美白とは?美白に必要な肌の基礎知識と美白美容のポイント解説

     

シミ・ソバカスのない美白肌は憧れるものです。最近では美白用化粧品や美白美容法なども数多く登場しています。

ひとくちに美白といってもシミ・ソバカスには種類があり、効果的な美容法も人によって異なります。

そこで本記事では美白のための肌の基礎知識を紹介し、シミ・ソバカスができるメカニズムからシミの種類、シミを防ぐ方法などについて解説します。

自分に合った美白美容ケアを実践して透明感ある素肌を手に入れましょう。

美白とは

美白とは
美白とは「メラニンの生成を抑え、シミ・ソバカスを防ぐ」ことです。

1989年に医薬部外品の美白化粧品にこの効能が示されるようになりました。

シミ・ソバカスには肌の中にあるメラニン色素が大きく影響します。 日焼けをして肌が黒くなるのはほとんどの場合でメラニンが原因です。

1960年代後半頃は小麦色に焼けた肌は健康美のイメージがあり人気でした。1990年代以降に到来した美白ブームは2020年代も継続中です。

日本では昔から「色の白いは七難隠す」といって肌が白いと多少の欠点があっても美しく見えるとされていました。

自分の肌をもっと好きになるためにも、美白美容に力をいれましょう。

美白のために知っておきたい肌の基礎知識を解説

美白のために知っておきたい肌の基礎知識を解説

  • 紫外線を浴びると肌を守るためにメラニン発生
  • メラニンが滞留すると色素沈着してシミになる
  • ストレスを受けてもメラニンが過剰生成される
  • 年齢を重ねることでシミが濃くなる

シミ・ソバカスの原因はメラニンです。シミ・ソバカスができる肌内部でどんなことが起きているかを解説します。

紫外線を浴びると肌を守るためにメラニン発生

出典:第一三共ヘルスケア

肌が太陽の紫外線を浴びるとメラニンは発生します。

太陽からの紫外線を強く浴びることは肌にとって良くないため、肌細胞を守るためにメラニンがガードします

つまり、メラニンは肌細胞にとって傘のような存在です。

メラニン発生のメカニズムを詳しくみていきます。

まず肌が紫外線を浴びると肌内部にあるメラノサイトという色素細胞に「紫外線を浴びた」という信号が送られます。

信号を受けたメラノサイトは細胞核を守るためにメラニン色素を生成し、メラノソームというところに溜め込みます。

メラノソームがメラニン色素でいっぱいになったら、メラノサイトの先からお肌の外側にあるケラチノサイトという表皮細胞にメラニンを渡します。

そして、メラニンは肌の表皮に留まり、有害な紫外線から細胞核を守るというわけです。

表皮細胞に留まっているメラニンは肌のターンオーバーに合わせて通常約28日後に剥がれおちます

メラニンが滞留すると色素沈着してシミになる

メラニンが滞留すると色素沈着してシミになる

出典:エスエス製薬

メラニンは約28日で排出されますが、溜まりすぎてしまうと色素が沈着してシミになります。メラニンがやっかいな存在となるシミやソバカスに近づくのは、この段階からです。

メラニンが溜まりすぎてしまう原因は紫外線を浴びすぎることと、ターンオーバーが乱れることにあります。

長時間、太陽の紫外線を浴び続けると「肌を守ろう」とメラノサイトが活性化してメラニンを過剰に増殖させてしまいます。

その結果、排出しきれないくらいメラニンが増えてしまって滞留することになるのです。留まったメラニンの色素は沈着しシミとなります。

また、ターンオーバーの周期が乱れると28日前後でメラニンが排出されにくくなります。結果として、メラニンが滞留しシミとなって現れます。

ターンオーバーの乱れの原因は睡眠不足や偏った食生活などです。

メラニンが滞留する原因
  • 過剰な紫外線
  • 肌のターンオーバーの乱れ

ストレスを受けてもメラニンが過剰生成される

ストレスとシミの関係

出典:DECENCIAプレスリリース

ポーラ研究所とDECENCIA(ディセンシア)の研究で「ストレスがシミを誘発する」ということが分かってきました。

ディセンシアの調査によると、リラックス時と比べストレスを受けた時は活性酸素が3倍も発生しやすくなるといわれています。

活性酸素とメラニンの相関関係

出典:DECENCIAプレスリリース

活性酸素が発生すると、活性酸素がない時と比べてメラニンは1.3倍も増加するということが分かりました。

また、活性酸素は体に侵入したウィルスや細菌などの有害物質を分解する役割があるのですが、脂質と結合すると細胞を酸化させてしまうというデメリットもあります。

皮膚は酸化すると肌の弾力がなくなってシミ・ソバカスなどもできやすくなります。

ストレスを感じる→活性酸素が発生→メラニンが生成されやすくなる+肌が酸化する→シミ発生につながる、ということです。

年齢を重ねることでシミが濃くなる

年齢を重ねることでシミ・ソバカスが濃くなり増えやすくなります。今まで受けたダメージが現れ始めたり、肌のターンオーバーが低下してメラニンが排出されにくくなったりすることが原因です。

加齢によって濃くなるシミ(老人性色素斑)の濃さは40~50歳頃がピークです。今20代の方は「40歳なんてまだまだ先のことだから考えられない」という人もいるものです。

でも40代は意外と早くやってきますし、40代になっても美白にかける熱意は20代の今と変わりません。美白を求める気持ちは今と変わらないのに肌はシミだらけというのは辛いものです。

20代の今のうちからシミ対策をしましょう。現在40、50代の方も適切な美白美容ケアを続けることでターンオーバーを正常化しシミを薄くしていくことは可能です。

シミの種類

シミの種類

出典:第一三共ヘルスケア

シミの種類

  • 日光黒子(老人性色素斑)
  • そばかす
  • 肝斑
  • 炎症後色素沈着

シミの代表的な4種類について解説します。

日光黒子(老人性色素斑)

シミの中で1番多いのは日光黒子です。 加齢によって濃くなることから老人性色素斑ともよばれています

20~30歳のうちはシミも薄茶色で厚みもなく平らですが、年齢とともにどんどん濃くなってシミの境目もクッキリし、立体的になるものもあります。

頬骨の周辺や手の甲、すねなど紫外線の当たりやすいところに発生するのが特徴です。

日光黒子を作らないために紫外線に当たらないようにしましょう。

また肌内部にダメージを蓄積させないようターンオーバーを促進するように心がける必要があります。

ターンオーバーを促したりホルモンバランスを整えたりするために、ビタミンCや鉄分、タンパク質を取るように心がけましょう。

そばかす

そばかすは別名雀卵斑とよばれ、茶色で小さく1つあたり数ミリ程度の大きさです。雀の卵の殻にある模様に似ていることから名前がつきました。

できる場所は頬の周辺。そばかすは3歳以降に発生しやすく思春期ごろに色の濃さがピークとなります。 しだいに薄くなっていきますが、完全に消えることはあまりありません。

そばかすは白人にできやすいシミですが、日本人でも色白の人はできやすい傾向があります。特に若い女性に多いことも特徴です。

そばかすの発生要因は遺伝的理由と日焼けがほとんどです 。

そばかす対策は、日焼け防止とターンオーバー活性化のためのビタミン C 摂取などがおすすめです。

肝斑

女性ホルモンが原因とされている肝斑。主に30~40歳代の女性に多いとされています。

肝斑の特徴は頬の両側に茶色いシミがモヤっとできることです。なかには色が抜け落ちているように見えるケースもあります。

妊娠や経口避妊薬の服用で肝斑ができることもあることから女性ホルモンが大きく影響しているといわれています。

ストレスでホルモンバランスが崩れると肝斑ができやすくなる、という研究結果もあります。そのためストレスを溜めない・ホルモンバランスを整えるなどの対策が有効です。

また紫外線対策をすることは肝斑対策にも大切です。肝斑の治療法としてトラネキサム酸の摂取もおすすめです。

炎症後色素沈着

ニキビや怪我、虫刺されの跡が茶色いシミとなるケースがあります

ほとんどのニキビや怪我は赤くなった後に色味がひいていくのですが、ターンオーバーが乱れると赤みがひかず色素沈着を起こして茶色く残ってしまいます。

日本人は黄色人種なので黒色メラニンが多く、炎症後の色素沈着が目立ちやすい傾向にあります。特にニキビを潰すと色素沈着を起こしやすいので要注意です。

また洗顔やマッサージで肌を刺激しすぎたりムダ毛を毛抜きで無理やり抜いたりしたら、炎症を起こして色素沈着につながることがあります。

炎症後色素沈着を防ぐために肌は優しくいたわるように扱いましょう。

シミ・ソバカスの発生を抑える方法

シミ・ソバカスの発生を抑える方法

シミ・ソバカスの発生を抑える方法

  • 日焼け止めで外側から紫外線をガード
  • 美白用化粧品で毎日ケア
  • メラニン抑制・抗酸化作用のある食品を摂取
  • ストレスを解消してよく眠る
  • 発生してしまったシミはサロンでスペシャルケア

シミ・ソバカスの発生を抑えるために、身体の内外からのケアを心がけましょう。具体的な対策を5種類紹介します。

日焼け止めで外側から紫外線をガード

日焼け止めで外側から紫外線をガード
そばかすの発生を抑える方法として最も有効なのは日焼け止めで紫外線をガードすることです。

メラニンは肌の細胞核を紫外線から守るために生成されるものです。

紫外線はメラニンでガードするのでなく、日焼け止め・日傘・帽子など肌の外側からガードしてあげましょう。

紫外線は3~7月にかけての期間が多いとされていますが10月~2月までの秋冬にかけても降り注いでいます。曇りの日にも紫外線はあります。

季節や気候を問わず、1年を通して紫外線対策をするように心がけることをおすすめします。

美白用化粧品で毎日ケア

美白用化粧品で毎日ケア

出典:美肌カレッジ|KOSE

日焼け止めで紫外線対策をしていても、どうしても多少は紫外線を浴びてしまうものです。そのため、美白用化粧品で美白ケアをしてあげましょう。

美白化粧品はメラニンの活性化を抑えるものや、メラニン生成を促す酵素の働きをブロックするもの、肌のターンオーバーを促すものなど様々な効能の商品が出ています

シミには色々な種類があるので自分のシミに応じた美白化粧品を使いましょう。

日光黒子だと思って美白ケアしていてもあまり良くならないなら、シミをよく観察してみてください。

両頬に対照的にできているなら肝斑の可能性があります。

肝斑なら、資生堂「HAKU」に代表されるトラネキサム酸入りの美白化粧品を選ぶと効果も期待できます。

資生堂「HAKU メラノフォーカスV」

出典:HAKU

美白用化粧品を使ってもあまり効果が出ないということでしたら「自分のシミは何なのか」「そのシミを治すにはどんな有効成分が効きやすいのか」をチェックしましょう。

美白化粧品を使う時は刺激にならないよう優しくつけてあげるのがポイントです。

美白のためには保湿も重要です。

肌を潤すことは透明感アップだけでなく肌のバリア機能もアップしてシミ・ソバカスを防ぐことにもつながります。

メラニン抑制・抗酸化作用のある食品を摂取

メラニン抑制・抗酸化作用のある食品を摂取

メラニン抑制・抗酸化作用のある食品
  • 赤ピーマン
  • ナッツ類
  • レモン
  • ゴマ
  • かぼちゃ

シミ・ソバカスを防ぐためにはメラニンを抑制し、抗酸化作用のある食べ物を摂取することが大切です。

メラニンを抑制する食べ物は上記に加え、ブロッコリー、柑橘類、いちご、キウイ、ローズヒップティーなどのハーブティーです。

さらに最近の注目株はリコピンという栄養素です。リコピンはミニトマトや人参などに多く含まれています。

またカボチャやニンジン緑黄色野菜などに多く含まれているカロテンは体内でビタミンAに変わってターンオーバーを正常に保つ役割を持っているのでおすすめです。

シミ・ソバカスを生成させないために体の内側からもケアしてあげましょう。

ストレスを解消してよく眠る

ストレスを解消してよく眠る

ストレスはシミ発生の原因です。日々のストレスを解消するように心がけましょう。

仕事や家庭でのストレスのほかに「シミがある」「シミが消えない」ということがストレスになるケースも多々あります。

シミを薄くするのは時間がかかるため、気にしすぎず今できることを毎日コツコツと続けましょう。

また、よく眠ることで肌のターンオーバーを促すことができます。

夜22~深夜2時にかけてのゴールデンタイムは、成長ホルモンが分泌されるので肌の新陳代謝も促されるといわれてきました。

最近では、眠り始めの90分間に成長ホルモンや女性ホルモンが分泌されるといわれています。

「仕事が忙しくて22時までに寝ることなんてできない」という人も入眠後90分間で深い睡眠が得られたら、美白効果を高めることができます。

眠り始めの90分間にしっかり眠れるように、寝る直前は深呼吸をして副交感神経を優位にしてあげましょう。

眠りはじめの90分間に深い睡眠を得ることが大切

発生してしまったシミはサロンでスペシャルケア

シミを見つけてしまったらエステサロンやクリニックに行って スペシャルケアを受けましょう

シミに対する処置方法は様々ですが、サロンによっては光フォトエステを照射することでシミを薄くする処置を施しているところもあります。

サロンによって料金は様々ですが、1時間の光フォトフェイシャルで5,000円ほどのところもあります。

クリニックは、レーザー治療などでシミを薄くすることができます。

レーザーの施術料金は濃さや部位によって様々ですが初回限定で2,500円ほどから施術をしているクリニックもあります。

そばかすは思春期以降に薄くなる可能性があるので、レーザー治療は思春期以降がおすすめです。

美白美容ケアを続けるポイント

美白美容ケアを続けるポイント

美白美容ケアを続けるポイント

  • 美白美容ケアをルーティンワークに組み込む
  • 自分に合った美白化粧品を使う

「美白は1日にして成らず」です。

継続して美白美容ケアを行う方法を紹介します。

美白美容ケアをルーティンワークに組み込む

美白美容ケアは続けることが大切です。続けるためには、毎日のルーティンワークの中に美白美容ケアを組み込みましょう。

例えばお風呂上がりに美白成分が配合されたパックをつけるというのは手軽でおすすめです。

パックは顔に貼りつけるだけですので手間がかかりません。お風呂から上がる→パックをつける、と一連の流れにしてしまえば身体が覚えるので習慣化しやすくなります。

お風呂上がりは肌が乾燥するので早く全身のケアをしたいものですが、顔のケアに時間がかかっていては首や手の甲などが乾いてしまいます。

顔はパックに任せておいたら、首や手の平などのケアにすぐに取り掛かることができます。

手の甲はシミができやすいですし、首も年齢の出やすいパーツなので乾燥する前にケアしてあげましょう。

お風呂上りは子どもの体を拭くことが最優先となり、自分の顔のケアが後回しになる育児中ママにもパックはおすすめです。

自分にあった美白化粧品を使う

美白美容ケアを続けるポイントは自分にあった美白化粧品を使うことです。

自分が買いやすい価格帯で、自分のシミに効果のある成分が入っていて、好みのテクスチャのものを使うようにしましょう。

自分に合った価格帯の美白化粧品は惜しみなく適量が使えますし無くなってもすぐ買い足せます。パッケージが好みのものは使う時に気分が上がるので継続しやすいです。

テクスチャはクリームからミルク、ジェルなど種類も豊富。 乾燥肌の方はクリームタイプだと潤うので満足感が上がりますし、脂性の方はジェルのさっぱり感が心地いいものです。

美白美容液選びについては、以下の記事も参考にしてください。

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シミ・ソバカス対策は美白美容を続けること

 シミ・ソバカス対策は美白美容を続けること

美白美容に必要な肌の基礎知識を紹介しました。美白とはメラニンの生成を抑えシミとそばかすを防ぐことです。メラニン色素が肌に沈着することでシミ・ソバカスが現れます

シミ・ソバカスを防ぐために日焼け止めを塗って外側から紫外線をガードしつつ、メラニン抑制・抗酸化作用のある食品を食べて内側からもケアしてあげましょう。

表皮は美白化粧品で毎日ケアするようにします。

美白ケアを毎日のルーティンワークに取り入れて、10年後の素肌のために美白ケアを楽しみましょう。

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