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現在、保育士として働かれている方の中には、残業時間や給料、人間関係に悩み、転職を検討されている方も多いでしょう。
いざ転職を検討する時に抱くのが「転職に失敗したら、どうしよう…」という不安。実際に、転職経験のある保育士の中には、転職前の理想や希望との違いに後悔してしまう人もいます。
そこで、本記事では保育士が転職前に知っておきたい注意点を解説。また、アンケートで得られた保育士の転職成功談・失敗談の回答内容も紹介しています。
これから転職することを検討している保育士の方は、ぜひ本記事を参考にしてみてください。
保育士の転職失敗で多い原因・理由
以下では、保育士の転職で多い失敗内容や原因・理由について紹介します。
現在、転職を検討されている保育士の方は事前にチェックしてみてください。
保育士の転職失敗で多い原因・理由
- 職場にうまくなじめなかった
- 休日出勤・クレーム対応などハードな労働環境
- パワハラが蔓延する職場だった
職場にうまくなじめなかった
職場になじめずに失敗したと感じる保育士が多いです。
職場の人とは毎日顔を合わせコミュニケーションを取る必要があるため、人間関係がうまくいかないと苦痛を感じやすいです。
中には、業務内容や待遇などその他に何の不満が無くても、人間関係が良くないというだけで退職してしまう人もいます。
若い年代の保育士の転職だと、職場をしきる立場の年配の同僚との人間関係が悪化しやすいです。
一方、40代など中高年の転職の場合、年上の中途採用者に対して周りがどう扱ってよいか分からず、浮いてしまうというケースがあります。
休日出勤・クレーム対応などハードな労働環境
職場にもよりますが、休日出勤しなくてはいけない場合があります。土日も仕事がある家庭が、保育園を利用するケースもあるためです。
また、子供の面倒を見る仕事ですから、どうしても親からクレームを受けることがあります。
どのような内容でも言い返さず平謝りが基本ですから、クレーム対応は精神的にこたえます。
保育士はただでさえ、少しでも目をはなすと事故の危険性があるため、日々緊張感をもって仕事に臨まなければいけません。
そこに長時間労働やクレーム対応などの業務が加わると、ハードな労働環境です。
仕事のストレスに耐え切れず、保育士を辞めてしまう人も少なくありません。
パワハラが蔓延する職場だった
転職先でパワハラを受けるケースもあります。パワハラとは、職務上の優越的な立場を背景にした、業務上必要な指導の範囲を超えた言動を指します。
簡単に言えば、先輩や上司から部下に対する、いきすぎた言動です。
例えば「使えない」「クビにする」などの過剰な叱責や、仕事を全く振られない、逆に仕事を全て押し付けてくるといった言動が該当します。
保育士は職場にほぼ女性しかいませんから、仲間外れなど女性特有の陰湿な行為が起こりやすいという特徴もあります。
保育士の転職失敗談【5つの事例】
実際にアンケート結果ではどういった声が寄せられたのか、見てみましょう。5つの転職失敗談の概要を紹介します。
転職に失敗した原因として、人間関係のトラブルを挙げる保育士が多かったです。
- 40歳での転職で新しい職場に馴染むのが難しかった
- パワハラが多い保育園に転職してしまった
- 給料は良かったが求められるスキルが高く残業も多かった
- 転職先の経営状況悪化により、ボーナスが少なかった
- 気が合う人がおらずお局もいて人間関係に悩んだ
転職した年齢が40歳だったので、仕事を覚えることや体力面でついていけず大変でした。以前はすぐに打ち解けられたのですが、なかなか打ち解けられず緊張が続きました。年齢が上がるにつれて、新しい職場に馴染むことは大変だと感じました。
40歳・女性
転職先がパワハラだらけの園でした。給料面では、もともと安い職種なので納得はしていましたし、だんだん上がっていたのでよかったのですが、パワハラは精神的にきつかったです。もっと事前に調べておけば良かったと後悔しました。
21歳・女性
給料が安かったため転職しました。転職先はスパルタ教育で有名な園で、運動や音楽、読み書きの指導も厳しく、教員側にも一流を求められ、休みの日は毎回講演会、日々園での残業勉強とても大変でした。そのため、また違う園へと転職しました。
25歳・女性
正社員での雇用となったことで、ボーナスも貰えるようになったと喜んでいましたが、支給された金額を見て愕然としました。派遣社員だった時とほとんど変わらない金額しかない。どうやら勤め先の経営状態が悪く、この時のボーナスはすごく少なかったようです。ボーナスありという条件を最優先に転職したのですが、小さな保育園ということもあり経営状態は安定していなかったようで、そこまで考えずに転職したことを後悔しました。
32歳・女性
転職前の園が環境が良すぎるというのもありましたが、転職後の園での人間関係に悩みました。同期もあまり気が合う人がいなく、お局の人達もいて、子供たちは可愛かったですが、それ以上に人間関係が苦痛でした。転職先としていくつか選択肢があったので、もっとじっくり考えるべきでした。
25歳・女性
保育士の転職成功談【5つの事例】
次は、5つの転職成功事例を紹介します。待遇面で状況が好転したため成功したと感じている人が多いです。
- 残業が無くなり給与も上がった
- 上下関係が少なく、人間関係の良い職場を見つけられた
- 年収は下がったが、働きやすくやりがいの感じられる職場に転職できた
- アルバイトから公務員保育士として転職し安定を手に入れた
- 派遣で職場を知ってから正規職員へという手順で成功
以前勤めていた園は、定時で仕事が終わることは殆どなく残業が多かったです。しかし、残業代を全く貰えませんでした。貯金が出来なくて体も疲れるので転職しました。転職した園では、残業がなく毎日定時で帰ることが出来るので体が楽です。給料も以前勤めていた園より多く貰えるので、転職してよかったです。
30歳・女性
人間関係の良い園への転職を一番に考えていたので、転職後の園は本当に良い保育士さんばかりで良かったです。元の園はベテランのお局的な人が多く、転職先の園は若い先生ばかりだったことが上下関係のピリピリ感がなく働きやすい人間関係を築けた理由だと思います。
25歳・女性
転職後、園内での勉強会が定期的に開かれたり、クラスは違えどそれぞれが他のクラスの状態も把握できるよう常に情報を共有している環境があり感動した。園によって方針もやり方も全く違うことを身をもって知ることができた。年収は下がったが、やりがいを感じながら日々子どもと向き合うことができ、結果的には大満足。転職して良かった。
21歳・女性
アルバイトでは収入が低く、安定した立場で働きたいと強く思うようになりました。
希望を叶えるには公務員がよいと思い、アルバイトが終わったあとに毎日、ファミレスで試験勉強をしました。
2年かかりましたが何とか採用され、都内の保育園で働きました。(結婚を期に残念ながら都内を離れ、現在は主婦です。)
働く環境が整っている園の採用を勝ち取るには、情報収集をしっかりすること、知識と人格を磨くことが大切だと思います。
24歳・女性
私が転職しようとしたきっかけは、人間関係がうまくいかず体調を崩したことでした。子どもが大好きで保育士になったので、新しいところで楽しく仕事をしたいと思い、潔くスパッと辞め、転職活動をしました。
結果は大成功。まず、派遣で働きはじめ、1年でその派遣先へそのまま就職。その後結婚出産をしていますが、変わらず同じ職場に勤めています。私は派遣でその職場を知ることができたのが成功した理由だと感じています。
28歳・女性
保育士が転職失敗を防ぐ5つの注意点・対策方法
アンケート結果を参考に、保育士が転職失敗を防ぐために取るべき行動を紹介します。
正社員が良い、大手が良いなどあまり決めつけすぎず、柔軟な視点に立ち職場を選びましょう。
保育士が転職失敗を防ぐ5つの注意点・対策方法
- 人間関係を重視して職場選びをする
- 転職先の規模感だけで決定しない
- 公務員も選択肢の一つに入れる
- 正社員にこだわらず派遣やパートも視野に入れる
- 口コミなどをチェックし転職先のリアルな情報を得る
人間関係を重視して職場選びをする
保育士の転職失敗理由として多いのは、人間関係だと紹介しました。
このため、職場選びの際は人間関係を重視することが失敗を防ぐ大きなポイントです。
転職先に求める条件には、人間関係のほかにも「給与」「残業の少なさ」「休みの取りやすさ」など、さまざまなポイントがあります。
他のポイントに優先して人間関係を軸に職場を選ぶことで、パワハラなど人間関係による失敗のリスクを減らすことができます。
特に、人見知りだったり気を遣うのが苦手だったりと人間関係形成が苦手な人は、人間関係を最優先事項に据えて求人を検討することをおすすめします。
転職先の規模感だけで決定しない
知名度が高かったり園の規模が大きい保育園では、給与や福利厚生が恵まれているだろうと思う人もいるでしょう。
しかし大規模な保育園では、一流の保育を求めるため保育士への教育水準が厳しかったり、1人当たりの業務量が多い可能性もあります。
また、法人化している園では、つりあいを取るため、他園の事情にも配慮しなくてはいけないケースもあります。
規模が大きい保育園には特有の大変さがあり、大きければ良いということはありません。
保育園の方針と自分の保育への考え方が合致するのか、自分がどのような働き方を望むのかなど十分に検討しましょう。
多面的に比較することで、自分に合った職場を見つけやすくなります。
公務員も選択肢の一つに入れる
アンケートの成功談には、公務員に転職して良かったと感じている声がいくつかあります。
公務員保育士とは、公立の保育園や保育施設で勤務する保育士のことです。
公務員として勤務するため、給料が高めで福利厚生が充実している点がメリットです。
また、公立の保育園は児童福祉法に基づき、保育対応時間や受け入れ人数が定められている施設がほとんどです。
働きやすい環境を望んでいる人には、おすすめの労働環境だと言えるでしょう。
ただし、公務員保育士になるためには、自治体の公務員採用試験に合格する必要があります。
公務員保育士は人気で試験の倍率も高いですから、きちんと対策しなければ合格が難しい試験です。
正社員にこだわらず派遣やパートも視野に入れる
実は、保育士には正社員以外にも、派遣やパートで働く道があります。
派遣やパートは正社員よりも費用をかけずに雇うことができるため、求人を出す保育園は少なくありません。
正社員にこだわらず派遣やパートも検討することが転職失敗を防ぐ一つの方法です。
正社員は給与や福利厚生面で恵まれていますが、実際のところ「非正規の方がゆとりを持って仕事できる」との声も聞かれます。
特に、結婚や出産などを理由に一度職場を離れた人が再就職を考える場合、派遣やパート勤務がおすすめです。
ブランクがあり育児との両立も考えなくてはならないとなると、いきなりのフルタイム労働はきついと感じる可能性が高いです。
一度派遣で転職して職場に慣れた頃に、同じ職場で正規雇用に転換するというパターンもあるため、派遣はおすすめの労働形態です。
口コミなどをチェックし転職先のリアルな情報を得る
求人広告や転職先のHPをチェックするだけでなく、口コミサイトに寄せられた声も見てみましょう。
口コミサイトでは上下関係が厳しい職場なのか、残業が多いのかといった、求人票では知ることができない情報を入手できます。
特に、人間関係を不満に感じる人は多いですから、人間関係に関する口コミは重点的にチェックしましょう。
ただし、多くの場合、退職した人から口コミが投稿されるため、ネガティブな意見が多くなりがちな点に注意してください。
一つの口コミをそのまま信用するのではなく、複数の口コミを比較することで、実態が見えてきます。
保育士が転職を成功させるなら転職エージェントがおすすめ
転職を成功させたいなら、転職エージェントの利用をおすすめします。
転職エージェントでは、求人紹介や選考対策、内定後の条件交渉に至るまで転職活動のあらゆる面でサポートしてくれます。
利用料金は一切発生しないため、気軽に利用できるでしょう。
保育士が転職を成功させるなら転職エージェントがおすすめ
- メリット1. 求める条件に合致した求人を紹介してくれる
- メリット2. 非公開求人の紹介を受けられる可能性もある
- メリット3. キャリアアドバイザーから転職サポートを受けられる
メリット1. 求める条件に合致した求人を紹介してくれる
転職エージェントを利用すれば、自分に合った求人を紹介してくれます。
「残業が少ない職場が良い」など希望を伝えれば、スキル・経験なども考慮した上で、条件に合致する求人をいくつか示してくれるでしょう。
また、保育士転職のプロともいえる存在の担当者(キャリアアドバイザー)が求人をピックアップしてくれるため、自分一人で探すよりも効率的に求人検索が可能です。
メリット2. 非公開求人の紹介を受けられる可能性もある
非公開求人とは、一般には公開されておらず、転職エージェントに登録した人だけが紹介を受けられる求人です。
非公開求人は、条件を満たすスキルや経験を備えた求職者のみ応募できるよう、あえて非公開にしていることが多いです。
公開求人よりも高い条件を付すため、給与などの待遇面が優れている傾向があります。
応募するには、転職エージェントに登録するだけではなく、キャリアアドバイザーから紹介を受ける必要があります。
全てのケースではありませんが、求職者のスキルや経験が合致すると判断すれば、非公開求人を紹介してもらえます。
メリット3. キャリアアドバイザーから転職サポートを受けられる
キャリアアドバイザーは求人紹介だけでなく、転職に関するさまざまなサポートに対応しています。
応募書類添削や模擬面接といった選考対策はもちろん、施設との面接後には人事担当者から受けたフィードバックを伝えてくれます。
採用に至らなくても、フィードバックの内容を次に活かせば、次回以降の通過率は高まるでしょう。
さらに、内定後は年収や入園時期などの条件交渉も代行してくれます。
自分では伝えづらい部分もキャリアアドバイザー経由なら伝えやすいため、積極的に条件交渉を依頼しましょう。
保育士の転職エージェントおすすめ3選
おすすめの保育士転職エージェントを3つ紹介します。保育士の転職エージェントは数多くありますが、今回紹介するのは大手の転職エージェントです。
大手転職エージェントは、求人の質・量ともに優れているため、最低でも一社は利用することをおすすめします。
保育士が転職を成功させるなら転職エージェントがおすすめ
- マイナビ保育士|業界トップクラスの求人数
- 保育のお仕事|さまざまな雇用形態の求人を揃える
- 保育士バンク|全国対応で地方の求人も見つけやすい
マイナビ保育士|業界トップクラスの求人数
- 業界トップクラスの求人数
- 求人検索だけでも利用できる
- 人材業界大手マイナビの信頼感
マイナビ保育士は、人材業界大手マイナビが運営する保育士特化型の転職エージェント。
公開求人数は2020年8月時点で16,000件を超えており、業界トップクラスの求人数を誇ります。
求人の種類も幅広く、院内保育所や企業内保育といったあまり見かけない求人も保有しています。
また、キャリアアドバイザーのサポートがつくエージェントサービスだけでなく、求人検索だけを利用する転職サイトとしての機能も備えており、求職者のニーズに合わせた利用が可能です。
特に首都圏に特化したサポートを展開しているため、東京・埼玉・神奈川・千葉の一都三県での転職を検討中の人におすすめです。
サービス名 | マイナビ保育士 |
運営会社 | 株式会社マイナビ |
求人件数 | 約16,600件 |
求人対応エリア | 全国(首都圏に特化) |
求人施設 | 認可保育園/認証保育園・認定保育園/院内保育所/企業内保育所/病後児保育/認可外保育所/幼稚園/こども園/学童施設/障がい児施設/プリスクール・幼児教室 |
利用料金 | 無料 |
公式サイト | マイナビ保育士 |
保育のお仕事|さまざまな雇用形態の求人を揃える
- 派遣やパート・アルバイトの求人も扱う
- さまざまな施設形態の求人を揃える
- 求人票では分からないリアルな情報を入手可能
保育のお仕事は株式会社ウェルクス運営の保育士特化型転職エージェント。
正社員の求人が多いですが、派遣やパート・アルバイトなど多様な雇用形態の求人を揃えます。
また、公立保育園・私立保育園・認定こども園・託児所・院内保育・企業内保育など、さまざまな施設の求人がある点も特徴です。
保育業界に特化した知識と実績を持つキャリアアドバイザーは、職場の人間関係など求人票では分からない情報も保有しています。
正社員以外の雇用を検討中の人、転職先の実態をきちんと把握したい人におすすめです。
サービス名 | 保育のお仕事 |
運営会社 | 株式会社ウェルクス |
求人件数 | 約10,000件 |
求人対応エリア | 全国 |
求人施設 | 認可保育園/認証保育園・認定保育園/小規模認可園/認定こども園/幼稚園/認可外保育園/病院内保育/企業内保育/学童保育/放課後デイサービス/託児所/インターナショナルスクール/病児保育 |
利用料金 | 無料 |
公式サイト | 保育のお仕事 |
保育士バンク|全国対応で地方の求人も見つけやすい
- 利用者満足度No.1獲得
- 求人検索の条件を細かく設定できる
- 地方在住の人が使いやすい
保育士バンクは、株式会社ネクストビート運営の保育士特化型転職エージェント。
北海道から沖縄まで全国の求人を扱うため、地方で転職を志す人におすすめです。
住宅制度や引っ越し手当付きの求人を重点的に紹介する「上京特集」も行っています。
条件検索が細かく設定できるため、求める条件の求人を見つけやすい点も特徴です。
日本マーケティングリサーチの調査では、利用者満足度No.1を獲得しており、利用者からの評判が良い転職エージェントです。
サービス名 | 保育士バンク |
運営会社 | 株式会社ネクストビート |
求人件数 | 約30,000件 |
求人対応エリア | 全国 |
求人施設 | 認可保育園/院内保育園/企業内保育所/幼稚園/学童施設/放課後デイサービス/託児所/児童養護施設/児童発達保育施設 |
利用料金 | 無料 |
公式サイト | 保育士バンク |
保育士の転職失敗を防ぐために十分な対策を!
保育士の転職では、十分な対策を実施しなければ失敗するリスクは高いです。
アンケートによると人間関係で悩んでしまう事例が多いため、口コミサイトなどを利用して人間関係に関する情報を得ることが失敗しないための大きなポイントです。
また「正社員が良い」「大手が良い」など求める条件を絞りすぎず、広い視野を持って活動に臨むことをおすすめします。
転職エージェントを利用することで「キャリアアドバイザーのサポートを受けられる」「自分に合った求人を見つけやすい」どのメリットがあります。
記事内で紹介した3つの転職エージェントは求人量・質ともに優れているため、転職エージェント選びの参考にしましょう。