コロナ不況に強い|未経験からIT企業に転職するための3つのポイント

コロナ不況に強い|未経験からIT企業に転職するための3つのポイント

新型コロナウィルス感染症の拡大により、景気が落ち込むコロナ不況が心配されています。そのため、日々進化し続け不況に強いIT企業への転職に注目が集まっています。

ひとくちに「IT企業」と言っても多くの職種があり、また、未経験からの転職は難しいというイメージを持っている方も多いのではないでしょうか。

そこで本記事では、現在の転職市場を解説し、未経験からIT企業への転職を成功させるためのポイントをご紹介します。

コロナ不況を乗り越え、景気に左右されない働き方の参考にしてみてください。

コロナ不況に強い|未経験からIT企業に転職するための3つのポイントの要約

未経験からIT企業に転職するポイント
  • コロナ不況の影響で「テレワーク」ができるIT企業が転職希望者に人気
  • 未経験でもポイントをおさえればIT企業に転職できる
  • 女性がIT企業で働くメリットはたくさんある

コロナ不況の影響で転職希望先業界に変化

コロナ不況の影響で転職希望先業界に変化
新型コロナウイルス感染症拡大防止のため、「テレワーク」が推奨されています。

株式会社学情が転職サイト「Re就活」登録会員を対象に、「テレワーク推奨を受けた、転職志向に関する緊急アンケート」を行いました。

調査レポートによると、「IT・通信・インターネット」業界への転職希望者比率は、「3.7 倍」となり、「テレワーク」 の推奨により転職希望先の業界に変化が見られます。

テレワーク推奨を受けた、転職志向に関する緊急アンケート

※調査期間:2020年4月6日〜4月12日 2020年1月比率

出典:株式会社学情「テレワーク推奨を受けた、転職志向に関する緊急アンケート」調査

「IT・通信・インターネット」業界への転職を希望する理由としては

  • 「テレワークに適応している業界だから」
  • 「テレワークの環境整備 が進んでいるイメージがあるから」
  • 「自分自身のスキルを磨きたい」
  • 「今後 も需要のある業界で成長していきたい」

など、テレワーク推進が影響する理由が目立ちました。

コロナ不況の影響で転職希望先業界に変化

  • IT企業への転職市場
  • IT業界の5つの分類

IT企業への転職市場

IT企業では働き方改革の一環として、既にテレワークを取り入れている企業も多く、コロナウイルスの影響を比較的受けづらい傾向にあります。

また、コロナウイルス感染症拡大防止の為、不要不急の外出自粛の状況下でも、IT企業では採用活動を進めやすいという側面もあります。

面接する側される側共に自宅にいながら、WEBアプリ等を利用したオンライン面接を実施する企業も増えているようです。

採用活動が全てオンライン上で完結できるIT企業にとって、コロナの影響を受けずに必要な人材を確保することができます

上記のアンケートでも転職先としてIT企業の人気が高まっているので、今後しばらくはIT業界に転職希望者が増加していく傾向になるのではないでしょうか。

IT業界の5つの分類

IT業界は大きく分類すると5つの分類に分けることができます。

インターネット・WEB業界

「インターネット・WEB業界」とは、インターネットを通じて様々なWEBサービスを展開している業界です。

ホームページ制作、ショッピングサイト運営、SNS、インターネット広告、サーバ管理などを扱う企業です。

インターネット環境に接続可能な場所ならどこからでもホームページの制作・更新ができることから、テレワークやフリーランスという働き方が増えている業界でもあります

主な職種
  • WEBデザイナー
  • WEBマーケッター
  • プログラマー

情報処理サービス業界

「情報処理サービス業界」とは、企業の業務を円滑に進めるために、情報システムやWEBサイト上で利用されるサービスの開発・運用までを一括して担う業界です。

銀行のATMやお店のレジなど、私たちの生活に欠かせないあらゆる場所で情報処理サービスが利用されています。

主な職種
  • 企画設計
  • 開発職
  • 保守運用

通信業界

「通信業界」とは、一般的に「通信業」と「放送業」の二つをあわせた業界です。

通信業は、携帯電話・固定電話・ネット回線などのサービスを行います。

放送業は、テレビやラジオ放送事業のことで、通信電波を用いた放送を提供しています。

今では私たちの生活に欠かせない携帯電話。

インターネットやSNSを利用するツールとしてはもちろんのこと、テレビやラジオなどの放送を確認するツールとしても当たり前のように使用されています。

主な職種
  • 商品企画
  • プランニング
  • セールスエンジニア
  • カスタマーサポート
  • ネットワークエンジニア

ソフトウェア業界

「ソフトウェア業界」とは、基本ソフトウェアのオペレーションシステム(OS)やアプリケーションソフトウェアなど幅広いシステムを開発・運用する業界です。

主なOSでは、Windows、mac、iOS、Androidがなどがあります。

アプリケーションでは、おなじみのExcel、Word、などのソフトやスマートフォン上で使うアプリ、セキュリティソフトなどです。

主な職種
  • システムエンジニア
  • アプリケーションエンジニア
  • プログラマー

ハードウェア業界

「ハードウェア」とは目に見える機械や設備などを指します。

パソコンやスマートフォン、周辺機器のキーボードやマウスなどの企画、設計、開発などを扱う業界です。

ハードウェアとインターネットを掛けあわせた「IoT」は最近よく耳にするのではないでしょうか。

IoTは「Internet of Things」の略称で、「モノのインターネット」という意味になります。

IoTの技術の進歩により、離れた場所からでも対象の物を制御したり、通信が可能になりました。

最近では便利家電にもIoTが続々と取り入れられていることもあり、今後ますます需要の高まる注目の業界です

主な職種
  • セールスエンジニア
  • 組み込みシステムエンジニア
  • ハードウェアエンジニア

未経験からIT企業に転職する3つのポイント

未経験からIT企業に転職する3つのポイント
コロナ不況にも負けないと注目のIT企業に、未経験から転職するにはどうしたらよいのでしょうか。

IT企業に対するイメージは「理系の人の就職先」「経験がないと難しい」「転職限界年齢35歳」など、ネガティブなイメージを持たれている方が多いようです。

しかし、ポイントさえおさえておけば年齢や理系文系関係なく、未経験でも決して転職は難しくありません。

日々進化するIT技術の進歩に伴い人手不足が深刻なIT業界にとって、ポテンシャルのある転職希望者は歓迎されます

より歓迎される人材になるべく、未経験からIT企業に転職するためのポイントをおさえておきましょう。

未経験からIT企業に転職する3つのポイント

  • スクール、または独学でスキルを身につける
  • 大手やIT企業に強い転職エージェントに登録する
  • 派遣社員としてIT企業を目指す

スクール、または独学でスキルを身につける

IT業界の5つの分類の中でも様々な職種があります。

例えば、インターネット・WEB業界の中でも、「WEBデザイナー」になるのか「プログラマー」になるのかでは、身に付けておくべきスキルは全く異なります。

興味がある職種、自分に向いている職種は何なのかを考え、転職を希望する職種をある程度最初に絞っておきましょう。

未経験OKの求人もありますが、最低限職種に対する知識は身につけておく必要があります。

社内で説明されたことを理解し、指示された仕事内容を調べながらでも円滑に進めるレベルにはしておきたいですね。

そこでおすすめなのが、スクールに通うことです。

職種によって差はありますが、例えば独学でプログラミングスキルを実務レベルまで習得しようとすると、一般的に約1000時間はかかると言われています。

働きながら、1000時間を確保するのはなかなかハードルが高くなってしまいますね。

スクールを利用することによって、実務で使える最新のプログラミング教材を利用して学べるだけでなく、講師に質問しながら学習を進められます。

専門知識のある講師から直接学ぶことで、短い期間でも確実にスキルアップに繋がります

独学でもスキルアップは可能ですが、実際の現場で活かせる「開発」をまずやってみるということが時短でスキルアップできるコツです。

また、現役で働くエンジニアから知っておくべき知識を共有してもらうことも有効です。

最近では、自宅にいながらオンラインで受講できるスクールもたくさん出てきています。

まだしばらく続くことが見込まれる「外出自粛」期間の今、自宅にいる時間を利用して自分が身に付けたい知識をオンラインスクールで学んでおくのも良いかもしれません。

  • 希望する職種をあらかじめ絞っておく!
  • 専門知識を持った講師から学べるスクールはスキルアップの時短に!
  • オンラインで受講できるスクールも多数!

大手やIT企業に強い転職エージェントに登録する

未経験でIT企業に転職するためのポイントは、求人数が多く転職の相談に乗ってもらえる転職エージェントに登録することです。

求人数の多さでは大手求人サイトが強く、未経験OKの求人も見つけやすいので登録しておいて損はないです。

また、IT企業に強い転職エージェントでは専門知識のあるエージェントに相談しながら、自分にあったIT企業を見つけられます。

未経験だと不安も多いですが、転職エージェントに相談することで未経験OKのIT企業を探しやすくなり、不安の解消にもなります。

多くの求人の中から探すことができるので、複数の転職サイトに登録しておくこともポイントです

  • 求人数の多い大手求人サイトは要チェック!
  • 相談に乗ってもらえるIT企業に強い転職エージェントにも登録しておく!
  • 複数の転職サイトに登録し、未経験でもチャンスを広げておく!

派遣社員としてIT企業を目指す

正社員として転職したい人にとっては少し遠回りになりますが、まずは派遣社員としてIT企業で実務経験を積むという方法もおすすめです

派遣社員はいきなり責任ある仕事を大量に任せられることも少ないので、未経験でも勉強しながらリアルな現場の知識を身につけることが可能です。

ある程度経験を積んだ後「実務経験あり」として再度転職活動をすることで、雇用形態にかかわらず有利に進められます。

また、IT企業の雰囲気や職種が自分にあうかどうかの確認もまず派遣社員で働いてみることで、正社員より気軽に試すことができる点もメリットではないでしょうか。

派遣会社によっては数ヶ月間スキル研修を設けていたり、サポート体制が充実している派遣会社もあり、未経験でも必要最低限の知識を身につけることができます

自分が目指したい職種の無料スキル研修の有無やサポート内容などを確認したうえで、派遣会社に登録してみていかがでしょうか。

派遣会社も複数登録しておくことで、選択範囲が広がるのでおすすめです。

  • リアルな現場で勉強しながら「実務経験」の実績を積む!
  • IT企業の雰囲気や仕事内容を知ることができる!
  • スキル研修やサポート充実の派遣会社を選ぶ!

女性がIT企業で働くメリット・デメリット

女性がIT企業で働くメリット・デメリット
ITエンジニアなどの技術者は男性が多いイメージがある方も多いのではないでしょうか?

経済産業省「2019年版情報サービス産業 基本統計調査」によると、回答企業303社のうち、女性のITエンジニアの割合は20.4%となっています。

5年前の2014年版同調査では女性ITエンジニアの割合が15.4%だったので、増加傾向にはありますがまだまだ少ない印象です。

経済産業省「2019 年版情報サービス産業 基本統計調査」
経済産業省「2019 年版情報サービス産業 基本統計調査」02

出典:経済産業省「2019 年版情報サービス産業 基本統計調査」

出典:経済産業省「2014 年版情報サービス産業 基本統計調査」

では、女性にとってIT企業は働きにくい環境なのでしょうか?

実はIT企業は女性にとってメリットもたくさんあり、働き続けやすい企業も多く存在します

自分にあったIT企業を見つけて、長く働き続けるために女性がIT企業で働くメリット・デメリットをご紹介します。

女性がIT企業で働くメリット・デメリット

  • 女性がIT企業で働くメリット
  • 女性がIT企業で働くデメリット

女性がIT企業で働くメリット

IT業界の技術の進歩はめざましく、今後もますます需要が高まる業界です。

女性がIT企業で働き、手に職をつけることで常に時代に必要とされる人材になることができます。

女性の場合、結婚・妊娠・出産などのライフイベントの変化に伴い、出産後に仕事を辞めざるを得ない方もいるのではないでしょうか。

IT企業では需要の多さや人手不足も相まって、出産後の女性の復帰がしやすい環境を整えている企業も多くあります。

テレワークやフレックス勤務の導入で家事・育児との両立をしながら働けるというのは、長く仕事を続けたい女性にとって大きなメリットではないでしょうか

今回の新型コロナウィルス感染症の影響で、子供の保育園や学校の休園・休校になっているご家庭もあるかと思います。

子供にとっても親にとっても安心して自粛生活を乗り切るために、家庭で子供を見ながらテレワークで働くことのできるIT企業はとても働きやすいですね。

また、IT企業の場合は基本的に服装やネイル、髪色など自由なことが多く、オシャレを楽しみながら働くことができる点も魅力的ですね。

ここがメリット!
  • 手に職をつけることができる
  • 職場復帰や転職需要が多い
  • 家庭との両立がしやすい
  • テレワーク、フレックス勤務可能な会社も多い
  • 服装などの自由度が高い

女性がIT企業で働くデメリット

女性がIT企業で働く最大のデメリットは「拘束時間」の長さではないでしょうか。

需要が多く人手不足な業界であるために、仕事がいくらでもあり、残業が多い企業もまだまだ多いです。

納期が明確に決まっている仕事も多く、納期前は残業時間が長くなりがちです。また、急なトラブル対応のための急遽の残業が発生することもあります。

女性のエンジニアの割合から、同僚の女性が少ない傾向にあります。気にしない場合は問題ないですが、社内で孤独を感じる可能性もあるので、注意が必要です。

職種や各企業によっても全く変わってくるので、自分の働き方の希望にあった企業をしっかりと探すことをおすすめします

ここがデメリット!
  • 拘束時間が長い企業もある
  • プライベートのスケジュール調整が難しい職種もある
  • 同僚女性が少ない場合も</li

コロナ不況を生き抜ける人材を目指そう!


今回のコロナ不況はリーマン・ショックを超えるとの指摘もあり、現状の仕事に影響があった方も多くいらっしゃるのではないでしょうか。

ネガティブな気分になることが多い昨今ですが、ピンチをチャンスと捉えて不況でも生き抜ける人材になるべくスキルアップを目指してみてはいかがでしょうか。

滅多にない外出自粛の貴重なお家時間を、将来の自分のためになる使い方ができると効率的ですね。

コロナに負けずに明るい未来を目指しましょう!

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