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人々が毎日を快適に過ごせるよう、サポートしてくれる看護師。高齢化が進む日本では、日々需要が高まっている職業です。
また、看護師の職場は病院だけでなく、老人ホームや学校、訪問治療など活躍の場もさまざまあります。
今回は、人々の健康を支える看護師におすすめの転職サイト・エージェントを6つ紹介。
転職する際に見直しておきたいポイントも解説するので、ぜひ参考にしてください。
【2020年】看護師の転職サイト・エージェント人気おすすめ6選・要約
- 転職活動を始める前に、キャリアの見直しなどを行う
- 転職エージェントと転職サイトの違いを理解して使い分ける
- 看護職の方におすすめの転職サービス6選
看護師の職種や資格
はじめに、看護職の職種や資格などについて紹介していきます。
それぞれの仕事内容や必要な資格、資格取得までのルートを紹介するので、自分に合った働き方を考えてみてください。
看護職の仕事内容と必要や資格
- 看護師の仕事内容と資格取得ルート
- 准看護師と看護師の違い。資格取得ルート
- 保健師の仕事内容と資格取得ルート
- 助産師の仕事内容と資格取得ルート
看護師の仕事内容と資格
医師の診察や手術を行う際のサポートなどを行うのが看護師です。また、患者さんの診察の補助や入院時の生活介助も行います。
勤務する施設や診療内容により、仕事内容は異なりますが、看護師の主な仕事は以下の通りです。
- 入院患者の食事や入浴の介助
- 病棟の巡回
- 担当患者のカルテ管理
- 患者移送
- 手術のサポート
病棟勤務の場合は入院患者の介助が中心、また手術室専門看護師の場合は手術の準備と補助を行います。
どの部署でも共通することは、医師よりも患者さんに1番近い存在として寄り添いサポートしていくことです。
適切なコミュニケーション力と、患者さんの変化にすぐ気付くための洞察力が求められます。
そして看護師になるためには、「看護師国家試験」に合格し、看護師免許を取得する必要があります。
国家試験を受けるまでのルートは、主に以下の3パターンです。
- 高等学校卒業後に看護師養成学校へ入学(4年制大学・3年制短期大学・3年制専門学校のいずれか)
- 中学校卒業後、5年一貫制看護高等学校へ進学
- 准看護師資格を取得している場合は、2年制の授業を修了する、もしくは7年以上の実務経験を積む
まず、高校卒業後に4年制大学や3年制短期大学、専門学校などの看護養成学校に入学した場合、専門課程を修了後、国家試験を受験できます。
5年一貫制看護高等学校に進学した場合は、3年間高校生必修の基礎科目と看護基礎科目を履修。そして、後半の2年間で看護の専門知識を身につけて、国家試験を受験します。
後ほど紹介する「准看護師」の資格を取得している場合、短期大学や専門学校で2年制の授業を受講後、国家試験を受けられます。
また、准看護師として7年以上の実務経験がある人は、2年制の授業を履修せず、国家試験を受験可能です。
ただし、高等学校を卒業していない場合は、3年以上の実務経験必須となります。
准看護師の仕事内容と資格
准看護師は、看護師と同じく医師の診察のサポートや、患者さんの生活の介助などを行います。
看護師と准看護師の1番の違いは、資格です。看護師は厚生労働省が発行する国家資格に対し、准看護師は都道府県知事が発行する免許で仕事に就きます。
基本的な業務は看護師とは変わりませんが、准看護師は「医師や看護師の指示に基づいて業務を行う」という決まりがあります。
そのため、自己判断で看護業務を行う、他の看護師に指示を出す事はできません。
けれども、看護師は3年~5年掛けて国家試験受験資格を得るのに対し、准看護師は最短2年で受験資格を得られます。
また、働きながら資格取得を目指しやすいこともメリットです。
准看護師の受験資格は、准看護師養成学校に2年間通うと得られます。中学校を卒業してれば入学試験を受験でき、年齢制限もありません。
全国の准看護師養成学校は、一般社団法人日本准看護師連絡協議会の公式ホームページより確認できます。
一般社団法人日本准看護師連絡協議会「これから准看護師を目指す人」
保健師の仕事内容と資格
保健師は、地域の方や企業の社員、学校の生徒などに対し、保健指導や健康管理を行う仕事です。
大人から子どもまで、毎日健康的に過ごせるようサポートします。
保健師の主な仕事は、以下の通りです。
- 健康診断の実施
- メンタルヘルスケア
- 感染症予防対策
- 乳児健診
- 患者移送
- 介護相談
- ケガの応急処置
保健師の勤務場所は、市役所や保健所、企業や学校など、さまざま。勤務場所により、仕事内容は異なります。
ですが、人々の健康に密接に関わり、サポートしていくことは共通です。
次に保健の資格についてです。保健師になるためには、「保健師国家資格」と「看護師国家試験」両方に合格する必要があります。
保健師国家試験の受験資格を得る方法は、以下の2つです。
- 4年制の大学・専門学校で保健師のカリキュラムを受講し受験資格を得る。看護師国家試験と同時受験可能
- 看護師国家試験合格後、1年間厚生労働省指定の保健師養成所に通う、もしくは看護大学3年次に編入するか大学院で学び、受験資格を得る
最短で保健師の受験資格を得られるのは、4年制の大学・専門学校でのカリキュラム受講です。保健師の課程を修了すると、看護師国家試験と同時受験できます。
ただし、保健師国家試験に合格して、看護師国家試験に不合格だった場合は、免許取得できないので注意しましょう。
また、4年制大学・専門学校を出ていない場合は、厚生労働省指定の保健師養成所に通う、もしくは看護大学への編入か大学院でカリキュラムを受講すると保健師国家試験を受けられます。
助産師の仕事内容と資格
助産師は、女性の妊娠期間と出産をサポートする仕事です。新生児のケア、またお母さんの心身のケアを行います。
海外には男性助産師もいますが、日本では男性は助産師資格取得できません。そのため、日本では女性だけが携われる仕事となっています。
助産師の主な仕事は、次の通りです。
- 妊娠期間中の健康指導
- 父母への産前教育
- 出産介助
- 乳児検診
- 出産後の母親のケア
- 介護相談
- 退院後の育児のアドバイス
妊娠期間中から出産後に渡り、母親と乳児を支えます。また、母親と一緒に子どもを育てる父親に対しても、出産前に沐浴などのやり方を産教育で指導するのも助産師の仕事です。
次に、助産師の資格についてです。助産師になるためには、「助産師国家試験」と「看護師国家試験」の両方に合格する必要があります。
受験ルートは、以下の通りです。
- 4年制大学で助産師のカリキュラムを受講し受験資格を得る。看護師国家試験と同時受験可能
- 看護師免許を取得後、大学院・短期大学・専門学校のいずれかで1~2年助産師課程を受講し、受験資格を得る
先ほど紹介した保健師と同様、助産師国家試験に合格しても、看護師国家試験に不合格だった場合は、免許取得できないので注意しましょう。
また、看護師免許を取得後、大学院などで助産師課程の受講を希望する場合、公益社団法人全国助産師教育協議会のサイトから助産師課程を学べる学校を確認できます。
看護師が転職する際のポイント
ここからは、看護師が転職する際のポイントを紹介します。後悔のない転職活動にするために、確認しておきたい内容をお伝えするので、ぜひ参考にしてください。
転職活動前に確認しておくべきポイント3つ
- 転職したい理由を改めて見直す
- 年収や勤務地などの希望条件を整理しておく
- これまでの経験を振り返ってキャリアの見直しをする
転職する理由を見直す
はじめに、なぜ転職をしたいのか改めて理由を見つめ直しておきましょう。理由によっては、転職せずに現職で悩みが解決する場合もあるからです。
例えば、下記のような転職理由は、現職に留まった方がいい可能性があります。
- 人間関係が悪い
- やりがいを感じられない
- 年齢的に転職したほうが良さそう
人間関係が理由の場合、上司に相談する、または部署異動をすることで、悩みが解決するかもしれません。
また、やりがいを感じられない、年齢的に転職したほうが良さそうという理由の場合は、いまの環境で自分がやれることはやったのかを確認しましょう。
自分がしっかり業務を行った上で、成長を望めないのか見極めると転職するべきか判断しやすいです。
希望条件を整理しておく
転職活動を始める前に、希望条件を整理しておくことも大切です。
誰もが「年収をアップさせたい」「あの仕事にチャレンジしたい」など、転職で叶えたい条件があります。
しかし、全ての希望条件が叶う職場を見つけるのは大変です。こだわりすぎると、自分に合う求人が見つからず、転職活動が難航する原因になることも。
スムーズに転職活動を進めるためにも、優先順位を決めておくと、自分に合った求人を選びやすくなります。
整理しておきたい希望条件の一例は、こちらです。
- 勤務地
- 年収・月収・時給
- 施設
- 雇用形態(正社員、派遣社員など)
- 勤務時間(日勤、夜勤など)
- 年間休日数
- 福利厚生
看護師は、日勤のみ、夜勤ありなどの勤務形態を選ぶことができ、またさまざまな雇用形態の求人も多くあります。
自分の希望に合った条件を選びやすいからこそ、希望条件の整理をしておきましょう。
キャリアの見直しをする
今後どのように働いていきたいかを考えるために、キャリアの見直しもおすすめです。
これまでの経験を見直すことで、自分がどのような業務が得意か、今後どのように働きたいかなどが、明確になってきます。
ぜひ、次のポイントを見直してみてください。
- これまでの業務経験
- 仕事を通じて学んたこと
- やりがいを感じる瞬間
- つらかった経験
- 医師や同僚、患者から褒められこと
これまでの経験を振り返ることで、自分の強みなどが見えてきます。
転職活動の方向性を考え、面接時の自己PRの準備につながるので、ゆっくり見直してみましょう。
看護師が転職サイトを選ぶ際に必ずすべきこと
実際に転職活動を行う際にやっておくべきポイントを2つ紹介します。
転職活動をスムーズに進めるために、ぜひポイントを覚えておいてくださいね。
転職活動をスタートする前のポイント
- 転職エージェントと転職サイトの違いを理解しておく
- 転職サービスは複数利用して、自分に合ったものを探す
転職エージェントと転職サイトの違いを知っておく
まず、転職エージェントと転職サイトの違いを知っておきましょう。それぞれのサービスの違いを理解しておくと、状況や自分の希望に合わせて使い分けしやすくなります。
各サービスの内容とメリット・デメリットは、以下の通りです。
- サービス内容:利用者の転職活動をアドバイザーが支援。求人紹介や面接対策を行ってもらえる
- メリット:求人紹介や面接対策、年収交渉を支援してもらえるので安心
- デメリット:転職エージェントを挟むので時間がかかる場合もあり、自分のペースで進めにくい
転職エージェントの場合、求人紹介や面接対策など、1人では大変な部分をサポートしてもらえます。なので、自分自身は面接の準備に集中しやすいです。
しかし、転職エージェントが連絡を代行してくれる分、時に時間が掛かる場合も。
また、転職エージェントと施設のペースに合わせて進めることになるので、自分のペースで転職活動を進めにくい場面もあります。
- サービス内容:全国の求人情報や転職に関するコラムを掲載
- メリット:自分のペースで転職活動を進めやすい
- デメリット:面接日の日程や年収交渉など、全て自分で行わなければならない
転職サイトは、掲載されている求人を確認し、自分で応募して転職活動を進めるスタイルです。
自分のペースで活動しやすい分、サポートしてくれる人がいないので大変な場面もあります。
転職エージェントと転職サイトそれぞれ、メリット・デメリットがあるので、自分に合ったサービスを使い分けるのがおすすめです。
転職サービスは複数利用する
転職サービスは複数利用することを、おすすめします。理由は、主に次の2つです。
- サービスごとに取り扱っている求人が異なる
- 転職エージェントの場合、相性のいい担当アドバイザーを見つけるため
転職サービスごとに取り扱っている求人が異なるので、複数利用するとより多くの求人が見られます。
また、転職エージェントの場合は、転職活動をサポートしてくれる担当アドバイザーとの相性が大切です。
自分の希望をしっかり理解して、丁寧にサポートしてくれるエージェントを見つけるためには複数利用をおすすめします。
看護師のおすすめ転職サイト6選
ここからは、看護師の方におすすめの転職サイトを6つ紹介します。それぞれ特徴があるので、自分に合った転職サイトを見つけていきましょう。
看護師におすすめの転職サイト6選
- 大手人材会社マイナビが運営する「マイナビ看護師」
- 全国12万以上の事業所と提携する「看護のお仕事」
- 面接が不安な人も安心の「看護roo!転職サポート」
- 看護業界では珍しい逆指名制度がある「ナースではたらこ」
- 地方での転職活動を行う人にも優しい「ナース人材バンク」
- 求人紹介サービスやスカウト制度が充実の「ジョブメドレー」
マイナビ看護師(転職エージェント)
マイナビ看護師は、大手人材会社の株式会社マイナビが運営する転職エージェントサービス。首都圏の方はもちろん、全国対応なので、地方の求人を探している方やUターン就職希望者にもおすすめです。
また、マイナビ看護師では、担当者が直接医療機関に訪問。
採用担当者だけでなく、看護師にも話を聞いているので、しっかり職場の雰囲気や組織体制、年収など気になるポイントを徹底的に把握しています。
また、病院だけでなく、老人ホームや保育施設、看護師資格を活かせる一般企業など、幅広い施設形態の求人を取り扱っているのが魅力です。
サイト名 | マイナビ看護師 |
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運営会社 | 株式会社マイナビ |
対応エリア | 全国 |
公式サイト | 「マイナビ看護師」公式サイト |
看護のお仕事(転職エージェント)
看護のお仕事は、全国12万以上の医療事業所と提携。圧倒的な求人数を保有しているので、自分に合った職場が見つけやすいです。
看護のお仕事の転職エージェントサービスは、利用者に寄り添った丁寧な対応、また転職後のアフターフォローに定評があります。
希望者には、メールや電話だけでなくLINEで転職活動をサポート。
日頃お仕事が忙しい方も、LINEでスムーズに担当アドバイザーと連絡を取って、転職活動を進められます。
サイト名 | 看護のお仕事 |
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運営会社 | レバレジーズメディカルケア株式会社 |
対応エリア | 全国 |
公式サイト | 「看護のお仕事」公式サイト |
看護roo!転職サポート(転職エージェント)
看護roo!は、面接が苦手な人におすすめの転職エージェントです。
面接対策では、丁寧に事業所の特徴や面接官が見ているポイントを教えてくれます。さらに、アドバイザーが面接へ同行してくれる場合もあるので、心強いです。
また、好待遇の求人が多いのも特徴。「年収600万円以上」「年間休日数130日以上」の求人も扱っています。
サイト名 | 看護roo!転職サポート |
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運営会社 | 株式会社クイック |
対応エリア | 全国 |
公式サイト | 「看護roo!転職サポート」公式サイト |
ナースではたらこ(転職エージェント)
「ナースではたらこ」は、求人を探すだけでなく、自分から希望の職場にアピールしたい人にぴったりのサービス。希望の職場に面接希望を出せる「逆指名制度」を設けています。
求人が出ていなくても、担当アドバイザーが病院に交渉し、募集状況などを確認。条件が合えば面接をセッティングしてもらえます。
公式サイトに掲載されていない、利用者だけが見られる非公開求人も多数保有しているのが特徴です。
サイト名 | ナースではたらこ |
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運営会社 | ディップ株式会社 |
対応エリア | 全国 |
公式サイト | 「ナースではたらこ」公式サイト |
ナース人材バンク(転職エージェント)
ナース人材バンクは、2003年から看護師の転職支援をはじめ、現在は年間10万人以上が利用。
看護師の転職専門アドバイザーが、転職をサポートしてくれます。また、アドバイザーは地域専任のため、各地域の病院の情報を熟知。
そのため、首都圏の方はもちろん、地方での転職を検討している人も安心して転職活動に励みやすいです。
サイト名 | ナース人材バンク |
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運営会社 | 株式会社エス・エム・エスキャリア |
対応エリア | 全国 |
公式サイト | 「ナース人材バンク」公式サイト |
ジョブメドレー(転職サイト)
ジョブメドレーは、医療介護専門の転職サイトです。全国約28万件の求人を取り扱っています。
希望者に対し求人紹介サービスや、施設から直接オファーが届く「スカウト制度」を導入。
さらに、ジョブメドレー経由で転職が決まると、最大20万円のお祝い金をもらえます。
便利なサービスを活用しつつ、自分のペースで転職活動を進めたい方におすすめです。
サイト名 | ジョブメドレー |
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運営会社 | 株式会社メドレー |
対応エリア | 全国 |
公式サイト | 「ジョブメドレー」公式サイト |
複数のサービスを活用して自分に合った職場探しを
看護職は人々の健康を支える、なくてはならない仕事です。
雇用形態や勤務時間なども選びやすいので、ライフスタイルに合わせて長く勤められます。
転職をする際は、転職する理由やこれまでのキャリアを見直して、希望条件を明確にしておきましょう。
そして、自分に合った看護職向けの転職サービスを利用して、希望条件に合う職場を見つけてください。