すぐできる再生野菜(リボベジ)の育て方とおすすめ15選

すぐできる再生野菜(リボベジ)の育て方とおすすめ15選

最近SNSでも話題を集めている再生野菜(リボベジ)を知っていますか。

リボベジとはリボーン・ベジタブルの略で、その名の通り、普段捨ててしまう野菜の根やヘタを活用し、再び育てることを言います。

もともとは節約やエコの観点から話題を集めていましたが、ステイホームが叫ばれる今、自宅時間を楽しむ方法としても注目です。

今回は初心者の方にもおすすめの再生野菜(リボベジ)をご紹介していきます。

育て方も一緒に参考にしてみてくださいね。

目次

再生野菜(リボベジ)がおすすめな4つの理由

まずはモチベーションアップのためにも、再生野菜(リボベジ)の魅力をチェックしていきましょう。

きっと、今すぐにでもはじめたくなるはずです。

1.節約になる


再生野菜(リボベジ)の大きな魅力は、「節約になる」ということです。

本来捨てるはずの根やヘタを使って野菜を育てることができるので、購入する食材を減らすことができ、節約につながります。

収入減が心配されている今だからこそ、できる節約からはじめておきたいですよね!

2.栄養価の高い野菜を収穫できる


再生野菜(リボベジ)では、野菜の実の部分ではなく、葉の部分を育てていきます。

葉の部分にも栄養素がしっかりと含まれています。

栄養素をしっかり摂取できるので、健康面にもプラスの効果が期待できます。

大根やカブの葉の栄養についての詳細はこちら/カゴメ公式サイト「VEGEDAY」

3.インテリアとしても楽しめる


野菜の種類によっては、可愛らしい葉が育つものもたくさん。

オシャレなグラスやお皿を使えば、観葉植物にもなります。

複数並べておくことで、部屋にグリーンカラーが加わり、インテリアの一部として楽しむことができます。

4.とにかく手軽で簡単!


再生野菜(リボベジ)をおすすめする理由として、手軽さと簡単さは大きな魅力です。

準備するものも少なく、キッチンやリビングのちょっとしたスペースがあればOK。

家庭菜園のような広いスペースが必要無いのが嬉しいポイントです。

これさえあればOK!再生野菜(リボベジ)に必要なもの


それでは早速、必要なものをご紹介します。

用意するものはたったの3つです。

①野菜の根・ヘタ
②容器
 グラス・お皿・カイワレやいちごを購入した際の透明パックも可
③水道水

とってもシンプルで今日にでもはじめられそうですよね。

再生野菜(リボベジ)おすすめ野菜|葉物系9選

それでは早速、再生野菜(リボベジ)におすすめの野菜をご紹介します。

まずは、定番の葉物系です。

豆苗|まずはこれからはじめてみよう


再生野菜(リボベジ)の代表的な葉野菜。

とても簡単で育てやすいので、初めての再生野菜(リボベジ)にピッタリです。

育て方ポイント

・豆部分の上の緑の部分を残しておく
・日当たりの良いスペースに
・根に水がしっかり浸るくらいの水量で

水菜|サラダにも鍋にも大活躍


初心者も育てやすい再生野菜(リボベジ)のひとつ。

しっかり大きく育てたい場合は、プランターへの植え替えも可能です。

育て方ポイント

・葉が軽く水に浸りずらい場合は、スポンジなどに挿して水に入れる
・花が咲くと収穫できないので、咲く前にこまめに収穫を

小松菜|スムージーにも使える


さまざまな料理に幅広く使える小松菜。

根と茎部分を3〜4cm残し、水に浸しておくと葉が成長してくれます。

育て方ポイント

・小松菜のように縦に伸びる野菜は、スポンジの中央に穴を開けて入れ込む
・なるべく高さのある容器がおすすめ

長ネギ|新芽が美味しい


なにかと料理の中でも出番の多い長ネギ。

再生野菜(リボベジ)にすることで新芽部分の収穫ができます。

育て方ポイント

・根元を5〜10cm残す
・できるだけ緑の部分を多く残す
・数本をまとめて縛って、水に入れておく
・ペットボトルなど高さのある容器がおすすめ

三つ葉|さわやかな香りが◎


薬味としてはもちろんのこと、お吸い物などの彩りにも使える三つ葉。

さわやかな香りも魅力です。

根付きの三つ葉を購入すれば再生野菜(リボベジ)として収穫できます。

育て方ポイント

・茎を約5cmと葉丈約8cmくらいまでの新芽も残す
・細い茎や先が黒くなった根はハサミでカットしておく
・水量は根が半分浸るくらい
・寒さに強いのでベランダでの育成も可能

セリ|七草かゆにも使える


独特な風味が特徴のセリも、再生が可能です。

三つ葉と同様、根付きのものを購入しましょう。

セリは土に植え替えることで根がはり、より長く収穫することができます。

育て方ポイント

・茎を約5cmと葉丈約8cmくらいまでの新芽も残す
・細い茎や先が黒くなった根はハサミでカットしておく
・水量は根が半分浸るくらい
・寒さに強いのでベランダでの育成も可能

セロリ|スムージーにもおすすめ


歯応えと強い風味が魅力のセロリ。

クセがあるので苦手という方もスムージーにすると取り入れやすくておすすめです。

セロリも根っこを水に挿しておくだけで葉が育ちます。

育て方ポイント

・根のあるものを購入する
・黒くなった根はカットしておく
・水量は根が半分浸るくらい

青梗菜(チンゲンサイ)|中華料理に大活躍


料理に彩りを添えてくれる青梗菜。

ごま油との相性も良く、自宅にあると何かと役立つ野菜です。

育て方ポイント

・内側の新芽を4〜5枚残す
・葉が出てきたら土に植え替えることで、根が張り安定的に収穫可能

キャベツ|水でも土でも育てられる


ある程度葉が出たらプランターに植え替えて育てると、葉が成長し丸々としたキャベツに育ちます。

ただし、肥料なども必要となるので少し上級者向き。

再生野菜(リボベジ)の収穫に慣れてきた方はチャレンジしてみるのもおすすめです。

育て方ポイント

・芯部分を水に浸して育てる
・ある程度葉が出たら、プランターへ植え替え
・成長すると花が咲くので、咲く前に収穫
・夏の暑い時期を避けて植え替える

再生野菜(リボベジ)おすすめ野菜|根菜系2選

続いては根菜系のご紹介です。

根菜系は、成長した葉の部分の収穫ができます。

葉の部分は栄養価も高く、スーパーでは葉付きの状態で販売されていることは少ないので貴重です。

人参|葉からしっかりビタミン補給


人参の葉からは、βカロテンやビタミンEが摂取できます。

いつもは捨ててしまう切り落としたヘタ部分を水につけて育てるだけ。

新しく育った葉はクセがなく食べやすいのも魅力です。

育て方ポイント

・1週間ほどで収穫可能
・ヘタを2〜5cmくらい厚めに残す
・実が半分浸るくらいの水量で
・なるべく浅めの容器がおすすめ

大根|ふりかけ作りにチャレンジ


大根の葉にはビタミンやミネラルが豊富に含まれています。

細かく刻んでごま油で炒めて作るふりかけは、ご飯のお供におすすめです。

育て方ポイント

・1週間ほどで収穫可能
・ヘタを2〜5cmくらい厚めに残す
・実が半分浸るくらいの水量で
・なるべく浅めの容器がおすすめ

再生野菜(リボベジ)おすすめ野菜|ハーブ系4選

最後にハーブ系のご紹介です。

実際に使うハーブは少量で事足りることが多いので、わざわざ購入する必要がないのはとても便利。

キッチンに置いて育てておけば手軽に料理に加えることができ、いつもの料理もワンランクアップするはずです。

バジル|トマト料理と相性抜群


ピザに使用したり、ジェノベーゼソースを作ったりと、イタリア料理によく使用されるバジル。

バジルは根が付いていなくても水に浸しておけば、数日後に根が出てくるのが特徴です。

育て方ポイント

・水に浸る部分の葉は取り除く
・日当たりの良い室内におく

パクチー|葉っぱが可愛くて観葉植物にも


育つ葉の形がとっても可愛いので、見た目からも楽しむことができます。

葉を取った後の茎や根を水にしっかり浸します。

葉が出たら土に植え替えてください。

育て方ポイント

・収穫は土に植え替えてから1〜2週間頃
・なるべく根がしっかり生えているものを購入する
・高温多湿を避けておく

クレソン|ピリっとした辛味が特徴


肉料理の付け合わせによく使われるクレソン。

ピリっとした辛味とさわやかな香りも特徴です。

育て方ポイント

・水に浸る部分の葉は取り除く
・日当たりの良い室内におく

ミント|ミント水がおすすめ


鼻に抜けるようなさわやかな香りが魅力のミント。

ミネラルウォーターにミントの葉を浮かべるだけで簡単にミント水を作ることができます。

これから暑くなる季節におすすめの使い方です。

育て方ポイント

・水に浸る部分の葉は取り除く
・日当たりの良い室内におく

再生野菜(リボベジ)を成功させるコツ

手軽で簡単な再生野菜(リボベジ)ですが、うまく育てるために忘れてはいけないコツがあります。

コツもしっかりチェックしておきましょう。

水替えを忘れずに


新鮮な水に替えてあげることが大切です。

1日1回は必ず交換してあげてください。

また、水を替えるときに、根っこのヌメリや藻をしっかりとってあげることもポイント。

異臭がしたりカビや腐食が現れたら、残念ですが迷わず捨ててくださいね!

使用している容器も一緒にきれいに洗ってあげましょう。

水の分量をしっかりチェック

清潔な水と同様に、水の分量も再生野菜(リボベジ)を成功させる大切なキーポイントです。

野菜が水に浸り過ぎていると、カビが生えてしまったり、腐りやすくなってしまいます。

容器に入れる水は、薄く張る程度にしておきましょう。

野菜に合わせて容器を変える

育てる野菜によって、それぞれ適した容器が異なります。

豆苗やネギなどの葉野菜は、高さのある深めの容器に。

人参や大根などの根菜は、浅めの容器がおすすめです。

高さ調整がしやすいペットボトルもおすすめ。

水の色の変化や根の生え具合が確認しやすいので、できるだけ透明な容器を選ぶようにすると育てやすくなりますよ。

置き場所に気を配る


中には寒さに強い野菜もありますが、基本的には日当たりの良い場所に置くことをおすすめします。

部屋の窓際などが適しています。

また、ッチンの日が当たる場所もおすすめ。

水もこまめに取り替えやすく、料理にも使いやすくて便利です。

ただし、直射日光の当たりすぎは良くないので気をつけてあげましょう。

手軽でエコなリボベジライフをはじめてみよう


今日からでも簡単にはじめられる再生野菜(リボベジ)をご紹介しました。

ゴミの削減にもなり、エコにつながるのも嬉しいポイントです。

再生野菜(リボベジ)を少しづつ生活の中に取り入れて、育つ過程も楽しんでみてはいかがでしょうか。

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