便利な調理家電の代表でもある電子レンジは、調理済みの食材を温めるためだけではなく、下ごしらえからメインメニュー作りまでさまざまな料理に使うことができる優秀なアイテムです。
料理が苦手でつい市販品で済ませがちな方でも電子レンジを使いこなすことで手軽に楽しめるレシピをご紹介します。
電子レンジの特徴とおすすめのポイント
電子レンジは、火加減の調整が不要で鍋やフライパンなどの洗い物も少なく済む便利な調理家電ですね。
その特徴を理解することでうまく使いこなしていきましょう。
加熱のしくみにより時短調理が可能
料理が苦手な人はキッチンでの作業時間の長さがネックの1つですが、電子レンジは時短調理の味方になってくれる頼れる存在です。
電子レンジのしくみは、電磁波の作用によって食品の中の水分を振動させて発熱させる調理器具で、加熱の強さはワット数で調整します。
食品のなかから温めるため短時間で素材に火を通すことができ、その効果を利用して下処理であらかじめ素材を柔らかくしておくことで、炒め物なども手早く作ることができるのです。
栄養の流出を防げる
ブロッコリーやほうれん草などの緑黄色野菜に含まれるビタミン類は水溶性のため、茹でることで栄養が流出して減少してしまうと言われています。
ですが、電子レンジを使用すれば水に浸さず調理するため野菜からの栄養の流出を防ぐことができます。
料理が苦手だと調理不要な生野菜サラダなどでつい済ませがちですが、栄養が詰まった温野菜を手軽に毎日の食生活に取り入れられるのは良いですね。
電子レンジレシピの注意点
電子レンジは、食材の内部にある水分を電磁波によって振動させて摩擦を起こすため、使用する容器や加熱方法に留意しておく必要があります。
電子レンジ使用可能な容器を利用する
電子レンジで食材を加熱する際に使用する容器は、必ずレンジ対応か確認して使用します。
レンジ対応ではないプラスチック容器やガラス容器を使用すると、変形したり割れたりして大変危険ですし、金属の装飾がついたものは火花が散ったり、高温になったりするため気をつけましょう。
突沸や爆発に注意
「卵を電子レンジで加熱して破裂した」という話はよく耳にしたことがあるかと思いますが、他にもたらこや銀杏など殻や膜があるものは、なかの水分が膨張して爆発する危険があるため避けましょう。
また、とろみのあるカレーやトマトソース、味噌汁などの液体を加熱すると急激な沸騰により、取り出す際に「突沸」と呼ばれる現象が起きて、熱湯が周囲に飛び散り火傷をする恐れがあります。
温めすぎないように十分に注意し、加熱後は少し時間をおいて温度が下がるまで待って確認してから、取り出すようにします。
電子レンジで簡単!メインのおかずレシピ13選
レンジで加熱するだけで献立のメインになるようなおかずも簡単に作れたら嬉しいですね。
1.簡単!豚と白菜の重ね蒸し
耐熱容器に白菜と豚肉を順に広げて並べ塩コショウをして、電子レンジで4~5分加熱すれば完成のボリュームおかず。
つけダレをいろいろ変えると手軽な鍋のようにもなりますね。
豚と白菜の重ね蒸し by 栁川かおり |レシピサイト「Nadia|ナディア」
2.冷凍うどんをレンジ加熱で和風パスタに
冷凍庫に常備しておくと便利な冷凍うどんで手軽に作ることができるカルボラーナ。
冷凍うどんをレンジ加熱して準備しておくので、具材をパパッとフライパンで炒めて混ぜ合わせるだけです。