアレボリューション T+」
朝用の美白乳液です。化粧水の後はこれ1本で乳液・クリーム・日焼け止め・化粧下地の代わりになります。忙しい人にぴったりです。
配合されている美白有効成分がメラニンの生成を抑え、シミソバカスを防ぎます。
なおかつ、日中の紫外線もブロック。UV成分が入っているのにも関わらずつっぱらず伸びのいい使用感です。
保湿力が高く、肌はふっくらして乾燥による小じわを目立ちにくくします。
項目 | |
---|---|
主な有効成分 | m-トラネキサム酸 |
内容量 | 35ml |
値段 | 3,410円(税込) |
医薬部外品 | 〇 |
7.ファンケル「ホワイトニング 乳液 II しっとり」
保湿力の高い低刺激の美白乳液です。ファンケルは防腐剤・香料・合成色素・石油系界面活性剤・紫外線吸収剤を使っていません。
敏感肌で乾燥肌の人におすすめの乳液です。しっかり潤うのにお肌の上でうわ滑りしない上質な質感が魅了。肌にしっかり密着する使い心地です。
添加物が少なく使用期限も短いため「定期的に買いに行くのが面倒」とうい方もいます。ネットや電話での申し込みのほうが便利です。
項目 | |
---|---|
主な有効成分 | ビタミンC |
内容量 | 30ml |
値段 | 1,870円(税込) |
医薬部外品 | 〇 |
8.資生堂「アクアレーベル スペシャルジェルクリームA (ホワイト)」
資生堂の手ごろな価格帯のブランド「アクアレーベル」のジェルクリームです。
コスパのいいオールインワンなので、忙しくて美白化粧品の予算を抑えたいという方におすすめです。
軽めのテクスチャで、べたつかずしっとりと潤います。乾燥肌・混合肌の方と好相性。
香りは好みが分かれますが、気にならない方のほうが多い傾向にあります。
@コスメの2020年フェイスクリーム部門で第3位を受賞しています。
項目 | |
---|---|
主な有効成分 | 4MSK |
内容量 | 90g |
値段 | 1,980円(税込) |
医薬部外品 | 〇 |
9.ロート製薬「肌ラボ 白潤プレミアム 薬用浸透美白乳液」
肌なじみがよく、値段が手ごろで量も多くコスパ抜群の美白乳液です。
使用感は人によって異なります。同じ乾燥肌でも、べたつかずTゾーンのメイクがよれにくいという方もいる一方、油膜がはったような印象を受ける方もいます。
共通しているのは、刺激が少ないということ。美白化粧品はピリピリする、という方でも刺激を感じない方が多いようです。
無香料・無着色・鉱物油フリー・アルコールフリーで肌への刺激を抑えた乳液です。
匂いがないので香りの気になる人にもおすすめです。
項目 | |
---|---|
主な有効成分 | アルブチン、安定型ビタミンC誘導体 |
内容量 | 30ml |
値段 | 1,210円(税込) |
医薬部外品 | 〇 |
10.ちふれ「美白美容液 W」
ちふれから出ている美白美容液の赤色ボトルのものです。青との違いは、アルブチンという美白有効成分が配合されていることです。
手に取りだした時のテクスチャはさらっとしていますが、顔に塗るととろっと肌に密着します。
1プッシュで顔全体に伸びるので、コスパが優秀です。
今あるシミを速攻で薄くするというより、顔全体をワントーン明るくしてくれるタイプです。
ヒアルロン酸も配合されているので、保湿力もばっちりです。
項目 | |
---|---|
主な有効成分 | アルブチン、安定型ビタミンC誘導体 |
内容量 | 30ml |
値段 | 1,210円(税込) |
医薬部外品 | 〇 |
シミのないマイナス5歳肌を目指して
30代は水分量、コラーゲン量が減少して、シミ・くすみ・小じわができてくる年代です。紫外線を浴びることで、シミやくすみ、小じわの発生に影響を与えます。
美白化粧水を選ぶ時は、美白有効成分と保湿成分が配合されているものを選ぶようにしましょう。
ライフスタイルにあったスペックの化粧品を選ぶと、美白ケアが続けやすくなります。
紫外線にあたらないようにして、乾燥したり刺激を与えたりしないようにすると、シミの発生を抑えられます。
30代の今のお肌を40代になってもキープして、輝く素肌と笑顔でいましょう。