面接で好印象を与えるメイクは清潔感のあるナチュラルメイクです。最近では肌にフィットするファンデーションや自然にボリュームアップしてくれるマスカラなど種類豊富に登場しています。
「面接向けメイク」といっても、薄くメイクするとすっぴんのようになってしまうし、濃くすると面接では派手になってしまいます。
そこで本記事では、面接で好印象を与えるベストバランスのメイクのポイントを解説します。おすすめのコスメも紹介。
- 健康的で清潔感のあるナチュラルメイクが基本
- 知性を感じさせるアイブロウとアイメイク
- ポイントメイクは薄くつけて血色をプラス
健康的なナチュラルメイクが基本
肌づくりで心がけること
- 肌の色にあったファンデーション選び
- 薄くつけてナチュラルに
- 下地を使って透明感をあげる
肌の色にあったファンデーション選び
ファンデーションは暗すぎず明るすぎないものを選びましょう。ファンデーションを頬にのせて肌色になじむものがベストです。
手のひらで色をあわせるやり方もありますが、顔より手のほうが日焼けしているので実際より暗い色を選びがちになってしまいます。
室内の蛍光灯だけでなく屋外の自然光や室内の暗めのライトなど、さまざまな光のもとで肌なじみを確認すると「ファンデの色が肌から浮いている」という事態が発生しにくくなります。
薄くつけてナチュラルに
面接のときに好印象なのは、清潔感のある健康的なナチュラルメイクです。ファンデーションも薄くつけて自然な印象に仕上げましょう。
「薄くつけるとニキビやシミが気になる」という方は、薄くコンシーラーをのせてカバーするのもおすすめです。
でも、コンシーラーはうまくつけないとヨレたり濃い印象を与えたりしてしまいます。伸びのいいコンシーラーを選ぶようにしましょう。
下地を使って透明感をあげる
ファンデーションの前につける下地には、色むらを整える・肌にうるおいを与える・ファンデーションと肌を密着させるなどの役割があります。
肌がうるおってファンデーションがキレイにのることで、透明感がプラスされます。化粧崩れもしにくくなるので、面接メイクの必須アイテムです。
淡いピンクのカラーがついている下地は血色も良くみえます。下地&ファンデーションだけで色むらが隠せないときは、下地のあとにコントロールカラーをプラスしましょう。
おすすめのファンデーション
RMK「ジェルクリーミィファンデーション」
デパコス代表はジェルとクリームが一体化した透明感とカバー力をあわせもつファンデーション。うるおいがあり肌にツヤを与えます。ブラシを使ってぬると肌への密着度もアップ。
media「クリームファンデーション」
プチプラ代表はmediaの高保湿のクリームファンデーション。肌へのフィット感が高く自然なツヤとうるおいを与えてくれます。仕上げにパウダーをつけて化粧もちもキープ。
アイブロウで知性をアピール
アイブロウメイクのポイント
- 本来の眉の形をいかして描く
- アイブロウマスカラで毛流れを整える
- コンシーラーでアウトラインをなぞる
本来の眉の形をいかして描く
アイブロウはご自身の眉毛の形を生かして描きましょう。面接のときは気持ちを込めて表情豊かに話したいものです。笑ったり真面目な顔をしたりして話していると、眉毛は表情とともに動きます。
本来の形と違う眉毛を描いていたら、眉毛のまわりの筋肉と描かれた眉毛がちぐはぐになって自然さが減少してしまいます。
たとえば下がり眉でないのにメイクで下がり眉にしている人は、表情をつけたときに眉の上の筋肉(眉丘筋)がモコっと目立ってしまうことがあります。
面接のときは、トレンドを忘れて骨格にあった本来の眉毛の形をいかしましょう。
アイブロウマスカラで毛流れを整える
眉毛の毛流れを整えるとスッキリして知的な印象を与えることができます。
アイブロウマスカラで毛流れを整えましょう。眉毛に立体感もでます。
アイブロウマスカラの付け方は、まずはブラシについた不要な液をティッシュオフします。次に、眉毛の濃い方は毛流れに反してつけます。最後に毛流れにそってつけて完成です。
薄い方は最初から毛流れにそってつけましょう。
一部生えていなかったりまだらになっていたりする方は、眉頭だけ下から上にジグザグにつけて残りは毛流れにそってぬりましょう。
時間がなくて「毛流れに反してつけてから毛流れにそってつける」工程ができない方は下から上にむかってジグザグにつけていくだけでも整います。
コンシーラーでアウトラインをなぞる
眉毛を描いたあとは、アウトラインをコンシーラーでなぞるとスッキリ清潔感のある目元が完成します。自然に立体感のある眉毛を演出することもできます。
眉毛をそりすぎて青くなっている部分もカバー可能。コンシーラーは筆でつけられるタイプのものが細かく描けておすすめです。
ニキビ跡を目立たなくするコンシーラーのカラーよりワントーン暗めのもののほうが白浮きしません。アウトラインをなぞったあとは、コンシーラーの周囲を肌に軽くなじませましょう。
アイブロウペンシルだと左右均等に描けなかったのにコンシーラーで縁取りすると左右のバランスが整うこともあります。
おすすめアイブロウコスメ
ヘビーローテーション「カラーリングアイブロウ」
黒い髪にも使える茶色系アイブロウとして一世を風靡したアイテムです。黒髪・黒め眉毛でも重くなりすぎずふわふわとした軽い眉毛を演出してくれます。
KATE「デザイニングアイブロウ3D」
ご自身の眉色にあったカラーがカスタマイズできてノーズシャドウもついている優秀アイブロウ。小さいブラシはコシがあるので、眉尻のメイクもお手のものです。
アイメイクは無難に
アイメイクのやり方
- アイシャドウはブラウン系がベスト
- アイラインはにじみを防止して
- マスカラはセパレートさせる
アイシャドウはブラウン系がベスト
アイメイクは無難が一番です。つけまつげ、カラーコンタクトなどはさけましょう。アイシャドウはベージュやブラウンなどがベストです。
3色くらいのカラーが入っているパレットが使いやすいです。
1番淡いカラーをアイホール全体にのせて、2番目に暗いカラーをまぶたのきわから二重部分のあたりにのせます。
一番暗いカラーでアイラインを縁どります。大きいラメが入っているアイシャドウは派手な印象になるので上品なパールが入っているものにとどめておきましょう。
アイシャドウ下地をつけるともちもよくなります。面接までに時間があって崩れを防止したい方はアイメイク用下地の活用をおすすめします。
アイラインはにじみを防止して
アイラインを描くと目元がはっきりします。面接のときも描きたいですが、落ちやすいアイライナーだと目の下が黒くにじんでしまいます。
面接のときは普段から使っていてにじみやすさを把握しているアイライナーにしましょう。
目にうるおいがあってアイライナーがにじみやすい方は、涙袋にパウダーをのせておくと黒くにじみにくくなります。
アイライナーはリキッドやジェルがにじみにくいです。ペンシルタイプは初心者でも失敗なく描きやすいですがにじみやすくもあります。
マスカラはセパレートさせる
マスカラは目元がはっきりするので、面接のときもつけたいコスメです。
ダマになりやすいタイプもあるので、つけたあとはブラシなどでセパレートさせましょう。
マスカラもアイブロウマスカラ同様、まずは不要な液をティッシュオフします。ビューラーでまつげをあげたあと、根本を3秒くらい押してしっかりぬって先にむかってスッと引き抜くようにぬります。
根本をしっかり固定することでカールキープ力があがり、アイラインをひいたように目をはっきりさせることもできます。
眉毛のようなファイバーが入っているタイプだと、時間がたつとポロポロと落ちてくるものもあるので気をつけてください。
おすすめアイメイクコスメ
ヒロインメイク「ロング&カールマスカラ アドバンストフィルム」
ウォータープルーフの落ちにくさとフィルムタイプのお湯で落とせる利点を備えた人気マスカラ。ダマにならずにじみにくくお値段も手ごろというおすすめマスカラです。
CLINIQUE「ラッシュパワーマスカラ ロングウェアリング フォーミュラ」
繊細でのびたまつげを作ることのできる面接メイクむきマスカラ。ぬるま湯で簡単にオフできますが、落ちにくくにじみにくい特徴もあわせもっています。
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チークとリップは薄くつけるのがポイント
ポイントメイクのコツ
- パーソナルカラーにあわせて血色をプラス
- チークとリップは濃くつけすぎないように注意
- リップはアウトラインをとる
パーソナルカラーにあわせて血色をプラス
チークとリップのポイントメイクで自然な血色をプラスすることができます。
ポイントメイクで似合うカラーはご自身のパーソナルカラーによって異なります。パーソナルカラーは大きく分けてイエローベースとブルーベースの2種類あります。
肌の色や目の色によって、コーラル系やピンク系など似合うカラーがかわってくるので診断サイトなどを活用してチェックしてみてください。
似合う色は、目の色、肌の色、髪の色によって決定します。
そしてこの中で一番面積の大きい肌の色の影響を最も強く受けます。
引用:美メイクカラー診断|アテニア
美メイクカラー診断|アテニアでは、ファンデ・シャドウ・チーク・リップなどの似合うカラーが診断できます。
いくつかの質問に答えて、自分の肌を写真に撮ってアップロードすると、パーソナルカラーを診断してくれます。
下記画像は診断結果画面の一例です。似合うカラーのコスメの型番なども把握できます。
濃くつけすぎないように注意
ポイントメイクは派手になりすぎないように薄くつけることを心がけましょう。
パウダータイプは、コスメを購入したときについてきたブラシだと小さいのでつけすぎてしまう可能性があります。
できたら大きめのブラシを用意して、ササッと軽くつけるようにしましょう。チークをつけすぎた場合は上からパウダーをのせるとごまかしがききます。
リップは保湿成分のあるものを優先的に選びましょう。色は軽く淡い色がのるくらいで十分です。
はっきりした色合いのトレンドのメイクがしたくなるかもしれませんが、面接のときはトレンドより無難さを優先しましょう。
業種によりますが、採用の決定権をもっているのは中高年男性であることのほうが多いです。
リップはアウトラインをとる
リップをぬるときは、筆などでアウトラインをとると上品な印象にしあがります。
リップラインをひくことで唇の形を整えたくなるものですが、上唇の1番高い部分と下唇の低い部分の位置をかえないようにすると自然な印象にしあがります。
リップペンシルを使うなら、アウトラインだけでなく少し内側まで塗りつぶしましょう。リップが落ちてきても色むらがでにくくなります。
リップをぬったあとにコンシーラーで唇の形のアウトラインをとると、>唇のでこぼこした形が整ってスッキリした印象にしあがります。
口角は少し上げるイメージで「く」の字型にひくと品のある小さな唇にみえます。
おすすめのチークとリップ
CEZANNE「ナチュラルチークN」
プチプラチークといえばCEZANNEのチーク。360円という格安ながら発色がよく色合いも素敵と売り切れ続出の大人気アイテムです。肌なじみもよくつけるだけで肌に透明感がでます。
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OPERA「リップティントN」
落ちにくく唇にツヤを与えるティントタイプのリップです。するするとのびがよく朝に塗ったら夕方までもつ心強い存在。食事のときや話しているときに「リップは落ちていないかな」と心配も無用です。
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メイク前のお手入れで清潔感アップ
メイク前のお手入れで仕上がりに差をつける
- 産毛をそる
- 蒸しタオルで血色と化粧のりアップ
- シートマスクでうるおいを与えて
産毛をそる
面接のメイクの前にお手入れを少ししておくだけで清潔感とヘルシーさがかなりアップします。産毛をそるだけで肌が1トーンは明るくなります。
くすみの原因の古い角質も取り除くことができるので、透明感もでてきます。メイクのりもよくなりますよ。
全日の晩にそるのがベストタイミングです。当日の朝はバタバタと忙しいですし、かみそりまけをして肌が赤くなっても困ります。
蒸しタオルやお風呂の蒸気などで肌を温めてからそりましょう。肌はやわらかくしてからそるほうが傷つきにくくなります。
蒸しタオルで血色と化粧のりアップ
化粧前には電子レンジなどで温めた蒸しタオルで毛穴を開いてあげましょう。化粧水などの美容成分も浸透しやすくなりますし、血色もよくなります。
タオルはハンカチタイプの小さいものだと、すぐに冷めてしまうのでスポーツタオルくらいの大きさのものがおすすめです。
折りたたんで使い、冷めてきても開いたら内側はまだ温かさをキープしているので何回か使うことができます。
電子レンジで温めた直後のタオルは熱くなっていることもあるので気をつけてください。
温かいタオルを2,3分ほど顔にのせて横になっていると、リラックスできて面接にむかう気持ちを整理することができます。
シートマスクでうるおいを与えて
肌はうるおっているほうが化粧のりともちがよくなります。使う順番は、蒸しタオルで毛穴を広げたあとに、化粧水で肌を整えたあとシートマスクでうるおいを与えてあげます。
100円均一で売っているシリコンのマスク「シリコーン潤マスク」を上からかけると、さらに保湿されると評判です。
シートマスクによってはオールインワンタイプのものもあるので忙しい日は時短になります。
シートマスクは肌がやわらかくなって美容成分も浸透しやすくなるのですが、その分外部刺激も受けやすくなります。敏感肌の方は使い過ぎに注意してください。
おすすめお手入れグッズ
Panasonic「フェイスシェーバー フェリエ」
美容関係の家電に強いPanasonicのフェイスシェーバーです。市販のカミソリでは肌荒れしてしまう、という人からも高い支持をえています。顔の産毛の根元からそりあげてくれます。
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MEDIHEAL「N.M.FアクアアンプルマスクJEX」
肌をしっとり保湿してくれるシートマスク。化粧水で肌を整えた後に密着させましょう。「肌のトーンが明るくなった」「肌にハリがでた」と口コミでも人気上々のアイテムです。
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面接はナチュラルメイクが好印象
- 清潔感とヘルシーさのあるメイクを意識して
- 肌色になじむファンデーションを選んで
- アイブロウとアイメイクで知性とさわやかさをアピール
- 化粧前のひと手間が仕上がりに差をつける
面接で好印象を与えるメイクについて紹介しました。面接のときのメイクは「清潔」「ヘルシー」なメイクが好印象です。
アイブロウマスカラで毛流れを整えてスッキリとした知性をアピールし、ブラウン系で上品な目元を演出しましょう。
顔色がよくない場合は、チークやリップなどを薄くつけて自然な血色をプラスします。メイク前に産毛をそったりホットタオルで血行をよくしたりしていると肌がワントーン明るくなります。
面接用メイクで内定を勝ち取りましょう。