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新型コロナウイルス感染症の感染拡大により、自宅などオフィス以外の場所で働くテレワークが注目されるようになりました。
大手企業を中心にテレワークの導入が増えつつあり、アフターコロナの働き方の一つとして普及が進んでいます。
本記事では、テレワークに活かせるおすすめの資格を5つご紹介します。
日本企業のテレワーク導入率【総務省調査】
テレワークとは、時間や場所にとらわれず柔軟に働くことができる新しいワークスタイルです。
働き方改革実現の切り札ともいわれており、企業だけでなく国もテレワークの導入に注力。
総務省と経済産業省が中心となって積極的に企業のテレワーク導入を支援しています。
総務省の調査によると、テレワークの導入率は年々上昇し、平成23年に9.7%だった導入率は平成30年には約2倍の19.1%まで上昇しました。
テレワークに有利な資格の種類
テレワークで仕事を進める上で有利な資格にはどのようなものがあるでしょうか。
まずは、テレワークに有利な資格の種類をご紹介していきます。
テレワーク有利な資格の種類
- テレワークに必須!ITスキルに関する資格
- テレワークで改めて注目!事務処理に関する資格
- アフターコロナの需要増加が期待!デザインに関する資格
テレワークに必須!ITスキルに関する資格
テレワークと相性の良い資格がITスキルに関する資格です。
テレワークは自宅などオフィス以外の場所で仕事をするワークスタイルで、勤怠管理や仕事の進行はすべてオンライン上で完結します。
テレワークでは、主に以下のようなツールを用いて仕事を進めます。
- 連絡:メール・チャット・グループウェア
- 会議:テレビ会議システム・ビデオ通話
- 勤怠:オンライン勤怠システム
- 納品:クラウドストレージ・グループウェア
このように様々なツールを使うため、ITスキルに関する資格を保有しておくと効率的に仕事を進めることができます。
ITスキルに関する資格はキャリアアップにも繋がります。
ぜひこの機会にITスキルに関する資格を取得しておきましょう。
テレワークで改めて注目!事務処理に関する資格
テレワークの仕事は、事務処理に関する仕事も多く、事務系の資格を取っておくことが仕事を任せられる上で有利に働くでしょう。
また、事務処理に関する資格は汎用性が高いため、テレワークが終わった後のオフィスワークでも知識やスキルが活かせます。
テレワーク後のキャリアアップにも繋がることから、事務処理系の資格を取得することをおすすめします。
アフターコロナの需要増加が期待!デザインに関する資格
これからの時代は、社会のあらゆるものにデザインの要素が求められるでしょう。
その理由は主に以下の通りです。
- ユニバーサルデザインやUI(ユーザーインターフェース=使いやすいデザイン)の社会的ニーズが増えた
- グローバル化により、様々な言語や文化を持つ人とコミュニケーションを取る必要がある
- SNSの普及により、画像や動画で情報を発信するニーズが増えている
- スマートフォンの普及で子供からお年寄りまで持つようになり、「直感的なわかりやすさ」が求められる
特にSNSの発達により、個人だけでなく企業もブランディングのためにSNSや動画など、様々なコンテンツを制作するようになりました。
情報発信用のコンテンツを作るために、デザイン会社だけでなく企業で働く人にもデザインセンスが求められるようになったため、デザインに関する資格の保有者は企業も重宝します。
また、デザインに関する資格は、取得するとビジネスだけでなくプライベートでも活用できることから、一挙両得の資格といえるでしょう。
テレワークだけでなく、アフターコロナのキャリアアップを見据えてデザインに関する資格を取っておくと、活躍の場が広がります。
テレワークに有利なおすすめの資格5選
テレワークを進める上で、取得しておくと有利になる資格はどんな資格でしょうか。ここでは、取得するとプラスになるようなおすすめ資格をご紹介していきます。
テレワークに有利なおすすめの資格5選
- MOS|基本的なパソコンスキルがあることを証明
- ITパスポート|正しいIT知識があることを証明する国家資格
- ビジネス・キャリア検定|仕事レベルを客観的に証明できる資格
- 文書情報管理士|テレワークで散乱するデータが整理できる資格
- Illustrator®クリエイター能力認定試験|Illustratorの知識・技術に関する資格
MOS|基本的なパソコンスキルがあることを証明
- 文章作成、事務処理、プレゼンテーションなどあらゆるビジネスシーンに対応できる資格
- 多くの企業では社内のパソコンにMicrosoft Officeが導入されており、多くの企業の業務に対応できる
- 国際資格なので、世界のどこでも通用する資格
MOSは、Microsoft OfficeのWordやExcelのスキルを認定する資格です。
Officeは多くの企業で導入されており、企業から支給されるパソコンにはOfficeが搭載されているので、仕事はOfficeで進めるといっても過言ではありません。
テレワークは、自宅などで一人で仕事をすることになるため、Officeのスキルを持っていないと任された仕事をこなすのが難しくなります。
また、気軽に質問できる相手がいなくなるので、一人でも仕事ができると証明するためにもMOSの資格を取得しておく方が良いでしょう。
MOSは、Microsoft Officeの各ツールごとに資格があり、「スペシャリスト(一般)」と「エキスパート(上級)」に分かれています。
- Word(文書作成)
- Excel(表計算)
- PowerPoint(プレゼンテーション)
- Access(データベース)
- Outlook(メール)
資格を取得すると、テレワークだけでなく就職や転職・昇進などキャリアアップを目指す場面でも役に立ちます。
ITパスポート|正しいIT知識があることを証明する国家資格
- テレワークをする上で必要な知識を有していると証明できる
- ITだけでなく経営や会計などよりレベルの高い知識を身に付けることができる
- 国家資格なので、転職や昇進などの場面で有利
ITパスポートは、経済産業省が認定している国家資格です。
テレワークはITツールを活用して仕事を進めるので、一定のITリテラシーが求められます。
そこで、ITパスポートを取得することでITに関する基礎的な知識があると証明できれば、企業側も安心してテレワークでの仕事を任せやすいでしょう。
ビジネス・キャリア検定|仕事レベルを客観的に証明できる資格
- テレワークで業務を進めるための知識を有していると証明できる
- 試験分野に該当する業務に従事している場合、日頃の業務知識を試験で活用できる
- ベーシックから1級まで等級が分かれており、現在の業務スキルを客観的に証明できる
ビジネスキャリア検定は、主に事務職で働く人が業務に必要な知識やスキルを持っていると認定する資格です。
国が定める職業能力を基準に試験が作られており、合格すると国の基準に沿った職業能力があると認められます。
ビジネスキャリア検定では、試験の分野が以下の8種類に分かれています。
- 人事・人材開発・労務管理
- 経理・財務管理
- 営業・マーケティング
- 生産管理
- 企業法務・総務
- ロジスティクス
- 経営情報システム
- 経営戦略
自分の経験や業務レベルに合わせて資格を取得できるので、現在の仕事レベルを客観的に証明できます。
文書情報管理士|テレワークで散乱するデータが整理できる資格
- テレワークの普及によって発生する資料の散逸に対して適切なアドバイスができるようになる
- テレワークによって重要度が高まるも、資格取得者が少なく希少性が高い
- 実務だけでなく、文書作成から保管・廃棄まで全てのプロセスを効率化する提案ができる
文章情報管理士は、公益社団法人日本文書情報マネジメント協会が認定する資格試験です。
文章情報管理の資格を取得すると、組織に対して以下のような指導・アドバイスができるようになります。
- オフィスで取り扱う文書や帳簿伝票、技術資料などの文書を適切に保存する方法
- 文書が作成されてから保管・廃棄するまでの過程の取り扱い方法
2020年に起きた新型コロナウイルス感染症の感染拡大により、急遽テレワークを導入することになった企業も多いでしょう。
すると、情報をどこに保管するかルールが作られておらず、情報が散逸してしまいます。
文章情報管理士はテレワークの導入に必要な情報の保管先や、保存方法、作成から廃棄までのプロセスを会社に提案できるため、より上流の仕事に興味がある場合におすすめの資格です。
Illustrator®クリエイター能力認定試験|Illustratorの知識・技術に関する資格
- 世の中の様々なデザインに関するニーズに対応できるようになる
- テレワークでデザイン業務が受注できる
- Illustratorを使える人材が少ないため、希少性が高い
Illustratorは、Adobe社が提供しているグラフィックデザインソフトです。
世の中には印刷物やパッケージ、画像など様々なデザインで溢れていますが、その大半はIllustratorでデザインされています。
Illustrator®クリエイター資格は、Illustratorを使ってデザイン業務を遂行する能力があることを証明する資格です。
近年、IT技術の発達によりホームページや企業でのSNS運用、動画などの新たなコンテンツ制作など、デザインを必要とする場面が増えてきました。
これにより、企業内でもデザイン業務が遂行できる人材が求められるようになっています。
Illustrator®クリエイター能力認定試験に合格していると、様々なデザインに関する仕事を引き受けることができます。
Illustratorを操作できるのは専門知識を有するデザイナーばかりなので、この資格を取得しておくと様々な場面で活用できるでしょう。
テレワークにおける資格の必要性・メリット
テレワークを進める上で、資格を取得する必要があるかどうか疑問に感じる方もいるでしょう。
そこで、この章では資格を取得することの必要性やメリットについてご紹介していきます。
テレワークにおける資格の必要性・メリット
- 実務能力を客観的に証明できる
- どんな仕事に対応できるか簡単に説明できる
実務能力を客観的に証明できる
資格があることで最もメリットと言えるのは、資格が対応している業務について必要な知識やスキルがあることを客観的に証明できることです。
仕事を任せるかどうかを決める際、客観的に能力を示す方法は限られています。
実務能力は以下のような方法で客観的に証明できますが、資格以外は事前準備が必要です。
- 職務経歴書
- ポートフォリオ
- 資格
テレワークで簡単に自己紹介を済ませる必要がある場合、職務経歴書やポートフォリオよりも、資格の方が端的に自分の実務能力を説明できます。
熱心に資格を取っている人の方が仕事に対する意識は高いといえるので、能力だけでなくやる気の面でも資格取得者に仕事が集まるでしょう。
ぜひ、資格を取得することで自身の能力や意欲を客観的にアピールしていきましょう。
どんな仕事に対応できるか簡単に説明できる
テレワークでのやりとりは、基本的にメールやチャット、ビデオ会議システムが中心です。
対面で話をするよりも発信できる情報量が限られる方法でコミニケーションを取る必要があります。
限られた情報量の中で自分がどんな仕事ができるかを端的に説明するためには資格取得が有効です。
資格を取得しておけば、どんな資格を持っているかを説明するだけで自分の実務能力を証明できるようになるでしょう。
テレワークで取得する資格の選び方
テレワークで資格を取得する場合、どんな基準で取得する資格を選べばよいでしょうか。この章では資格選びのポイントについてご紹介していきます。
テレワークにおける資格の必要性・メリット
- 将来のキャリアプランに沿っているか
- 無理なく資格取得の勉強が可能か
- 今の仕事と関連性があるか
将来のキャリアプランに沿っているか
資格選びに大切なのは、取得する資格が自分の将来のキャリアプランのプラスになる資格かどうかです。
キャリアプランとは、仕事をする上で自分が将来どんな社会人でありたいかという目標のような概念です。
旅行に行くときに、まず目的地を決めなければ移動手段や必要な準備が決められないように、社会人として活躍するためには、まずどんな社会人でありたいかという大きな目的を自分で決める必要があります。
資格を取得することは、目標とする自分になるための一つの手段です。資格を取得するのであれば、なりたい自分に近づけるような資格を取得することがひとつ目のポイントです。
無理なく資格取得の勉強が可能か
ただでさえ、テレワークという慣れない仕事環境の中で働きながら資格取得の勉強するのは簡単ではありません。
資格取得を優先して仕事に集中できなくなってしまうのは問題なので、プライベートの時間で勉強できる資格を選ぶことが大切です。
無理なく仕事と資格取得の勉強が両立できる難易度かどうかを事前に確認しておきましょう。
今の仕事と関連性があるか
キャリアプランに沿っている資格でも、今の仕事と全く関係のない資格であれば、無理してテレワーク期間中に資格を取得する必要はありません。
テレワーク期間中に取得するのであれば、ある程度は今の仕事と関係があり、資格を取得すれば仕事が効率的に進められたり、より多くの仕事を任せてもらえるためにプラスになるような資格を取得しておく方が良いでしょう。
テレワークで活かせる資格を取得しよう
テレワークに使える資格を取得しておくと、テレワークで働く場合だけではなく、テレワーク終了後やアフターコロナのビジネス環境でも活躍できるようになります。
慣れない環境下での資格取得は決して簡単とはいえないので、計画的に行い自分のキャリアプランに沿うような資格を取得することがポイントです。
自分のスキルアップにつながる資格を取得し、テレワーク期間中だけでなく、アフターコロナを見据えてキャリアアップしていきましょう。