オンライン就活で練習しておくべき自己PRと回答文章

     
オンライン就活で練習しておくべき自己PRと回答文章

新型コロナウイルスの流行により、企業説明会や面接などの就職活動をWEB上で行う、就活のオンライン化が進んでいます。

そんな中、これから主流になるであろうWEB面接での自己PRに、不安を感じている方も多いようです。

オンライン就活では、自己PRや質問への回答方法に、従来の対面型の面接との違いはあるのでしょうか?

¥そこで今回は、コロナ禍で主要となりつつあるWEB面接のために練習すべき自己PRと、WEB面接で聞かれる質問の回答文章の作り方を、丁寧にレクチャーします。

オンライン就活で練習したい自己PRと質問への回答
  • 自己PRで「求められること」は、対面面接と同じ
  • 自己PRと回答文章は、面接前に練って練習しておく
  • 自己PRや質問の練習に、就活サイトのサービスを活用する
目次

オンライン就活における自己PRとは

新型コロナの影響より就活と転職活動に変化

就職活動において、ES(エントリーシート)や面接など、あらゆるシーンで求められる「自己PR」。

オンライン就活でも、通常の対面式の就活と同様に、幾度となく「自己PR」を求められます。

では、オンライン就活の自己PR方法は、対面式の就活と異なるのでしょうか?

オンライン就活における自己PRとは

  • そもそも、自己PRとは?自己紹介との違いは?
  • 「自己PR動画」で選考する企業も
  • オンライン就活で自己PRは変わるのか

そもそも、自己PRとは?自己紹介との違いは?

就職活動における「自己紹介」は、自分の名前や所属、専門分野、趣味・特技などを簡潔に述べること。第一印象を決める挨拶です。

一方「自己PR」は、自分の強みが志望する企業で生かせ、自分が企業にとって必要な人材であるとアピールすることです。

「自己紹介」と「自己PR」の違いをしっかり把握し、どちらも回答準備をしておきましょう。

「自己PR」と「自己紹介」の違い
  • 自己紹介:所属、専門分野、趣味、特技などを簡潔に挨拶すること
  • 自己PR:自分が企業にとってメリットのある人材だとアピールすること

「自己PR動画」で選考する企業も

大手企業を中心に、1つの質問に30秒〜1分で回答する「自己PR動画」の提出を求める企業が増えています。

全日空や資生堂、伊藤忠商事などでは、2020年新卒の採用フローで既に動画選考を組み込んでいました。

企業と就活生が直接会わずに選考を進められるため、新型コロナウイルス対策としても、徐々に採用され始めています。

自己PR動画の企業側メリット
  • 就活生の雰囲気や、本気度がわかる
  • 何度も厳しく見直し、選考判断できる

オンライン就活で自己PRは変わるのか

WEB面接や自己PR動画など、オンライン就活ならではの新しい選考システムは増えています。

しかし、自己PRの中身そのものについては、従来の対面式の就活から大きく変わることはありません。

企業が自己PRで知りたい「自社で活躍できる人材かどうか」という要素は、対面でもオンラインでも同じだからです。

オンライン就活のために用意したい、自己PR文章と対策

転職サイト・転職エージェントとは

オンライン就活の場合、企業側は面接過程の録画が容易になるため、後日何度でも面接内容を見直すことができます。

求められる本質は従来型の対面面接と変わらないものの、従来以上にしっかりと準備をして臨む必要があると言えます。

オンライン就活のために用意したい、自己PR文章と対策

  • オンライン就活用・自己PR文章の作り方
  • オンライン就活ならではの、自己PR文章の注意点
  • WEB面接で気を付けたい、自己PRの注意点

オンライン就活用・自己PR文章の作り方

自己PRの評価ポイント
  • 本人の強み・結論:企業が欲しい能力と就活生の強みは一致するか
  • 結論に至った経験や根拠:結論を裏付ける経験や背景はあるか
  • 結論の再現性:どのように強みを自社で生かせるのか

自己PRは、企業から「この学生はうちの会社に貢献できるのか?」という目線で評価されます。

自己PRの文章を準備する際は、必ず上記にポイントとして挙げた3点がクリアできているか、意識する必要があります。

WEB面接の場合、対面よりも話が伝わりにくいため、耳で聞くだけでわかりやすい構成にすることが、より重要です。

オンライン就活ならではの、自己PR文章の注意点

動画やWEB面接での自己PRは、30秒・1分・2分など、提示された時間内におさめる必要があります。

オンライン就活の場合は対面よりも聞き取りにくくなるため、多すぎる文字数を時間いっぱい詰め込まないよう充分気を配りましょう。

内容の優先順位を決め、指定時間ごとにパターンを組み、録音・録画しながら読んでセルフチェックをするのがおすすめです。

聞き取りやすい話し方の速度
  • 1分間に300字が目安
  • 重要な部分は、特にゆっくりはっきり話す
  • 一般的なことは、さらっと話してOK

WEB面接で気を付けたい、自己PRの注意点

WEB面接や自己PR動画の学生側のメリットは、メモや資料を見ながらでも選考に臨めることです。

しかし、選考する側からすると「メモを読んでいるのか、自分の言葉で話しているのか」は、容易に判別できてしまいます。

オンライン就活だからこそ、自己PRの文章は自分の言葉で準備することを意識し、できる限り暗記して挑みましょう。

WEB面接で聞かれる、質問の回答で自己PRを行う

【Q&A】既卒・第二新卒の転職について多い質問

面接では「自己PRをしてください」と言われずとも、全ての質問を自己PRに繋げるつもりで回答しましょう。

予想できない質問が来ることもありますが、自分で想定される質問とその回答文章を作っておけば、安心材料のひとつになります。

ここからは、WEB面接でよく聞かれる質問の回答例と、回答文章の考え方を紹介します。

WEB面接で聞かれる、質問の回答で自己PRを行う

  • あなたの長所と短所はなんですか?
  • 最近嬉しかったことはなんですか?
  • 一番尊敬している人は誰ですか?
  • 学生時代に頑張ったことはなんですか?
  • あなたのモチベーションの源はなんですか?

あなたの長所はなんですか?

私の長所は、好奇心旺盛で勉強熱心なところです。本や映画から知識を得たり、未知の世界に踏み入ることが大好きで、常に「学びの姿勢」を意識しています。

私は、高校時代に読んだ杉原千畝の本がきっかけで、大学2年生の時、1人でリトアニアに行きました。初めての海外旅行だったので、準備段階からたくさんの新しい知識と経験を得られ、刺激的な体験でした。今でも趣味で、リトアニア語をはじめとした5か国語の勉強をしています。

入社後も、何事も臆せず積極的に学び経験し、常に自主的に成長できる社員になりたいです。

自分の長所」は、面接でよく聞かれる質問のひとつです。必ず回答文章を用意しておきましょう。

回答文章例の構成
  1. 結論:好奇心旺盛、勉強熱心
  2. 経験や根拠:本がきっかけで1人でリトアニアに行った、語学の勉強を続けている
  3. 結論の再現性:自ら学び、成長できる社員になれる

読書や勉強、知らない世界を経験することが好きだと伝わる内容で、論理的に根拠を述べていると言えます。

あなたの短所はなんですか?

私の短所は、少し神経質なところです。他の人が気付かない程度の細かなことでも、気になってしまうことが多いです。

誤字脱字にも敏感なので、バイトしている飲食店では、毎月変わるメニュー表に間違いがないかのチェックを一任されているくらいです。

入社後の業務では、全体を俯瞰しながらも細かい所に気を配れるような、短所も生かした成長ができればと思っています。

「長所」と同様「短所」もよく聞かれる質問ですが、長所よりも自己PRに繋げることが難しいと感じるかもしれません。

「短所」を自己PRにする方法
  • 「短所」は、見方を変えれば「長所」になる
  • 「長所」とも取れる「短所」を選ぶ

この例文でも、「神経質」という短所を、「細かいことによく気がつく」という長所に変えることで、自己PRに繋げています。

構成も、結論・根拠・再現性がわかりやすく、伝わりやすい内容になっています。

最近嬉しかったことはなんですか?に

副部長を任されている吹奏楽部で、後輩が「一番フラットに話ができそうだから」と、「部活を辞めたい」という相談をしてくれたことです。

私は副部長という立場上、意見が対立した時でも、なるべく公平かつ冷静でいられるよう心がけています。このスタンスのおかげで、「辞めたい」というセンシティブな内容を話してもいいと、信頼してもらえたことが嬉しかったです。

入社後も、後輩や部下ができた時に、言いにくいことでも信頼して相談してもらえるよう、偏らない視点と冷静さを持ち続けたいと思っています。

面接官が「嬉しかったこと」を聞く理由のひとつは、就活生の価値観を知るためです。

「嬉しかったこと」の選び方
  • 自分の努力で結果を出せたこと
  • 人から評価されたエピソード
  • 仲間と目標を成し遂げた話題

この例文では「嬉しかった出来事」を、「公平・冷静な立ち位置を心がけることで信頼された」という再現性のある自己PRに繋げています。

一番尊敬している人は誰ですか?

私が一番尊敬している人は、ファッションブランド「コムデギャルソン」デザイナーで経営者の、川久保玲さんです。

彼女のスタイルが「新しい美しさ」という評価に至った背景には、個性と経営意識の絶妙なバランス感があると考えています。「コムデギャルソンは、会社をデザインする企業。『想像を通じたビジネス』を展開することのみを継続してきた。」という言葉に、非常に感銘を受けました。

個性とビジネスは、相反しない。このようなビジネス感覚のある社会人になりたいと、心から尊敬しています。

「尊敬している人」も、就活生の価値観や目標を知るために、面接でよく聞かれる質問のひとつです。

「尊敬する人」の例
  • 家族(親・兄弟・祖父母)
  • 友人・先輩
  • 恩師・バイト先の上司
  • 歴史上の人物・著名な経営者・学者など

この例文では、デザイナーであり経営者の川久保玲さんを挙げ、結論・根拠・再現性の構成で「個性とビジネスのバランス」について意見を述べています。

学生時代に頑張ったことはなんですか?

私が学生時代に頑張ったのは、フリーペーパーサークル立ち上げの際、チームリーダーとして編集マニュアルをイチから作ったことです。

しかし、ルールを作った当初は守ることを最優先したため、新しいものが生み出しにくくなってしまいました。そこで、イレギュラーを受け入れるためのルールを新たに作ったところ、自由な発想を柔軟に反映できるようになりました。

ルール作りの本質は、どのようにイレギュラーを許すのか、どのようにルールを変えられるようにするのか、ということだと身をもって学ぶことができました。入社後も、変化を柔軟に受け入れる大切さを忘れず、長く使い続けてもらえるものを作りたいです。

「ガクチカ(学生時代に力を入れたこと)」や「学生時代に頑張ったこと」も、面接で定番の質問です。

「頑張ったこと」の構成
  1. どんな苦労や壁があったのか
  2. どのように乗り越えたのか
  3. 何を学んだのか
  4. 学んだことを入社後どのように生かせるか

あなたのモチベーションの源はなんですか?

私のモチベーションの源は、「負けず嫌い」です。対立は苦手ですが、「競争」となるとつい燃えてしまいます。

私のバイト先では、お客様アンケートの評価ランキングが毎月掲示されますが、3位までは常に同じ先輩に独占されていました。勝てないことが悔しく、講習会や研修に積極的に参加し、結果先輩方を追い越し1位を取ることができました。

順位をつけられると、「誰にも負けたくない」「1位になりたい」というモチベーションが湧いてきます。負けず嫌いな性格を生かし、1位を目指して、誰にも負けない努力を続けられる社員になります。

面接官にとって「モチベーションの源」や「どのような時に頑張れるか」の質問は、就活生が入社後に頑張れる環境を知るために重要な質問です。

志望する業界や職種に合わせ、あらかじめ検討しておきましょう。

回答文章例の構成
  • 結論:負けず嫌い
  • 経験や根拠:バイト先のランキングで、1位を目指して努力した
  • 結論の再現性:誰にも負けない努力ができる社員になる

WEB面接での自己PRを、オンラインで練習する方法

オンライン面接が流行の兆し

WEB面接での自己PRは対面面接よりも伝わりにくいため、慣れるためにも事前にオンラインで練習しておくのがおすすめです。

WEB面接でスムーズに自己PRをするための、オンラインでの練習方法をご紹介します。

WEB面接での自己PRを、オンラインで練習する方法

  • キャリアセンターのオンライン模擬面接で練習する
  • 友人や親と、オンライン模擬面接で練習する
  • 就活サイトのオンライン面接対策サービスで練習する

キャリアセンターのオンライン模擬面接で練習する

学校によってはキャリアセンターや就職課、就職センターが、オンライン模擬面接に対応してくれます。

学生の就活相談を受けている就活のプロなので、就職活動に関する知識や情報が豊富です。

オンライン模擬面接を頼めるかどうか、一度相談してみましょう。

友人や親と、オンライン模擬面接で練習する

zoomやskypeなどの無料ビデオ通話ツールを使うことで、友人や親とオンライン面接の練習をすることができます。

友人や親と面接練習をする場合、つい照れてしまうかもしれない点には、お互い注意が必要です。

志望する業界・業種で働いている先輩などに、オンライン模擬面接を依頼するのもおすすめです。

就活サイトのオンライン面接対策サービスで練習する

各社就活サイトでも、自己分析や模擬面接など、オンライン面接対策サービスが提供されています。

面接を受ける側だけでなく、面接する側も体験できるサービスもあり、面接官側の視点を養うことも可能です。

各就活サイトでできる、WEB面接・自己PR対策ツール6選

各就活サイトが提供している、WEB面接や自己PR対策ツールを紹介します。

自己PRの検討や面接対策に必須となる自己分析ツールや模擬面接ツールなども提供しているサイトもあります。

必要なツールを積極的に活用し、WEB面接や自己PRの質を高めていきましょう。

各就活サイトでできる、WEB面接・自己PR対策ツール6選

  • リクナビ:自己分析(リクナビ診断)・WEBテスト
  • アクセス就活:JOBマッチ診断
  • マイナビ:お願い!他己分析
  • キャリタス就活:自分研究&適職診断
  • マイナビ:いつでも自己PR添削
  • マイナビ:模擬面接シュミレーター

リクナビ:自己分析(リクナビ診断)・WEBテスト

リクナビ2021 TOP

出典:リクナビ2021

大手就活サイト「リクナビ」では、

  • 自己分析ツール「リクナビ診断」
  • 言語・非言語WEBテスト

が、就活支援ツールとして提供されています。

特に「リクナビ診断」では、自分がどんな仕事に適性があるのか分かり、診断結果を自己PRに生かすことができます。

アクセス就活:JOBマッチ診断

アクセス就活 JOBマッチ診断

出典:アクセス就活

「アクセス就活」では、

  • ワーク・スピリッツ診断
  • ワーク・フィールド診断
  • JOBマッチ診断

の、3種類の診断を受けることができます。

仕事に対する考え方や、どんなタイプの会社が向いているのかを診断し、診断結果を自己PRに活用できます。

マイナビ:お願い!他己分析

マイナビ お願い!他己分析

出典:マイナビ2021

大手就活サイト「マイナビ」が提供する「お願い!他己分析」は、LINEなどで繋がっている友人などに自分の長所・短所などを聞ける、他己分析ツールです。

自分ではなかなか気づかない強みも客観的に分かるため、自己PRに大いに生かすことができます。

キャリタス就活:自分研究&適職診断

キャリタス就活 自分研究&適職診断

出典:キャリタス就活

「キャリタス就活」が提供している「自分研究&適職診断」では、質問に答えるだけで自分の価値観と強みを分析できるツールです。

自分では気付きにくい価値観や能力を分析することで、自己PRを充実させることができます。

ゲーム感覚の簡単な設問で自分らしさがわかる「キャリタスQUEST」もおすすめです。

マイナビ:いつでも自己PR添削

マイナビ いつでも自己PR添削

出典:マイナビ2021

マイナビが提供している「いつでも自己PR添削」サービスでは、自分の書いた自己PRをいつでもプロの添削講師に先着でチェックしてもらえます

テーマを選んで自己PRを記入すると、3日前後で添削結果が返ってきます。自分で作った自己PRに自信がない方も、客観的な意見が欲しい方も、ぜひ活用したいコンテンツです。

マイナビ:模擬面接シュミレーター

マイナビ 模擬面接シュミレーター

出典:マイナビ2021

「マイナビ」が提供している「模擬面接シュミレーター」は、

  • 10,000通りの面接体験ができる「面接練習」
  • 自分が面接官になり、ポイントをチェックできる「面接官体験」


の2種類の方法で、いつでもオンラインで面接練習ができます。

個人面接・グループ面接・最終面接など、WEB面接に慣れるための練習が可能です。オンライン就活で、必ず体験しておきたいツールだと言えます。

自己PR=「一緒に働く価値がある」と思わせること

新型コロナ対策を続けて転職活動を成功させよう

自己PRとは、企業サイドに「この就活生は自社に入れる価値がある」「この就活生と一緒に働きたい」と思わせることです。

どの質問も自己PRに繋げられるよう、常に前向きで積極的な回答を心がけることも重要です。

面接を受ける企業のニーズを意識しながら、効果的な面接練習を繰り返し、自信を持って面接当日を迎えましょう!

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