秋の味覚の代表といえば、さつまいもですね。
ホクホクした食感とほんのりとした甘みはお料理だけでなく、お菓子作りにもぴったりの食材です。
そこで今回は、さつまいもを使って旬の味覚を堪能できる簡単手軽なスイーツレシピをご紹介します。
大学芋、さつまいも餅などの定番から、レンジですぐできる簡単なさつまいもスイーツや本格的なこだわりさつまいもスイーツまで!
手作りのさつまいものお菓子は、優しい甘みで子どものおやつにもおすすめです♡
スイーツから料理まで!さつまいもの魅力
スイーツから料理まで!さつまいもの魅力
- さつまいもの旬と栄養効果
- さつまいもの選び方と保存方法
- さつまいもを美味しく調理するコツ
秋になると鮮やかな赤紫色が美しいさつまいもが旬の時期を迎えます。
腹持ちがよく食べ応えのあるさつまいもは、和風から洋風までどんな味付けとも相性がよく、料理にもスイーツにも使うことができます。
さらに嬉しい美容効果も期待できるさつまいもは、魅力的な秋の旬食材です。
さつまいもの旬と栄養効果
さつまいもの収穫は8月末から10月ごろにかけて行われ、収穫後しばらく貯蔵してから出荷されます。
さつまいもには豊富な食物繊維が含まれており、腸を刺激して便秘解消などの効果が期待できます。
そのほかビタミンCの含有量も高く、美肌や風邪予防などにも効果的と言われています。
ビタミンCは熱に弱いとされていますが、さつまいもに含まれるでんぷんの作用により、ほかの野菜に比べ加熱しても損失が少ないと言われています。
さつまいもにはアクがあり、切った後そのままにすると黒く変色してしまうため、スイーツなど見た目も大事にしたい調理に使用する場合は水につけてアク抜きをします。
さつまいもの選び方と保存方法
さつまいもには食感や色味の異なるものなどさまざまな種類があり、鳴門金時や安納芋など地域ブランドとして人気の品種も多数ありますね。
いずれの種類でも選ぶ際には、ずっしり重みがあり、色鮮やかで張りのあるものがおすすめです。
芋掘りで採りたてのさつまいもは、数日おいておくとでんぷんが糖分に変わり甘みが増すと言われていますので、しばらくおいてから使うようにしましょう。
また、さつまいもは低温に弱い食材のため、冷蔵保存は避けて常温(夏場は冷暗所)で新聞紙などに包んで保存します。
さつまいもを美味しく調理するコツ
さつまいもは加熱方法によって仕上がりが違うので、ぜひ覚えておきましょう。レシピごとに方法を変えると便利ですよ。
調理方法 | 甘さ | 特徴 |
---|---|---|
蒸す | かなり甘くなる | 栄養素が逃げない |
茹でる | 甘さが控えめ | 水分が多くしっとり |
焼く | 最も甘くなる | グリルを使うと便利 |
レンジ | 低温加熱なら甘い仕上がり | 手軽に使える |
さつまいもが甘くなる理由とは
さつまいもの特徴でもある「甘み」。さつまいもには「アミラーゼ」という消化酵素が含まれており、でんぷんを「麦芽糖」(糖分)に変える働きをします。
アミラーゼの働きが活発になる温度は約40℃~60℃で、またさつまいものデンプンは約40℃~75℃が分解されやすく、時間をかけた方がよりよいとされています。
さつまいもの甘さを引き出すコツは、「低温でじっくり時間をかけて加熱する」ことです。
秋を堪能!手軽なさつまいもスイーツレシピ14選
秋を堪能!手軽なさつまいもスイーツレシピ14選
- 大学芋|揚げずに簡単!アツアツを楽しもう
- さつまいも餅|冷めてももっちりやわらか
- おさつドーナツ|材料は4つ!手軽に作れる
- スイートポテト|すくってたっぷり食べたい!
- モンブランケーキ|自然の甘さで優しい味
- さつまいものチーズケーキ|和洋の組み合わせが絶妙
- さつまいもプリン|思い立ったらすぐできる簡単レシピ
- スイートポテトパイ|サクサクの焼き立てを召し上がれ
- いもようかん|素朴な味わいでほっこり
- 蒸しパン|ふわふわでボリュームアップ
- さつまいもどら焼き|ボリューム満点のおさつクリーム
- さつまいもチップス|おやつにぴったりのサクサク食感
- かりんとう|カリカリ食感でやみつきになる
- きんつば|手づくりで和菓子屋さん気分
さつまいもは、調理法によってクリームのような滑らかな口当たりも、ホクホクした食感も楽しむことができます。
また自然の優しい甘みはスイーツの食材としても最適ですね。
秋の味覚を堪能できる和洋さまざまなさつまいものスイーツレシピをご紹介します。
大学芋|揚げずに簡単!アツアツを楽しもう
ホクホクした食感とさつまいもの優しい甘さを皮ごと堪能することができるさつまいもスイーツといえば大学芋です。
さつまいもはカリッとした食感を楽しむため、角が出るようにしながら大きめの乱切りにし水にさらして準備します。
フライパンにサラダ油と砂糖を加えて熱し、さつまいもを重ならないように並べ、蓋をして10分ほど蒸し煮し、仕上げに蓋をあけてカリカリになるまで揚げ焼きしたら完成です。
出来立てがおいしい大学芋を自宅で簡単に作ることができるのが嬉しいですね。
短時間!失敗なしの大学芋 by 吉永 麻衣子|レシピサイト「Nadia|ナディア」
さつまいも餅|冷めてももっちりやわらか
小腹が空いたときにおすすめのさつまいも餅は、レンジで簡単に作れるスイーツ。
加熱してマッシュしたさつまいもに切り餅を合わせるので、ボリュームたっぷりで空腹感も満たされます。
丸めた餅生地にまぶすのは、きなこと黒ごまの2種。どちらもさつまいも風味によく合います。
もちもちの食感は冷めても固くならないので、お弁当にもおすすめです。
砂糖の代わりにハチミツを使うと、まろやかな甘さになります。
さつまいも餅 by Mie|レシピサイト「Nadia|ナディア」
おさつドーナツ|材料は4つ!手軽に作れる
ホットケーキミックスを使う、お手軽なさつまいものドーナツです。4つの材料を混ぜ合わせて揚げるだけ!
カロリーオフにもつながるお豆腐を入れる生地はふわふわで、ほくほくのさつまいもの食感を引き立たせます。
粉糖が定番ですが、シナモンシュガーをまぶすと大人向けの風味に。お好みでどうぞ!
材料4つのおさつドーナツ by すがたなみ(菅田奈海)|レシピサイト「Nadia|ナディア」
スイートポテト|すくってたっぷり食べたい!
材料2つだけで作れてしまう驚きのスイートポテトがこちらです。
皮をむいたさつまいもをレンジ加熱して柔らかくし、マッシュしたところにバニラアイスを加えて容器に入れてオーブントースターで焦げ目がつくまで焼くだけ!
バニラの香りとねっとり甘いさつまいもをスプーンですくいながら食べる、スイーツ好きにはたまらない1品です。
材料2つ!スコップ スイートポテト by きゃらきゃら(小林睦美)|レシピサイト「Nadia|ナディア」
モンブランケーキ|自然の甘さで優しい味
さつまいもの自然の甘味をクリームにしたモンブランケーキは、とっても優しい味わいです。
さつまいもの皮をむいて1cmほどの厚さのいちょう切りにし、耐熱容器に入れてレンジ加熱で柔らかくします。
温かいうちに裏ごししてから冷まし、はちみつとラム酒で味付けしてから生クリームで伸ばしてしぼれる硬さに調整し、絞り袋に入れてデコレーションします。
市販のココアスポンジを用意すれば手軽に作ることができて、華やかなケーキになります。